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電源タップ進化論

2024年02月07日 | デジタル・電気系
上が古い製品のプラグ部分、下が最近の製品のプラグ部分

最近はACアダプターなどを使う電気小物が増え、コンセントが不足気味・・・という方も多いと思いますが、我が家でもテレビ周りやパソコン周りは壁コンセント(通常は1か所2個口)ではとても足りなくて、ケーブル長さ1mぐらいの口数の多い電源タップを使っています。
電源タップなど十年一日だろうとお思いかも知れませんが、家に転がっている古い製品と比べると結構進化?しています。今回は最新の電源タップ事情について書いてみます。

冒頭の写真、まず電線についてみると①二重被覆コードになっていることに気付きます。つまり旧製品ではそれぞれビニールで被覆された電線が2本張り付いただけの構造ですが、最近の製品にはその上をさらにもう一重、ビニールでくるんだような二重被覆コードが使われています。擦れなどに対してより丈夫になったと言えるでしょう。

プラグも最近は②スイングプラグのものが殆どです。差し込み角度が自由になるので体裁よく配線できるだけでなく、コードを無理に折り曲げたりする必要も無くなり、これも安全に寄与しそうです。


最近は差し込み角度が自由に変えられるスイングプラグが主流
トラッキング防止の絶縁スリーブも装備されている。

さらにプラグ部分を拡大すると、③トラッキング防止の絶縁スリーブが付いています。差し込み部分の根元を覆っている黒い袖状のものがそれで、コンセントに差し込みっぱなしで電極間に埃が溜まり、そこに電気が流れて発火したりするトラッキング事故防止に役立ちます。


差込口には蓋が付いたものが多くなった

コンセント部分を見ると、④差込口に蓋のついたものが多くなりました。もちろんプラグを差込むと自動的に開くようになっており、これも不用意に異物が入る事故を防ぐことができそうです。
さらに一般の方にはあまり関係ないとは思いますが、以前はコンセント部分がネジで分解できるものが多かったですが、最近は一般のネジ回しでは分解できない特殊なネジで固定されたものが増えました。私の様な素人が勝手に分解して電線の長さを変えるなど改造したり出来ないようになったということですね。

というように最近の電源タップは安全対策が随分進みました。さらに雷サージ保護のついた製品も数百円アップで手に入りますから、プラスチックや電線の色が変わったような古い電源タップをお使いの方は更新を検討されては如何でしょうか。

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