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彼岸入り

本日は彼岸の入りです。この日を待つかのように、一気に春日和となりました。写真は境内のコブシ。八分咲きといったところ。

「梅は咲いたが、桜はまだかいな・・・。」ということばがありますが、梅と桜の間に、いろいろな花が咲きます。代表格が桃。春の彼岸のこの時期は、それら狭間組の花々が競い合って咲きます。年によって順序や咲きぶりが微妙に異なりますね。今年は全体的に遅い感じ。こぶしが目立っています。いつもは、ミツバツツジ系が目立つのですが、まだ蕾です。これらは、皆、葉が出る前に花が咲くから目を引くのです。
 

本日は、暖かな天候もあってか、多くの参詣の方々で賑わいました。
当寺は、四国八十八ヶ所霊場の神奈川県版、「相模国新四国八十八ヶ所霊場」の59番札所になっています。その巡拝の方々も見えられました。

そして、彼岸入り日の行事として、春と秋のこの日、写経会を例年催しています。

何故この日かといいますと、彼岸とは、悟りの境地、安心・安らぎの境地を指す訳です。ですから、この境地を求め目指して、生活を見直し、生き方を点検する週間であるべきだからなのです。
           
仏の生き方に学ぶには、絶好の機会。宝蔵の経典を書写して、その境涯を修行する意味ある期間なのです。お墓参りも、あの世へ心を馳せる大切な慣習とは思いますが、この世での心の「あんじん」の心がけも重要なのです。

当寺では、何も用意されなくても、簡単に写経体験が出来るように準備しています。簡易毛筆ぺん、ボールペン写経もOKです。台紙は、定番の『般若心経』の他、『観音経』、『修証義』『延命十句観音経』なども用意しています。『般若心経』ですと、およそ1時間で書き上がります。
      
『般若心経』で説く、般若波羅蜜多は、彼岸の岸に到る智慧を指す言葉ですので、正にタイムリーの行事ではないかと、自画自賛している訳です。ご参加の皆様、有難うございました。
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