ここが変だよ北海道!

北海道へ引越してきて感じたことや違和感などを辛口で批評。北海道での常識・非常識や方言なども紹介しています。

■北海道移住について その3、雪道の運転

2007年10月01日 | 北海道へ移住
Q.慣れない雪道の運転は大丈夫か?

A.これもよく聞かれる質問ですが、ほぼ問題ないといえるでしょう。

北海道に来て最初の冬は、とにかくスロー運転で、気を抜かずに運転していました。ですから、信号でも余裕で止まれました。
ここまでは、全く問題ありませんね。

ところがです、2年目3年目になると、気が緩んでしまうんですね・・・。
すると、冬道なのに夏場と変らない運転になってしまいました。
そうなると、信号で「オッ!止まれない、(前の車に)ぶつかる!」ということが結構出てきてしまいます。

ですから、初心を忘れずに何年も運転することができれば、大丈夫といえるでしょう。


それと、車のタイヤですがスタッドレスタイヤが基本です。
北海道へ車を持ってきた方は、まず最初の冬が訪れる10月ころにスタッドレスタイヤを買いましょう。なぜ10月かといいますと、この時期が1年で一番安くタイヤ(新品)が買える頃なんです。雪の降る前なので、販売店も忙しくなく、予約キャンペーンなどをしているので、比較的安く買えます。

スタッドレスタイヤの寿命は4年くらいといわれているので、それくらいのローテーションで今後タイヤを買うことになります。

それと、タイヤの交換は自分でできるようになりましょう。
タイヤは冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)と夏タイヤがあって、シーズンが終わるとそれぞれタイヤを交換します。ですから、11月頃にする夏タイヤからスタッドレスと、4月頃にするスタッドレスから夏タイヤという感じで、1年で2回タイヤを交換します。

タイヤ交換はガソリンスタンドやオートバックスなどのお店でもやってくれますが、1つのタイヤに対して500円くらいかかります。
すると、500×4で1台の車に対して2千円かかってしまいます。そして1年で2回交換しますから、1年で4千円もかかってしまいます。
もし、一家で2台の車があれば1年でその家庭は8千円も毎年のようにかかってしまいますから、タイヤ交換は自分でできるようにしたほうがいいですね。

そんなに難しくありませんから、トライしてみてください。
そしてタイヤ交換後は空気圧をガソリンスタンドで見てもらうといいかもしれません。

タイヤは各メーカーいろいろとありますが、もし冬道が本当に心配であれば、ブリジストンが一番オススメです。といいますのも、このメーカーのタイヤが一番値段が高く、効き目が良いからです。しかも耐用年数も長いので、オススメな訳です。

経済的に新品のタイヤを買うには・・・と思って、中古タイヤを探し、タイヤの溝だけで判断してしまって、「まだこのタイヤはイケル!」と思う場合がありますが、販売店のお兄さん曰く、「ゴムが劣化してしまっているので古いタイヤは注意です」とのことでした。

あと、言い忘れてしまいましたが、自分でタイヤ交換するには夏タイヤと冬タイヤ共に、ホイールが付いていることが条件になります。
ですから、スタッドレスタイヤだけを買うんじゃなくて、それと一緒にホイールも必要になることを覚えておいてください。

北海道ではこうして、今までになかった余計な出費や手間がいくつかあります・・・泣。

■北海道移住について その2、仕事があるのか?

2007年09月23日 | 北海道へ移住
今回は第2回目として、仕事についてのお話です。


Q.仕事があるのか?給料は安くないのか?

A.希望する仕事に就ける可能性は低いですし、東京でもらっていた給料よりも確実に低くなります。

これは移住を決断する条件として一番切実な問題といえるでしょう。

現実的な問題として、まず就職先を見つけることが大変です。

まず、景気の良さの違いです。
東京では景気は回復してきていると思いますが、北海道ではまだまだ景気が良くないといえます。それに、公共事業に頼ってきてますから、公共事業が減れば仕事も減ります。

職種を選ばなければ、給料は安いですが就職はできるでしょう。
ただ、私と同じように東京である程度仕事を続けていて、その仕事と全く関係のない仕事に就こうとするにはさすがに抵抗があるでしょう。

