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スポーツ観戦、その2

テニスは一方的なシャラポア。くずれそうになっても、ここぞで踏ん張れたのは昨日の杉山との違いか。勝負が見えた頃、即寝でサッカーに切り替え。

いやあ、見応えありました。0-0で、延長戦。しかも後半残り2分まで0-0。延べ120分の試合時間のうち、119分にイタリアのゴール。そして、立て続けに追加点。2-0でドイツの敗退の決まり。やはりレベルの高いサッカーだと思います。日本戦のときは、イライラしたのですが、第三者的に見れる気楽さからでしょうか、ベンチワークも見応えありました。疲れの見えてきた後半の中頃、両チーム、意図のはっきりした選手交代。結果的にはここで替えたジラルディーノと延長になって替えたデルピエロの動きが勝負を決めたように思います。むしろここまでデルピエロを温存できたイタリアのベンチワーク勝ちとも言えると思います。ドイツもよくやりました。両ウイングを交替、最後は得点王候補のクローゼまで替えて、徹底した戦術とパワーの維持に努め、バランスあるヨーロッパ型サッカーを貫きました。私は個人的には、ドイツの正にタイヤ交換と思えるような交替の意図に感動しました。

今回のベスト4はすべてヨーロッパ勢。個人よりも組織重視。そして、終盤はカーレースでいうところのタイヤ交換と燃料補給のピット采配。疲れてきた時にどう対応するかの勝負。そして、最後はPKでキーパーが何本止められるか。近年のワールドカップサッカーの決勝トーナメントはそういう戦いですね。もちろん、ブラジルのようにスーパースターが組織を上回る得点を入れればぶっちぎりの勝ちだと思いますが、長時間動き回るのは難しいのですね。

残りはフランス・ポルトガルと、そしてイタリア。組織サッカーの醍醐味を堪能しましょう。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
奥が深い…… (某子)
2006-07-05 14:27:53
わ~~、興味深い解説です。

カーレースのタイヤ交換からピット采配まで出てきて、teraさんは本当に奥が深いお方です。 



確かに決勝トーナメントになって、これぞ本当のサッカーだと思える試合続きですね。緊迫感もすごいし。



個人的には、試合中に日本人の審判がちらりと映ったのがうれしかったです。日本人選手は帰国してワールドカップは終わったかのように、すっかり元の生活に戻っているのに、まだちゃんと頑張っていて。
 
 
 
→某子さん (tera)
2006-07-05 18:15:11
独自の変な視点を評価いただき有難うございます。テニス情報有難うございます。



審判チラリ見ました。交替要員チェックの場面でしたでしょうか、すごいことですね。



すばらしい試合に感動している最中、テロップでミサイル発射の速報が流れていて、複雑な思いでした。
 
 
 
裏では…… (某子)
2006-07-06 14:17:32
裏番組、全部ミサイルのニュースでやんやの大騒ぎでした……。臨時ニュースです、としないで、サッカー中継でがんばったNHKは評価に値します、なんて言っちゃあ非国民ですね!
 
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