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長崎①長崎に原爆は落ちていない

お待たせしました。長崎の報告を開始します。
写真は、平和祈念像の前で、今回のメンバーで平和記念の法要を行うところです。
ここを訪れるのは、二回目。30余年前の高校の修学旅行以来です。平和像は当時より少し青みがかかって(イメージでは真っ白でした)、公園も立派に整備されているように思いました。

今回初めて知ったのですが、「長崎に原爆は落ちていない」ということです。びっくりしたのですが、広義ではもちろん長崎なのですが、地元の地理感覚では、爆心地付近は「浦上(うらがみ)」と呼び、港のある長崎の街とははっきりと区別している地域に当たる訳です。しかも、この辺りは平面が少なく、谷あいが入りくんでいますので浦上と長崎とは、一部が谷筋で繋がっているものの、ほとんどは山にさえぎられているのです。
 小倉の投下を目標で発進したB29は、曇り空の小倉投下をあきらめて、長崎の攻撃に切り替えたものの、造船所のある市外は雲で覆われていたため、隣の浦上に落としたらしいのです。浦上はさしたる軍事施設もなく、のどかな農村の広がる住宅街だったらしいのですが、一瞬にして悲劇の街となった訳です。

 

写真左は無縁死没者の納骨名簿碑ですが、「お名前に心当たりのある方はご連絡ください」の文字がありました。確かに名簿の中で判明者が白くぬりつぶされた箇所があり、60年を経た現在なお、身元の確認を続行中であることに傷跡の深さを感じました。
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