でも、安心してください。仮にこういったケースでも、東京である程度の仕事をしてきた人なら、北海道で新しい仕事についてもやっていけると思いますし、逆にリーダー的な存在になれる可能性が十分にあると私は思います。北海道へ移住した私の知人を見るとそう思います。


話は変りますが、北海道で成功している会社はファミリー企業が多く、しかもたった一代で築き上げたケースが多いので、その社長のワンマンになっている場合が結構あります。
悪く言えば、その社長のやりたい放題の会社になっているということです。

特に「ここ給料いいじゃん!」と思えるところは注意です。
何週間、何ヶ月も続けて求人誌をみていると、そういった会社は毎回、求人を出していることがわかります。ということは、なかなか人が集まりにくかったり、入ってもすぐに人がやめてしまっているからではないかと思います。それは職場の人間関係や環境が悪いからだと思いますから、そういったところには手を出すのをやめておいたほうがいいですね。


と、ここまで書いてきましたが、私としては、仕事は移住してしばらくしてから決めても遅くはないのでは、と思います。
ただしその場合は、3ヶ月間は何もしなくても(何も収入が無くても)やっていけるだけの生活費を持ってきたほうがいいです。欲をいえば半年くらいもつほうがいいです。

それは、新しい環境になれるための期間が必要だと思いますし、生活するうえで近所のお店の場所や道路を覚えたりと、いろいろと覚えておいたほうがいいことがあります。それに北海道へ引っ越してきたんだから、しばらくは温泉に行ったり、ゆったりとした生活を味わってからでもいいじゃないですか。一旦就職してしまうと、そんな大型連休は取れないですからね。


ですから、移住する前に、もしくは移住してからすぐに仕事を決めるのではなく、ゆったりとした生活の中で、地元の雰囲気を肌で感じつつ、求人誌もチェックしながら、着々と情報収集もしつつ、近所の便利なお店探しもしつつ、温泉につかってひといきつきながら、新しい仕事を探すのもいいのかな~と思います。

■北海道移住について その1、寒さについて

2007年09月16日 | 北海道へ移住
最近、北海道へ移住をする方や移住をしたいと考えている方々が多くなってきています。

そこで、約5年前に東京から北海道(旭川)へ引っ越してきた私の経験から、私が個人的に思ったことを紹介したいと思います。(あくまでも個人的な意見ということでご理解ください。)

まず第1回目として、実際に相談を受けたことのある質問についてお答えします。


Q.冬の寒さは大丈夫か?

A.これは一番よく聞かれますが、寒さは心配いりません。

まず、寒さの質が違います。東京の寒さは風が強く、気温がそんなに下がっていなくてもビル風等で体感的に寒さを感じてしまいます。
ところが、北海道では風はそれほど吹かないので、寒さを感じない方です。

また、生活環境が大きく影響していると思います。
東京での移動は電車や徒歩が中心なので、外にいる時間が多いです。その為、ちょっとの寒さでも、長い時間外にいればそれだけ寒くなります。
一方、北海道では移動は車。外に出ている時間といえば、自宅から車に乗り込むまでの数分、そして、目的地についてからその建物に入るまでの数分。これは大げさな表現かもしれませんが、北海道では外にいる時間が非常に少ないです。
ですから、マイナス20度だったとしても、ほんの数分だけガマンすればいいんです。

それと、建物のつくりが違います。
私の実家は築年数が結構経った木造だったこともあって、冬場は雨戸を閉め切っていても隙間風が入ってきていました。そのため、家の中にいるときは半纏(はんてん)を着るとかして、結構な厚着をしていました。でもそれでも寒いのでコタツをつけたり、寝るときは湯たんぽをしたりしていました。
ところが、北海道の建物は断熱が非常に良いので家の中があったかい!!
というより、暑すぎます!!みさなん暖房のかけ過ぎです・・・。
北海道では冬でも、家の中ではTシャツ1枚で過ごせます。

私は北海道へきて最初に就職をしたときの仕事がオフィスワークだったのですが、冬の室内の気温をやたらと高くしてしまうので、結構やられました・・・かといって新人君なので言いたいこともいえず・・・

ということで、寒さについては心配はいりません。むしろ暑さです。笑


■交通事故死者数全国ワースト

2007年08月22日 | 北海道最新ニュース
8月21日現在、今年に入ってからの道内の事故死者数が前年同期比21人増の169人となった。2番目に多い大阪、愛知との差が7人となり、北海道は全国ワーストだ。

