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都立に入る!

都立推薦を受けるデメリット3つ

[2021年12月6日 更新] 
ココナラで高校受験の相談を受けている。
そこでよくお伝えするのは「都立高校の推薦入試を受けるデメリット」について。

◆3つのデメリット
受験料(正しくは入学考査料)は2,200円。
これくらいならダメでもともとと考える家庭も少なくない---

私は都立高校の推薦入試を受けるデメリットが3つあると考えている。

なおメリットとして考えられるのは
・受験機会が増える
・合格すれば私立高校を受けなくても済み、受験料が浮く。
くらいではなかろうか。

一方で、都立推薦を受けるデメリットは3つ。
1. 小論文、面接対策に時間を取られる(=一般入試向けの時間が減る)
2. 落ちたらショックを受ける
3. 合格したら1か月早く受験が終わる

「1」は言わずもがな。 一般入試のみ受ける子とくらべて都立入試対策の時間は短くなる。

1月後半は過去問をバリバリに解く時期。その時期に小論文対策や面接の練習をしなくてはならない。
推薦入試を受けたり往復の時間もあるし、受験日は心身とも疲れるのですぐに一般入試の勉強に切り替えるのも難しいだろう。


「2」は個人差がある。 
不合格になって「なにくそ!」と前向きになるケースもありそういうタイプの子ならまぁ良い。
だが、多くはショックを受けるだろう。事前に「落ちてもともとだから平気」と言ってても、いざ不合格なら動揺する。
中学受験経験者でなければ、受験不合格が初めてだからね。それが一般入試に悪影響を与えるのだ。

「3」も隠れているが大きい。 
都立推薦や私立単願で合格した子は1月で受験が終わる。高校受験を人生のゴールと考えるなら合格さえすればいい。だが都立に合格したとなると次の大学受験を考えることになる。大学受験は高校受験の10倍難しい。

推薦で合格する。すなわち高校入試を受験する経験を一生できないということだ。
問題用紙を前にした緊張感、ミスが許されないという極限状態を味わえない。これはもったいない。

さらにいくら勉強すると本人が言っても、推薦で受かれば目の前の目標がないわけだから気が抜けるだろう。
 一方で、都立一般入試を受ける子は2/21まで受験勉強する。必死で勉強する期間が3週間多いわけだ。この差は高校入学してからを見ると小さくない。

◆デメリットをふまえた上で推薦を受ければいい
都立推薦入試を受けるなと言いたいわけではない。
受けるのなら、デメリットを知った上で受けてほしいということ。

通知表の点がいいのはキミが3年間がんばった成果だ。
それを活用するのは権利であり、なんら問題はないよ。

都立に入る! ツイッター 毎日役立つ情報。ミンナニナイショダヨ

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