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釈尊の遺言・続『ブッタ゜の最期のことば』

お釈迦様の遺言は何だったのか?

涅槃経(古い)によれば、最期の言葉は次のようです。

「さあ、修行僧たちよ。お前たちに告げよう、『もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい』と。」

(中村元訳『ブッダ最後の旅』)


涅槃経(新しい)には、同じ場面と思われる描写は次のようです。

「君たち修行僧よ、凡夫や神々のように憂い悲しんで泣いてはいけない。怠らず、精進し、心を正しく制御して、教えを忘れてはならない。」(中略)
「君たち、心を開きなさい。そのように悲しんではならない。もろもろのブッダの教えは何であったか、黙って聞くように、つねに怠けず、心を律し、正しく教えを記憶し、もろもろの悪を離れ、心を休めて幸せを味わえ。」(中略)
「心を慎み、怠けないこと、これを甘露(不死)という。怠けて慎みがないこと、これを死という。もし怠けなければ、不死の理を体得し、もし怠ければ、つねに死への道へ赴く。」

(田上太秀訳『ブッダの最期のことば』)

共通して言えることは、「怠ける(怠惰)」ことを強く戒め、精進して頑張ることを説いていることです。

遺言の言葉・・・『怠けるな!』

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