とろたまなの珈琲飲中毒

これはカフェイン中毒で晩酌のようにコーヒーの欠かせない男の寂しい記録である

ミサイル迎撃

2005-01-14 | ごった煮
日本の専守防衛は果たして本当に防衛できるのだろうか?
日本には軍事衛星はないことになっているので、イージス艦と広域哨戒機でミサイルを見つけるしかない。
イージス艦が日本の領海もしくは経済水域の端にいたとして、発射の瞬間には実際は見つけられない。(イージスのレーダーは球半径320キロ)
つまり、途中まであがったミサイルをまず、イージスが迎撃する。
しかし、確率は30%程度。
それも、迎撃範囲内(10キロ)をミサイルが飛んだとして。
4隻しかないのに、全範囲をカバーできるはずもなく。
迎撃は、主に陸上の迎撃ミサイルか戦闘機に頼ることになるが、飛んでいるミサイルを戦闘機の緊急発進で間に合うはずがない。
飛んでいる戦闘機がない場合、陸上から落とすわけだが、湾岸戦争で有名になった対スカッドミサイル迎撃ミサイル『パトリオッド』は60%程度の迎撃率である。
イージス防衛範囲をはずしてミサイルが飛んできた場合、自衛隊で迎撃できる可能性は60%しかない。
そして、ここが大事なのだが、弾道ミサイルは北朝鮮から約11分で首都東京に飛んでくる。
閣議召集をしている間(会議もしないうちに)に飛んでくるのだ。
つまり本当に防衛するつもりなら、今までのシビリアンコントロールでは無理なのだ。
文民を自衛隊に最初からミサイル迎撃用に配置するか、自衛隊に権限を一部委譲するしかない。
首都を失ったあとに防衛できるかといえばNoであり、自衛隊を冗談で配備していないのなら、イラクなどにいってる暇があったらまず、日本の防衛について真剣に考えるべきだと、自分は思う。
まあ、実際はアメリカの核の傘と同盟のせいで北朝鮮が日本に攻撃するというハイリスクミニマムリターンなことをするとは到底思えないけど。

参考
(写真なし)

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2 コメント

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トラックバック (ユリコ)
2005-01-17 12:00:35
トラックバック、していただいていたことに、今更気が付きました(汗)。←携帯からは、トラックバックされてるのが、確認できないため。

ありがとうございますm(_ _)m



ちなみに、、我が故郷には、海上自衛隊と米軍基地がございます。

日米の同盟関係ってのを、(特に9.11以降)ずっと疑問に思ってきましたが、いかがなものでしょう。

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同盟関係に疑問がある (とろたまな)
2005-01-17 20:42:06
日米同盟関係は果たして、そんなに日本にとって有効なのだろうかと、思いながら、国土全域を海に囲まれているためにめったに攻め込まれない代わりに防御が意外にしにくい。

同盟関係をアメリカを通して韓国と結び、中国を牽制し、北朝鮮に刃を突き立てる状態にしないと守れない平和をはたして、平和と呼べるのだろうかと。

戦争がいけないのなら、平和がすべてで、それによって世界を飢餓から救えるのかというとそうでもないし、じゃあ、戦争で何かが解決するのかというとそうでもない。だったら死ぬ人間が少ない分、偽りでも何でも平和のほうがいいじゃないかというけど、じゃあ、軍隊がなくて安心できるかというとそんなこともない。

イスラエルなんて存在自体が戦争を吹っかけているわけで、どだい、あそこで戦争がなくなるとしたら、イスラエルが消滅するくらいしかない。

他にも火種爆発寸前の国はいろいろある。

話し合いで解決できないのはそもそも理論の前提条件がぜんぜん違うからだ。

イラクとアメリカの話の前提条件は違いすぎる。

大量破壊兵器とはつまり、どこまでが大量破壊兵器なのか。

核兵器は少なくても大量破壊兵器であり、非人道的兵器であることは疑問の余地がないところだが、それを持っている国が、たんなる大陸弾道ミサイルを配備したとかで文句を言うのはそもそも間違いだし、そんな話を真剣に聞けるはずもない。

今目の前にある危機を回避するためには将来起こりうる危機を回避するために、核を持ちたい国は多いし、実際に配備してしまった国がある。

大体にして、日本の核保有量は兵器でないというだけで世界トップクラスだし、それこそ、原発の数だけなら3本の指に入るだろう。

ろくな資源が確保できず、火力発電所を設置できるだけの国土がない日本にとって原発を放棄することなどありえないはなしだし、非核三原則なんてうわべだよねー。

原子力空母が原子力燃料を置いてくるわけないし、いちいち、戦略核兵器を下ろす原子力潜水艦があるわけない。

実際入ってるし。

こういう船がいることのリスクとメリットがメリットのほうがおおきいのか、と考えるのが政治的な平和論で、兵器がなければそもそも戦争などおきないと考えるのが思想的平和論。

ただし、実際に、国民が生き残る(国民としてではなく一人の人間として)方法を考えていった場合、兵器がないほうが、生き残る人数は多いと思う。その後が幸せかどうかは別にして。

僕は政治的リスクを考えた場合、同盟関係は維持すべきだと思う。

ただし、自衛隊派遣をわざわざ国外に広げる必要があるかといわれたら、災害救助には錬度の向上のためにぜひ行って、きたるべき日本の災害のために備えてほしいと思うけど、携行ロケットミサイルが飛んでくるような『非戦闘地域』で復興活動だけするのは無駄なのでやめてほしいと思う。

憲法に世界平和を考えて、とあるけど、自衛隊員も国民ですよ。

彼らが死ぬとしたら、それはあくまで国民のために死ぬべきだと思う。

多くの国民のために仕方なく犠牲になるのなら、国の『軍隊』として充分な給料をもらっている代価として支払うことになってもそれは理由になると思うけど、異国の地で、なぞの恨みを買いながら、自分の国の国民とはなんら関係ない理由で死ぬのは、僕は国民の一人として税金を払っている者として納得できない。

悪い言い方をすれば僕らは自衛隊員の命を税金で買っているのだから、それに対する責任を僕ら自身がしっかりはらうべきだと思う。



なんか、同盟関係とは少し違う話になってしまったけど。
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