AREXインチョン空港駅
進んでいるホーム安全対策
今回はプサンでもソウルでも随分地下鉄のお世話になりましたが、日本よりずっと進んでいるのがホームドアやホーム柵などの安全設備です。既設路線でもこれらの設備を後から設置したところが多く、点字ブロックという注意力だけが頼りの設備しかないホームが殆どの日本は本当に遅れていますね。
鉄道は基本は右側通行。でもKORAILは反対
韓国は車も鉄道も原則右側通行です。鉄道で言えば複線の場合左側に反対方向の線路があります。地下鉄などでホームが相対式の場合など、方向によって入り口が別々になっている駅も多いので誤って入場してしまわないように注意が必要です。
ただしKORAILについてはKTXもITXも仁川空港に行くAREXも左側通行で日本と同じです。ソウル地下鉄1号線もKORAILと直通していて左側通行でした。これは日本占領時代に日本に合わせたシステムを導入したことの影響だと思われます。こんなところにも歴史問題がある訳ですね。
安い運賃
円高の影響もありますが、韓国の鉄道運賃は非常に安いです。地下鉄はICカードだと1100KRW(ウォン)ですから\80ぐらい、ITXもヨンサン-チュンチョンが指定席込みで6900KRWで\500程。区間の距離は100Kmぐらいですから日本だと運賃だけで\1600程にもなりますので1/3以下ということになります。こうして公共交通(バスも安い)を優遇するのは環境面、福祉面で非常に優れた政策だと思いました。
プサン地下鉄4号線の先頭からの景色
鉄道ファンはそんなに居ない?
旅行中、私は駅では嬉々として写真を撮りまわっていたのですが、日本だと必ず見かけるカメラ小僧、カメラおじさんを見ることはありませんでした。また、プサンの地下鉄4号線は「ゆりかもめ」みたいな感じで先頭に運転席が無く前が見通せるのですが、日本では必ずといっていいほど子供や鉄道ファンに占拠されているこの場所にも、それらしき人間はおらず、私が遠慮なく立つことが出来ました。列車内や駅売店のグッズ販売もなかったし、韓国では鉄道ファンはあまりいないのかも知れませんね。
KTX乗車記念
KTXでは特室(日本のグリーン車)を奢ったので、ミネラルウォーターとアイマスクをもらって帰ってきました。このペットボトル、「週末にはハンドルを置こう」「Refresh Your Life with a Train」と書いてあります。KORAILのロゴも入っているのでもちろん永久保存です。