
最初に見たのは『新漢和大字典』。「こへん(子)」の説明をするところに「『子』は、子どもの頭がおおきいさま」であると書いてある^^。解字欄には「小さい子どもを描いたもの」と。ふむ。偏の説明が面白いな。
続いてみてみたのは『漢辞海』。なんか難しいことが書いてあるぞ。曰く「十一月に当たる。[この月に]陽気がきざし、万物が滋(しげ)りはじめる。したがって人の場合も[生まれはじめを]いうのである」。
尚、これまで記してこなかったが、『漢辞海』の「なりたち」欄は西暦二〇〇年ごろに中国人が分析した『釈名』を現代語に訳している。「古代の中国人自身の言語感覚による解釈であり、さらに歴代の中国人の言語観を形成してきたものである」。難しいのはまあ当たり前。
ただ、こうして説が分かれていると「なんか面白そうだぞ」ってのはわかる。だから「なんか面白そう」なものを期待して『新明解』も確認してみた。まずまず期待に応えてくれたな。
象形、赤子のかたち。頭と両手と足(おしめをつけているから一本になっている)とにかたどるなるほど~。
ちなみにこの『新明解』。字源については「漢字の字形がやさしく覚えられるために文字の成り立ちを通説に従って示した。説明上必要なものには古代の字形をも示した。学界の定説になっていない新説にはなるべく触れないことにした」と書いてある。
う~ん。「おしめをつけているから一本になっている」ってのは結構ラディカルに感じたんだけどな^^。まだまだ勉強が足りません。
余談ながら『漢辞海』も『新明解漢和』も三省堂。
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子の象形文字の由来についてです