＜テニス＞都立高校 文化スポーツ等特別推薦

[2021年6月22日 更新]

前回のラグビーに続き「文化・スポーツ等特別推薦」(以下、文スポ)
今日はテニス部の文スポを実施している高校一覧をお見せする。

募集は硬式テニスとソフトテニスに分かれており、両方とも募集している高校はない。

ソフトテニス部は79校、硬式テニスはなんと183校にある。

新設の赤羽北桜高校にはまだ無いようだ。

◆テニスの文スポは少ない

男女募集の清瀬は、2020と2021年度とも男女2名ずつ合格している。

応募数も男女ほぼ同じなのが興味深い。

多くの都立にテニス部があるのにテニスの文スポ実施校は少ない。今春はたった6校。

なぜだろう。

私が考える理由は1つ。

1つめは団体競技でないから。

硬式なら1人でもいれば試合には出られる。2人いれば練習も成り立つ。

野球なら9人、サッカーなら11人いなければ試合すらできない。団体競技は頭数を集めなければ試合すらできないが、テニスはそうでない。

2つめは私立の方が力を入れているから。

例えば、昨年2020度の東京都選抜高校テニス大会(団体)の結果は、

男子

1位　東海大菅生

2位　日大三

3位　早稲田実業

4位　大成

5位　聖徳

6位　成蹊

7位　京華

8位　かえつ有明

女子

1位　大成

2位　成蹊

3位　東京

4位　学習院女子

5位　日大三

6位　東大和

7位　明星

8位　富士見

都立では唯一、東大和高校が6位に入った。

その他は、ベスト8はすべて私立が占めている。

なお2019年度にも松が谷高校の女子が団体6位になっている。

過去15年、ベスト4に入ったことは男女とも1回もない。

その中でも、松が谷は何度かベスト8には入っている。

が、今春から文スポでテニスは外されてしまった。

テニスをするなら私立と考えるのだろう。

テニスに限らずスポーツ全般そう言える。

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