取次営業orz

取次の営業とは何か

食べた牛は死んでいる

2010-11-17 | Weblog
焼肉が好きです。
たまに食べに行きますが、ここで「食べた牛は死んでいる」ということを意識しますと、そうでない場合に比べ、会計は安くなります。

私は、、解体される牛がかわいそうで、肉を食べるのを我慢したのではありません。
「食べた牛は死んでいる」という事実の意識が、自然と食欲を抑制し、実際に食べる量が減ったのです。(そもそも、少し気分が悪くなります)

もし、多くの方が「食べた牛(豚・鶏)は死んでいる」という事実を意識すれば、総体として肉の消費は減少すると考えられます。

肉の消費(需要)が減少すれば、家畜の数も減少することになります。牛は、自分の体重の10倍以上の穀物を食べるそうですので、結果として、それら家畜が消費していた飼料(穀物)が大量に余ります。余った穀物を途上国にまわせば、10億人といわれている飢餓人口を減らすことができるでしょう。(バイオエタノールの生成にまわしてしまった場合は、飢餓人口は減りません)
そして、飢餓人口が減ることは、良いことですね。

強引に結論付けますが、「事実を事実として認識(意識)するだけで、物事は(勝手に)良い方向に進んでいく」と、私は考えているのです。

取次営業の現場で起こっている事実、物流現場の事実、仕入の事実、システムの事実など、相互に誤解が生じている事実の認識というものが、無数にあるのではないかと、私は思っています。

悲惨な、理不尽な、事実を目の前にすると、それに目を瞑りたくなってしまいます。「だってどうしようもないじゃない。アタシのせい?そうじゃないでしょ!」という気持ちになるからDEATH。

でも、どうにもできなくていいと思うんです。事実を事実として認識し、それが広く共有されることによって、それらは自然と改善されていくのではないでしょうか。

「ベジタリアンになれ!」なんて言いません。
「肉を食うのを我慢しろ!」なんて言いません。

私は、「食べた牛は死んでいる」と言っているだけです。

食べた牛は死んでいます。