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同窓会

本日、昨年まで務めていた主任児童委員仲間との懇親の会があった。いわば同窓会である。

主任児童委員制度は、いじめ・虐待など児童問題が深刻化する中で、従来の民生委員が兼務する児童委員制度では対応しきれない部分を補う目的で、平成6年から導入された。私は学校を退職した直後でもあったため、何もわからないままに選任され、活動を開始した。他の仲間もそうであった。特にこの職への期待は、乳幼児・育児への対応も考慮して、女性が多く就任されることにもあった。退職教員はもとより、PTAの役員、地域の子供会・婦人会・町内会などで活躍している人が多く選任されてきた。

 そんな中で、何をどのようにしていけば良いのか、すべて手探りであった。びっくりするのは立ち上げた役人の方々に聞いても、「具体的にはみなさんで考えてください」式であった。

 本日の仲間は、そんな草創期に苦労を共にした各区の代表者たちで、まだ現在も市の代表として牽引している人たちも含まれていた。
 益々、深刻化して居場所のない孤立化が進む児童を取り巻く諸問題。私も退任はしたものの、何らかの形で今後も関わっていきたいものだ。それぞれは別の道で活躍の形が変わって行くが、積み重ねた苦労と足跡は、根となり種となってはばたくことであろう。

 そんな意味もこめて、同じ児童福祉に興味関心を持って専門性を高めたもの同志が、今後もときどき集まって親交を深めようということに話は盛り上がり、賑やかに夜は更けた。電車で帰る人は終電スレスレであった。


     

 このような同窓会。私はいくつあるであろうか。
小学校の同級生の仲間、高校のクラブの仲間、修行道場での同期生、・・・。これらは何年経っても会うのが楽しみで、最低年に1回以上は懇親を深めている。このような会での特徴は、ただ過ぎ去った過去の思い出に浸っているだけではなくて、共通の経験を通した上に現在をあゆむ姿を、互いに見せ合いながら明日への活力にしていく・・・といったところだろうか。バカを言っても許される気軽さがある。自分のあるべき姿のモデルとして参考になることも多い。

こうして同窓会を振り返ってみると、このような集いは、頑張った頃の自身の財産のようにも思える。
そして、今回このような同窓会がまた一つ増えた。
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