遠くて近いネットの世界

私自身遊びに行くお友達のサイトなどでは、結構成長記録として写真を公開していたりしているんですよね。
遠くにいても子どもの成長がリアルに感じられてとっても素敵だし、観ている方としても楽しいものです。
でも、私自身はこのブログを始めるに当たって、ぶーちゃんの顔は全部ぼかしをいれているし、個人情報の流出にはなるべく気をつけているつもりなんです。
見ている人にしてみれば凄く不親切（？）というか、味気ないかもしれないのですが、一応私自身にも考えがありまして。

ぶーちゃんに障害があるって事も理由の一つではあります。
良くも悪くも目立つんでねぇ・・・。
でも大きな理由は以前やっていたサイトにあります。
実は私も、ぶーちゃんが０才～１才代の頃は子育てサイトをやっていたことがありました。
そこでは住んでいる場所とかは当然隠していましたが、写真に関しては普通に顔も晒していたんです。
その事に全然疑問を持たなかったのですが、ある日のことです。
ぶーちゃんをベビーカーに乗せて道を歩いていると、突然見知らぬ人に声を掛けられたんです。
「あの～もしかしてぶーちゃんですか？」
いきなりの事にビックリしたものの「そうだ」と答えると、彼女も自分の正体を明かしてくれました。
それは数ヶ月前からメル友になったママさんだったんですよ。
「いやね、よく似た子が前から来るなぁって思ったんです」と彼女は言ってくれたのですが、良く覚えているなぁっていうのが正直な感想でした。
だって一度も会ったこと無いのに、ネットに上げていた写真だけで彼女はぶーちゃんの顔を覚えていて声を掛けてくれたんですもの。
人の名前や顔を覚えるのが苦手な私にはとてもそんな芸当出来るわけなく。
ただ、別に知らない人じゃなかったのでそれはそれで気に止めなかったんです。

止めるようになったのはそれ以降。
というのもですね、公園や児童館とかで遊んでいると同じように声を掛けられる事があったからなんです。
相手は全然知らない人・・・か、もしくは児童館のお遊戯とかで何度か会ったって位の人（当然喋ったこと無し）。
でも相手は「何処かで見たことがあるなぁって思ったんですけれど・・・サイトもやってませんか？」って言って声を掛けてくれるんですよ。
嬉しい反面、ちょっと怖くもなりました。
その頃は、周囲の人が分るぐらいぶーちゃんの成長の遅れが目立ってきていました。
タダでさえ目立つのですが、サイトをやって顔をさらしていることで余計に目立っているんじゃないかって気になったんですよね。
ネットの世界は確かに全世界に向けてやっているある意味「遠い世界」なのですが、私にとっては妙に「身近」なものになってしまったんです。
まだぶーちゃんの障害を受け入れられなかった時期のせいもあります。
でも、一端持ってしまった「違和感」に耐えられなくなって私はサイトを閉めてしまいました。

顔をさらす事に抵抗があるのはそう言う理由があります。
ぶーちゃんの顔を見たいわぁ～なんて奇特な方がいらっしゃるとは思えませんが、そういう個人的な思いがありこのような形にしているということをご理解いただけると幸いです。
あ、それでも最近のぶーちゃんの顔みたいわぁ～って方いらっしゃいましたら、メールにてご一報下さいね。どーんと嫌がらせのように送りつけてあげますわ（笑）