都立に入る!

塾に通うメリットとデメリット 前編

[2024年5月27日更新]
私は塾講師をしている。
通っている生徒や保護者が「塾に入ってよかった」と思ってもらえるようはからい続けねばならない。じゃないと塾を辞めちゃうから。
塾生がいなければ塾はつぶれ、私は塾講師でいられなくなる。

だから私は塾内で、塾に通うメリットを定期的に発信する。
なんとなく塾に通っている生徒は、なんとなく塾を辞めたりするものだ。

◆塾に通うメリット
1. 適切な学習指導が受けられる
2. 必要な時期に必要な情報が得られる
3. 学習習慣を強制的に維持できる

この3つに集約できると私は思っている。
順に説明していこう。

1. 適切な学習指導が受けられる
塾に行って勉強を習うのは当たり前だが、解き方を習うことよりも重要なのが勉強方法。「どう勉強すればいいのか」を習えること。
基本的な座る姿勢ノートの使い方間違えた解答や途中式は消しゴムで消さず二重線で消すことなど。
スポーツで例えると、正しいフォームを知ることだ。
バスケットボールのシュート、バレーボールのレシーブ、野球のバットスイング、ボクシングのジャブ…
最初は基本を指導者に叩き込まれるだろう。体が覚えるまで繰り返し練習することで、次のステップに進める。
勉強も同じだ。

その上でどういった練習をすればいいのかも指導してもらえるのが塾のメリット。
生徒の学力や得意不得意に合わせて「これをやった方がいい」と助言がもらえる。

だから塾の指導や言われたことは100%遂行すべき。
疑問があるなら塾講師に質問すればいい。「なぜこの宿題を今やるべきなのですか」と。きっと答えてくれる。
言われたことをやらないなら塾に行く効果は激減する。スポーツだと素直に従うのに、勉強面だと変なこだわりを持つ子が多い。根本は同じだ。


2. 必要な時期に必要な情報が得られる
志望校を決めるのはいつか
定期テスト勉強はいつから始めるべきか
こういったことを教えてくれる。それを知りたくて塾に通っているのなら素直に従った方がいい。疑問があるなら質問すればいいだけ。

それを自分の解釈で「でもテスト勉強は、試験の2週間前でいいだろう」と勝手に変えるから成績は伸び悩む。従いたくないなら塾を辞めればいいだけ。
塾としては通っている生徒の成績を是が非でも上げたい。そのための手段が分かっているから生徒に伝える。
「テスト4週間前からテスト勉強を始めよう。先ずは数学と英語から」と塾で言われたら、大人しく従った方がいい。デメリットないでしょ?
ラクしたいんなら塾なぞ行かず、家でスマホいじってればいい。


3. 学習習慣を強制的に維持できる
塾の授業があれば、決まった時間に塾へ行き勉強しなければならない。
宿題があれば期日までに終わらせなければならない。

自分を律することができる中学生なら塾は不要。だが、公立中学校に通う子の9割以上はそんなことはできないだろう。大人にとっても難しいことなのに。

塾に行けば、周りがみな勉強している。
自分だけサボっているのは居心地が悪いものだ。

夏期講習なども同様。受験生でもなければ、夏休みに毎日きっちり勉強するわけがない。8月末に振り返ってみると宿題以外はなにもしなかったなんて姿が想像できるだろう。

冬休みはまだしも夏休みは長い。1ヶ月強も勉強しなければ脳は退化する。
塾に通っているなら、夏期講習には参加した方がいい。
通っていないのなら夏だけでも塾に行ってみるといい。多くの塾がキャンペーンで安く受けられるようになっている。夏期講習は塾にとって格好の営業機会なので、ここぞといい授業・いい講師を付けてくれる。活用しない手はない。

◆デメリットもある
お金がかかること以外にもデメリットがあると思っている。
blog読者の諸氏、ぜひ考えてみてもらいたい。

私の考えは次回の記事で伝える。

都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ

現役塾講師が教える 都立高校に受かるためだけのサイト。
都立入試・受験情報を無料で教えます。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「成績を上げる勉強法」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事