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ネットワーク坐禅会・その4…家坐禅の仕方・坐蒲

ネットワーク坐禅会・その4         

                                                    …  家坐禅の仕方・坐蒲 … 

 家での坐禅の仕方を工夫してみましょう。まずは座蒲団です。椅子でも良いです。ベッドに座ってもできます。蒲団なしでもいいかも知れません。正式には坐蒲(ざふ)と呼んで市販されています。

「坐蒲」の豆知識

坐禅において安定した姿勢をキープすることは極めて重要で、姿勢が崩れる(安定しない)と坐禅に集中できなくなり、効果の質が下がってしまいます。道元禅師も坐禅をする際には坐蒲を用いるようにと述べているので、坐禅の際には坐蒲(あるいは坐蒲に準ずるもの)が欠かせません。尻の下に何もないと、腰骨を立たせにくく、背中が伸びにくいのです。

ソファーで使うクッションや余った枕を坐蒲として使う事例もあります。中にプラスチックのストローを細かく切ったようなものが入ったものもあり、高さが調節しやすく湿気にも強そうです。また、ウレタン材質のものや蕎麦殻が入ったものも良さそうです。手軽には、綿やスポンジ入りの座布団を二つや四つ折りにしたものが一般的です。尻の位置が上がっている状態をキープできれば、いろいろと代用できそうなものは家の中にありそうです。

正式には、坐禅専用のお尻の下のみに敷く、丸形のクッションのような蒲団を置くのが標準です。これを坐蒲(ざふ)といいます。坐禅は体一つで行うことができますが、唯一必要な道具を挙げるとすれば、この坐蒲です。仮に坐蒲がなくても坐禅が組めないことはありませんが、あったほうが坐禅がしやすいのは間違いありません。

坐蒲を購入するにあたって

普段の生活ではなかなか目にする機会もなく、坐禅をしてみたいと思っていざこれを買おうと思っても、どう選んでいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
 坐蒲選びのポイントは「材質」にあります。そもそも坐蒲とは、パンヤと呼ばれる植物性の「わた」を布で覆うようにして作られています。僧侶向けの法衣・仏具専門店で販売されていますが、最近ではネットによる通信販売も盛んです。どこで売られている坐蒲であっても、基本的には似たり寄ったりで大きな違いはないように思いますが、パンヤを覆っている布の材質に違いがあり、値段も異なります。
最も一般的な材質は綿素材の坐蒲で、坐禅会などで多くの寺院で使われているものです。しかし、この綿素材の坐蒲には、尻が滑りやすいという大きな問題点があります。滑りにくい素材はビロードです。
坐蒲の金額は綿素材で5;000円前後、ビロードは綿よりも2~4割ほど高い7~8,000位の傾向にあるようです。

因みに、永平寺御用達の、福井県の「西浦法衣店」(TEL:0776-22-6374)では、ビロード素材で、大(直径34cm)6000円、中(直径28cm)5000円と安価です。

 この時節、坐禅関連の記事をネット検索すると「家坐禅」に関するものも多く発信されています。全国曹洞宗青年会の記事は懇切です。

 

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