[2020年5月13日 更新]
来年の春、2021年度から東京都北区に新しい都立高校ができる。
令和になってできる都立高校第一号だ。
名前は家庭・福祉高等学校(仮称)
その名の通り「家庭学科」と「福祉学科」を設置する。
令和になってできる都立高校第一号だ。
名前は家庭・福祉高等学校(仮称)
その名の通り「家庭学科」と「福祉学科」を設置する。
◆家庭科のある学校は6つ
都立高校で家庭科を設けているのは以下6校。
忍岡高校 生活科学科
農業高校 服飾科・食物科
瑞穂農芸高校 生活デザイン科
三宅高校 家政科
大島高校 家政科
八丈高校 家政科
瑞穂農芸の生活デザイン科は高2から
・食物調理類型
・服飾デザイン類型
・保育・福祉類型
の3コースに分かれる。
将来やりたいことに合わせて、高校入学後に選択の時間を与えられるのだ。
◆福祉について
現在、高校卒業と同時に介護福祉士国家試験の受験資格が得られる都立高校は町田市の野津田高校福祉科しかない。
家庭・福祉高等学校(仮称)が2校目になる見込み。
23区では初だ。
介護福祉士には受験資格があり、大きく分けて3パターンのどれかを選ぶことになる。
パターン1 福祉科の高校を卒業
パターン2 高校卒業後、介護福祉士養成施設を卒業
パターン3 3年以上の実務経験+研修を受ける
福祉科のある高校がそもそも少ないので、パターン1はレアケースと言える。
中学生の時期に「福祉科を卒業したら介護福祉士として働くぞ」と決めている必要もある。
14,15歳で将来は介護福祉士になると固めて福祉科に進む子はそうそういないだろう。
(2019年春の全国高校卒業者のうち就職したのは17.4%。少ない)
都立高校で家庭科を設けているのは以下6校。
忍岡高校 生活科学科
農業高校 服飾科・食物科
瑞穂農芸高校 生活デザイン科
三宅高校 家政科
大島高校 家政科
八丈高校 家政科
瑞穂農芸の生活デザイン科は高2から
・食物調理類型
・服飾デザイン類型
・保育・福祉類型
の3コースに分かれる。
将来やりたいことに合わせて、高校入学後に選択の時間を与えられるのだ。
◆福祉について
現在、高校卒業と同時に介護福祉士国家試験の受験資格が得られる都立高校は町田市の野津田高校福祉科しかない。
家庭・福祉高等学校(仮称)が2校目になる見込み。
23区では初だ。
介護福祉士には受験資格があり、大きく分けて3パターンのどれかを選ぶことになる。
パターン1 福祉科の高校を卒業
パターン2 高校卒業後、介護福祉士養成施設を卒業
パターン3 3年以上の実務経験+研修を受ける
福祉科のある高校がそもそも少ないので、パターン1はレアケースと言える。
中学生の時期に「福祉科を卒業したら介護福祉士として働くぞ」と決めている必要もある。
14,15歳で将来は介護福祉士になると固めて福祉科に進む子はそうそういないだろう。
(2019年春の全国高校卒業者のうち就職したのは17.4%。少ない)
◆調理師養成施設も都立で2校目
家庭学科の調理科も、卒業と同時に調理師の資格を得られる見込み。
この調理師養成施設である都立高校は、府中市の農業高校食物科のみ。こちらも23区で初となる。
「資格を取らせる」ことに重きを置いたがっこうだということが想像できる。
家庭学科の調理科も、卒業と同時に調理師の資格を得られる見込み。
この調理師養成施設である都立高校は、府中市の農業高校食物科のみ。こちらも23区で初となる。
「資格を取らせる」ことに重きを置いたがっこうだということが想像できる。
◆家庭・福祉高校のコンセプト
1.スペシャリストの育成 … 資格等を生かした進路選択の実現
2.探究活動の充実 … AO入試や推薦入試等による上級学校への進学の実現
3.地域との連携 … 地域と共に生徒を育成
家庭・福祉高等学校(仮称)の介護福祉科は"スペシャリストの育成"をコンセプトとしている。
資格を取るチャンスもあり、上級学校(大学や専門学校)への進学も見すえている。
ただし「AO入試や推薦入試等による進学」と断言しているので、高校で大学受験勉強をしたい子には不向きな高校だ。
できないことをできると言うよりも、このように割り切ってくれたほうが親切だ。
第一商業高校の先生も「ウチの高校から大学に行きたければ、指定校推薦がいちばんいい」と言い切っていたしね。
高校卒業後すぐには幼稚園の先生、管理栄養士にはなれない。
管理栄養士なら「管理栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学し、所定の専門課程を修得して卒業するこ
とが必要」である。
高校を出てすぐになれるものではないから、上の学校への進学が必要になる。そのための道を示してくれている。
調理師、介護福祉士なら高校卒業後すぐになることも可能。
◆偏差値、倍率はゆるい!?
区部と多摩地域では違うだろうが、他の都立福祉科、家庭科の高校から考えると
偏差値は40台前半ば、内申点(通知表の点)は9教科オール3程度だろう。
一般入試の倍率もおそらく高くはない。
ここ10年ほどで開校した高校の入試初年度の実倍率もそれを示している。
2009年開校
町田総合 1.15倍
多摩科学技術 1.00倍
2010年開校
王子総合 1.14倍
総合芸術(舞台表現科) 1.42倍
初年度は学校の様子もよくわからないため、敬遠されやすい。総合芸術の舞台表現も初年度はこんなに低かった。今じゃ2倍を切ることは考えられない。
1.スペシャリストの育成 … 資格等を生かした進路選択の実現
2.探究活動の充実 … AO入試や推薦入試等による上級学校への進学の実現
3.地域との連携 … 地域と共に生徒を育成
家庭・福祉高等学校(仮称)の介護福祉科は"スペシャリストの育成"をコンセプトとしている。
資格を取るチャンスもあり、上級学校(大学や専門学校)への進学も見すえている。
ただし「AO入試や推薦入試等による進学」と断言しているので、高校で大学受験勉強をしたい子には不向きな高校だ。
できないことをできると言うよりも、このように割り切ってくれたほうが親切だ。
第一商業高校の先生も「ウチの高校から大学に行きたければ、指定校推薦がいちばんいい」と言い切っていたしね。
高校卒業後すぐには幼稚園の先生、管理栄養士にはなれない。
管理栄養士なら「管理栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学し、所定の専門課程を修得して卒業するこ
とが必要」である。
高校を出てすぐになれるものではないから、上の学校への進学が必要になる。そのための道を示してくれている。
調理師、介護福祉士なら高校卒業後すぐになることも可能。
◆偏差値、倍率はゆるい!?
区部と多摩地域では違うだろうが、他の都立福祉科、家庭科の高校から考えると
偏差値は40台前半ば、内申点(通知表の点)は9教科オール3程度だろう。
一般入試の倍率もおそらく高くはない。
ここ10年ほどで開校した高校の入試初年度の実倍率もそれを示している。
2009年開校
町田総合 1.15倍
多摩科学技術 1.00倍
2010年開校
王子総合 1.14倍
総合芸術(舞台表現科) 1.42倍
初年度は学校の様子もよくわからないため、敬遠されやすい。総合芸術の舞台表現も初年度はこんなに低かった。今じゃ2倍を切ることは考えられない。
だから中3のキミにとって狙い目ともいえる。
初年度の倍率にも注目したい。
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