都立に入る!

基礎を大切にせよ

[2021年4月7日 更新]
私は授業を受けている生徒を見れば、「この子は成績が伸びるかどうか」がおおよそ判別できる。例外は存在するがまず外すことはない。

「素直である」「〆切を守る」「正しい姿勢で勉強できる」が三本柱。
これで成績が悪いことはまずない。

それ以外にも「字を書くのが早い」とか「いい笑い方をする」とかあるが、それはまたの機会に。

◆基礎を甘く見るヤツは伸びない
例えば今度の中間テストでは、中学2年生は式の計算が出るはずだ。
( )の外し方、分数式の計算の正しいやり方を覚えるのはもちろん、それを100回やったら100回とも正解できるか。
できなければ何かがおかしいのだ。

正しいやり方を分かっていないかもしれない。
分数の計算が怪しいのかもしれない。
スムーズに最小公倍数を見つけられないのかもしれない。
ひょっとしたら、正負の数の加減乗除が不完全なのかもしれない。

必ず原因はある。
24時間数学の問題を解き続けるというならいざ知らず、たかだか1時間弱の数学のテストでケアレスミスなど存在しない。単に基礎を正しく理解できていないだけだ。

ではどうしたら基礎を徹底できるか。
正しいやり方で、成長(≒成功)を実感しながら繰り返すことだ。
最短経路をたどりたいなら、そのための訓練が必要。

例えば、16+7 をキミはどう計算するだろうか。
ひっ算? 
アタマの中で 16+4+3とバラして足す?
そろばんを弾く?
暗記している?
どんなやり方でもいい。正確に、より早く答えを出せるなら。

もっとも早いのは暗記。
ただ覚えるのではない。何べんも繰り返し繰り返し計算することで自然に思い浮かぶようになる。
√12=2√3 とか、√20=2√5 も最初は素因数分解しててもいい。そのうち頭の中で平方数の固まりを見つけられるようになるし、その後は暗記してしまうだろう。

大切なのは正しいやり方で数をこなし、定着させること。
これには一定の時間がかかる。
その時間を確保できる子は必ず成績が伸びる。

中学生は1・2・3年とも、1学期の数学は計算問題が中心。
ここで努力すれば、少なくともこの1年間は安心してスタートできる。逆は地獄だ。


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