ど根性系障害者は頑張って生きていくぞ!!!~高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害とともに~

交通事故で負わされた高次脳機能障害等とともに3年ぶり復職できたけど、次の目標を探しながらまだまだ頑張る奮闘ブログです。

回復していくうれしさはあるけど、辛さもあるよ

2010年08月25日 09時29分19秒 | 日記
 僕が高次脳機能障害に負わされてしまったけど、事故の加害者を憎むよりは、回復にエネルギーをかけたいと思って、リハビリを続けています。でも、味覚が完全ではないけど回復してきたことは、うれしいんです。だって元々料理は作るのも食べるのも好きだったから。


 でも、料理するレベルには手が動くようになっていないので、包丁を使うのは危険だし、味覚が完全に戻っていないので微妙な味付けができないんです。レシピのとおりに料理できるものは、包丁を使わなければできるでしょうけど、火を使って調理するのも危険なんです。記憶力とか時間間隔が戻ってきていないから。


 だから、事故にあってから半年以上のあいだ、誰かに料理を作ってもらっているんです。もちろん、感謝の気持ちは忘れたことはありません。もともと、食堂とかでごはんをたべさせてもらって、感謝しない人っていますよね?「金払って食ってやってるんだから」とか、変な理屈言うのも気に入りません。僕はそういう行動が大嫌いなので、作ってくれた人が、妻であれ、友人であれ、プロのコックであれ、料理人であれ、すべての人に感謝しています。


 もちろん、バイトの子で言葉遣いが悪かったり、っていう人もいるのでしょうが、最近はファミレスでも見なくなりましたし、もともと、雰囲気のよくないお店には行かなかったので、あんまり見ることがなくて済んでいるんでしょうね。つけめん屋さんだってラーメン屋さんだって、大好きだったから良く行ってましたよ。でも、お店の雰囲気はどこも良かったです(むしろお客さんに問題がある場合が多いですね)。


 きのうも事故にあってから初めてつけめん屋さんに入って、つけめんをいただきました。そこに入ったことがあるか、記憶がなくなってしまってよくわからないのですが、おいしかったと思います。熱いのが困難になってしまって、味がはっきりわからないのですが、作っている人たちや他のお客さんの食べ具合を見ればはっきりわかります。ここはおいしいお店なんだろうな、って。


 話を戻しますが、回復するうれしさと、完全に回復していないことがはっきりとわかる辛さが、こんなつけめん屋さんに行ったときでさえあるようになってしまったこと。これが悲しいです。もちろん、自分でお店を見つけて、自分でお店に行くことは今のところできませんから、常に妻と一緒です。妻には申し訳ないと思っていますが、僕は、毎日いつも妻と行動できることが幸せで、事故前の生活ではどうだったかは気になります。


 おそらく、妻に気を使ってあっちこっち連れて行くことはしていたでしょうけど、「どこに行きたい?」とか、「何食べたい?」とか妻の意見を聞くことは、していなかっただろうと思います。そういう意味では今は幸せを感じるチャンスが増えたんだと思います。でも、できなくなったこと、忘れてしまったことが多いのは、不幸ですよね。


 今日は、これからリハビリのための通院をするところです。もちろん妻に送ってもらってですが。あんなに運転が好きだった僕が、運転が嫌いな妻に運転させて、送っても羅わなけれればならないのがつらいですね。だって、運転って楽しかったし、車やバイクは大好きでしたもん。今でも、「いつか乗れる日が来ますように」って祈りをこめながら、僕のクルマを磨いてますけどね。旧車なので(昭和のクルマですよ!)、今はエンジンがかからず動かなくなっていますが、何とかレストアしたいです。


 この車を磨くのだって、今はエンジンルーム内を磨いているところですが、知識が失われちゃっているんです。もちろん、自分でやっていましたから工具も持っていますが、どんな工具があるのか、どこにあるのか等がわからなくなってしまいました。仕方ないから、本当に単なる磨きをやっているだけなんですけどね、悲しいけど。本当に運転できるようになるのか、整備できるようになるのか、事故前のレベルまでは回復しないと思うけど、素人の初心者レベル程度まで戻れればいいな、と思います。


 もうそろそろリハビリの準備をしますね。ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。

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