都立に入る!

5年前の都立人気校、今はどうか

[2022年9月21日 更新]


2017年度の一般入試で、実倍率1.80倍以上だった普通科高校は男子8校、女子10校。ほとんどが区部の高校である。

男子は秋留台、北園、文京、豊多摩、足立東、向丘、南葛飾、小岩
女子は広尾、竹早、豊多摩、南葛飾、三田、向丘、駒場、北園、青山、調布南

それらの高校が今春2022年度入試ではどうなったかを見てみよう。
2017年度の実倍率→2022年度の実倍率 で記載する。

◆男子
秋留台 2.52→1.27
北園 2.20→1.98
文京 2.11→1.82
豊多摩 1.98→1.92
足立東 1.95→1.07
向丘 1.92→1.65
南葛飾 1.92→1.39
小岩 1.86→1.55


秋留台は大幅ダウン。
募集人員が2017年度は95名だったが137名に増えたのも要因。なお女子は2年連続で定員割れで全入。

足立東も2021年度は男女とも全入。2022年度は女子が全入。
2校とも2017年度が異常だったと見るべきだろう。

豊多摩、北園、文京は変わらず高い。
北園は2020年度1.31、2021年度1.37と低迷したこともあったが今春は戻した。募集人員は変わっていない。
文京も2020年度1.38、2021年度1.26と低かったが、上がってきた。

豊多摩はずっと高倍率。
ここ10年では2015年度1.54が最低。もっと昔の2007年度は1.47倍ということもあった。今じゃ考えられない。
近くに似たレベルの都立がないことも人気の原因だろう。

戸山、青山がないのは意外かもしれない。
理由はあり、2017年度の戸山は今より1クラス多い全9クラス募集だったから。翌2018年度は8クラスに戻し、1.93倍に上がっている。
なお青山は2017年度、1.70倍だった。

◆女子
広尾 2.25→2.12
竹早 2.15→1.61
豊多摩 2.02→1.81
南葛飾 2.00→1.43
三田 1.93→1.92
向丘 1.88→2.08
駒場 1.86→1.28
北園 1.82→1.87
青山 1.81→2.13
調布南 1.80→1.80


青山や三田や竹早、向丘など都心の高校は女子人気が高い。

載っていない上野は2017年度1.49倍とそこそこ。それから1.69→1.85→1.80→2.12→1.75と高い状態を維持している。

女子人気の高い広尾。
2006年度は1.30倍だったのが信じられないな。

「都心にある」というのは通う高校生にとって特にメリットはない。学校帰りに渋谷や原宿に寄れるくらいのものだろう。
電車は混んでるし、倍率は高いし。


県境だが低倍率でお得な高校はいっぱいあるぞ。小松川とか町田とか清瀬とか。
都会を目指さず、下り電車で通えるところを目指すのがお薦め。

田舎モンは都会に来ない方が、お互いに幸せではあるまいか。

都立に入る! ツイッター 役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

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