道警では「ルールを守ろう」といって事故防止を呼びかけているが、ルール以前に、他の車や人のことを考えた思いやりの運転を心がけるだけでかなり事故は減ると思うんだけど・・・。つまりルールよりマナーだ。

特に北海道にきて、そのあたりがひどいと思った。
自分だけが良ければいい運転になっている。

事故の多さを自分なりに思うこと、
1、ウインカーを出さない、もしくは曲がる直前で出す
2、後続車のことを考えて運転してない
3、右折・左折が下手
4、やたらキープレフトすぎる車がいる
5、右折者が右に寄らない
6、歩行者よりも車の方がえらいと思っている
7、2車線だか1車線だかわからない道が多い

東京では車の絶対量が多いので、皆自然と渋滞を回避するコツを体で覚えてゆくが、こちらはそうもいかないようだ。

だけど、例えばウインカーを曲がる直前に出すと、後続車が困るっていうのはわかる範囲だと思うんだけどね~・・・。

あと右折者が右に寄らない。これも多くて困る。
冬の雪道などで、あまり右により過ぎると対向車と接触する可能性がでて危険なのはわかるけど、全く雪のない、例えば今のような時期だったら、北海道は道幅が広いんだからちょっとくらい右によって、後続車のことも考えてくれた運転をしてくれてもいいじゃない。と思うのは私だけ・・・?

それと、こんな場所で事故なんか起こらないじゃん、と思えるところでネズミ捕りをしている警官や、電車が1時間に数本しかこない踏み切りで一時停止違反の罰金取りをしている暇な警官がウヨウヨいるのも問題だと思う。そんなところで仕事してるなら、もっと事故率の高いところで仕事してよ。
事故を減らすというより、金を巻き上げることに精力をそそいでいるようだ。ノルマ達成に必死なんだね・・・。

こんなんじゃ北海道は全国ワーストまっしくらだ。


■北海道の最低賃金

2007年08月21日 | 北海道最新ニュース
北海道の最低賃金は時間額644円です。

そして、最近行われた最低賃金審議会において、全国平均は14円、北海道は9~10円アップされそうだ。
そうなると、北海道の最低賃金は今後653~654円となる。

求人のお知らせを見ると、この最低賃金にちょっと色つけて650円となっているところが結構あるが、時給650円ではたしてやっていけるのだろうか?
しかも、前の記事でも書いたが、時間給で働いているのにもかかわらず、時間外労働もけっこうあるのが現状・・・。

1日8時間働いたとして、1ヶ月で約11万5千円。年収138万円・・・。

生活保護でもらえる額が月11万7千円と考えると、一生懸命働いても生活保護よりも少ないんですから、考えてしまいます。

親と同居とかなら、まだやっているけるかもしれないが、一人暮らしや結婚となると無理じゃないかな・・・。

こんなんだから、子供ができてしまって結婚し、生活していけなくなって夫婦喧嘩、幼児虐待、そして離婚、というケースが多いんじゃないか。離婚率が多くなるわけだ。そして不景気に一層の拍車をかける・・・。

そして、そんな環境で育った子供も、しっかりと教育を受けてないから、同じことの繰り返し。

■賃金をちゃんと払っていない

2007年08月18日 | 北海道最新ニュース
これは北海道に限ったことでもないんですが、最近入った情報なので忘れないうちにお知らせします。

北海道で大手のスーパー、ここでは「D」としておきましょう。
なんとこのDでは、レジ締めの時間は、労働時間に換算されないとのこと。
つまり、レジ締めでお金があわなくて何時間かかっても、それは労働時間ではないということ。

それってどうなんでしょうか?

それって、タイムカードを押したあとに、お店のお金を計算するってことでしょ。
まずくないですか?

