
そんなこんなで「俳句」の「俳」の字を漢和辞典で見てみたんだけど、こりゃあ驚いたな。
『新漢和大字典』によると「俳」は会意兼形声。そこには驚かないけれど、続きに驚いた。曰く「非は、羽が右と左に逆に開いたさま。…俳は『人+音符非』で、右と左にわかれてかけあいの芸を演じる人。のち、訳者をいう」。
むむ。コンビ漫才のことなのかよ!
あまりに意外なことが書いてあるんで辞書一冊では当然不安。だから『漢辞海』なんかも見てみるんだけど、まあ似たようなことが書いてある。
俳諧って語ももともと「おもしろい言葉」とか「冗談」ってな意味だったそうな。まあ日本語の俳句ももともとは言葉遊びみたいなところがあったみたいだしな。俳優という語も「芸人」とか「道化役者」の意味だったとのこと。
ちなみにいずれの辞書でも日本風の「俳句」なんかは日本語用法ということになっています。あ~、驚いた。
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