もとは、日本の本なんですが、英語に翻訳されたものを読みました。
Naoki HigashidaというAutismの当時13歳の子が書いた本。
アイルランドに住む作家の奥さん(日本人)が自分たちの子供がAutismと診断され、いろいろな本を漁っている時に出会い、翻訳して知り合い等に配っていました。
でも、正式に翻訳して出版するべきだと言われ、英語版が世に出てきました。
Jon StewartのThe Daily Showで紹介されていて、Jon Stewartが大絶賛していました。それで、相棒が早速購入したのだ。
私はAutismではありませんが、彼と同じ思いをしたなって思ったところがあった。
Autismの子はうまくしゃべれない。だから、何も理解できないだろうと思われがち。自分の思っていることをうまく表現できない。そして、実年齢よりも子ども扱いされる。
これは、まさしくとろがトロントに来た頃の状況。
英語でうまく伝えられない。発音がおかしいからわかってもらえない。うまくコミュニケーションをとれないから一人の人として扱ってもらえない。
とってもしんどかった。
これで、全く英語がわからなければ傷もつかないのですが、下手に相手の言っていることは分かるし、自分で納得のいくように話せないし、、、結構泣いたなって。
この本の中では、なんでAutismの子は同じことを繰り返すのか?なんでAutismの子は散歩が好きなのか?なんでAutismの子はこういう行動をするの?などなど、質問に答えるように進んでいきます。
彼の心の叫びなどが盛り込まれ、どうやってAutismの人と付き合っていけばいいか?っていうヒントが得られそうな内容でした。
それでも、実際に、家族やケアワーカーにとっては想像を絶する忍耐が必要なんだろうなって思った。
何事もステレオタイプはいけないって改めて思った。