例えば、作業服に着替える時間は労働時間に入れない、ってことはよく聞きし、それくらいはいいと思いますが、お店のお金を計算するってところまでやっちゃうのは、その経営者のモラルを疑ってしまいます。

そうなると、このお店で置いてある商品のひとつひとつも信頼がなくなる・・・。

これが固定給で働いている社員なら時間を気にしなくてもいいレベルかもしれないが、時給で働いているバイトやパートの人となると、死活問題になるんじゃないかな。

さあ、みんなで立ち上がって訴えるんだ~!!(←勝手に盛り上がってる・・・)

確かに、従業員に対する賃金をこれによって減らし、それが商品の価格として反映されるので、お店を利用する側としては、安くものが買えるのでうれしいかもしれないが、特に食料品に関しては、安さだけでものを判断するのは恐い気がする。

そして、仮にこの問題がマスコミに流れたりして報道された時には、社長が出てきて涙の謝罪会見。「私は知りませんでした~」って感じか・・・。

■白い恋人

2007年08月16日 | 北海道最新ニュース
北海道でおみやげ品の代表格「白い恋人」が、賞味期限を改ざんしたとして問題になっている。

いつものごとく、社長の耳に届いてなかったということになっているが、社長が知らなかったわけねーだろー、といつも思う。

マスコミが社長を擁護し、この件については社長は悪くなくて、ごく一部の従業員が悪い、ということになる。そして会社は守られる。

ただし私は最近、マスコミで報じていることには裏側があるんじゃないか、ということを気にして新聞やテレビなどを見るようにしていて、賞味期限を改ざんすることはこの会社だけでなく、他にもたくさんある、と思うが、なぜこの会社がクローズアップされたのか?なぜこの時期に?などなど考えたりしている。

数ヶ月前に不二家の期限切れ原材料使用問題があったが、あれなんかは最終的不二家を傘下に収めた山崎パンの仕業じゃないかって思ったりする。仕業といってしまうと悪い響きだが、結果的に誰が得したかと考えると、そうゆう流れが自然か。

ここのところ、ミートホープ・雪印・日本ハムといい、北海道ではこういった事件が目立ちます。これも裏側があるんじゃなかと思うのは考えすぎかな?

北海道の食の安全性に対するイメージを悪くして、それを利用するどこか大きな力があるかも・・・?

■富田ファーム

2007年08月08日 | 北海道で有名なもの特集
先日、ラベンダーでおなじみの中富良野にある富田ファームに行ってきました。

驚いたこと
1、意外とせまい
2、日本人が少ない
3、レンタカーの利用率が高い

写真などのイメージや、観光客が何万人ということを想像していくと、その狭さに意外とびっくりするかも。

日本人が少ないっていうより、他の国の人が多い。特に韓国・中国・東南アジア系が多いと感じます。

駐車場をみると、レンタカーナンバーの「わ」の比率が多い。おそらく、旭川空港で降りて、その後、富田ファーム・旭山動物園・その他の牧場などの数箇所をまわるためでしょう。タクシーを使うより安上がりですし自由も利きますからね。

■モダ石油

2007年08月07日 | 北海道で有名なもの特集
「安いといえばモダ」でおなじみのガソリンスタンドです。

ここまで安さをわかりやすく見せてくれると気持ちいいです。
通常であれば「品質と価格の○○」とか、「早い・うまい・安い」とか、価格の安さだけは宣伝しませんが、モダ石油はとことん安さを売りにしています。

それだけあって、安さには納得です。私も毎回利用させてもらってます。
現在、北海道に28地域36店舗くらいあって、お店の数もどんどん増えていっています。

しかし、これは聞いた話ですが、「モダはガソリンに水を入れてるぞ」とか、「同じリッター入れると、他店の方が燃費がいい」などという話をききます。

ガソリンに水を入れてるわけないだろう!と思いますが、燃費がうんぬんという話はありえるかも?今度調べてみますね。

また他に、メカドック車検といって安い車検もやっています。私はこれも利用しています。それから我が家では灯油もモダ石油です。

地方をドライブしている時にモダ石油を発見するとちょっと安心します。

ちなみに漢字で書くと「茂田石油」となります。

■サビオ

2007年08月01日 | 方言・言葉の違い特集
怪我をしたときに貼る絆創膏(ばんそうこう)を「サビオ」といっています。

先日、親戚の子供が足に怪我をして、その兄弟同士で「サビオでも貼っときなー!」という会話を聞いて"発見"しました。
最初はサビオってなんだ?と思いましたが、会話の流れと、その後の行動で理解できました。

これはもともと商品名だったようで、現在は製造が中止されていますが、全国的に北海道でのシュア率が高かったため、その名残で今でもばんそうこうをサビオといっています。

他の商品名として、「バンドエイド」「カットバン」などがありますが、これらも「サビオ」といっているようです。つまり、絆創膏の代名詞ですね。