僕は、柴本礼さんの「続・日々コウジ中」で「目撃者がいなかったKさん」と紹介していただきました。
「目撃者がいない」っていうことは、加害者側には最高の武器になるんです。
それは、親友のお父さんが轢かれた事故でも同じでした。
目撃者がいないと、刑事裁判でウソばっかり言っても、目撃者がいないから、裁判ではそれを否定できないんです。
僕を轢いた信号無視野郎の場合、相手方の社長が来て「全部こちらが悪かった」と言ってきたんです。
でも、謝罪はそんなくらいのものでした。
僕が意識不明の頃はよく病院に来ていたそうですが、僕の意識が回復してからは1、2回しか来ませんでした。
そのあとの刑事裁判で、僕が猛スピードで突っ込んできたから「被害者も悪い」って言ったんです。
その裁判は、まだ僕は入院してたから、被害者参加制度は利用してませんでした。
加害者側がそんなこと言ってるのを僕が聞いてたら、僕は黙ってなかったでしょうね。
あとから検事さんから聞いたんですが、事故の瞬間の目撃者がいなかったから、裁判ではそれを否定できなかったそうで、僕に「申し訳ありません」って言ってくれました。
僕の親友のお父さんを轢いた奴は、目撃者がいなかったことをいいことに、警察でウソばっかり言ったんだそうです。
そんなウソばっかり言ったのを真に受けた警察が書類送検したんだけど、不起訴になったんだそうです。
その犯人は、目撃者がいないから、「自転車に乗った人が猛スピードで突っ込んできたから避けきれなかった」と言ったんだそうです。
半年以上も意識不明のまま亡くなった親友のお父さんは、80歳近いおじいさんだったんですよ。
そんなおじいさんが、猛スピードで突っ込んでくるわけがありませんが、警察はそれを信じたのでしょうね。
僕を轢いた暴走トレーラーの信号無視野郎の犯人は、目撃者がいないから、ウソばっかり言いました。
おそらくそれは、相手方の顧問弁護士の指図でやったんでしょうね。
結局、執行猶予付きの有罪判決でしたが、無罪みたいなものです。
僕は、高次脳機能障害その他症状てんこ盛り障害者にされて、言い方を変えれば、被害者なのに、終身刑を課されたようなものです。
最強弁護士さんが味方に付いてくれたから、相手方は徹底的にやっつけてやります。
と言っても、加害者側の極悪損保が、賠償金払ってそれで終わりなんでしょうけどね。
僕のてんこ盛り後遺障害は、終身刑みたいに、僕がこの世を去るまで終わらないというのに・・・。