とんとんのヒトリゴト

のんびり成長中のムスメの成長記録と趣味や日々の徒然話など。

地震に遭遇

2011-03-12 | 学校生活(3年生)
昨日3月11日、14時46分頃・・・三陸沖を震源に国内観測史上最大のM8.8の地震が発生。
「東北地方太平洋沖地震」と命名されたこの地震。
東京に住む私の町でも激しい揺れを感じました。

丁度その時、実は私はぶーちゃんと一緒にスイミングサークルに参加していてプールに入っていたんです。
いつも通りスイスイ泳ぐぶーちゃんを誘導しながら、ふとコースロープを見るとやけに揺れているのが目に入った。
その瞬間妙な感覚に襲われ、本能的にプールサイドを見ると、プールサイドで見ていたお母さん達が血相を変えてプールに寄ってきた。

そう、その時私も気がついたんです。自分の足下が揺れているって

地震だ!そう思って泳ぐぶーちゃんを無理矢理引っ張りプールサイドに強引に上がる。
ぶーちゃんは楽しく泳いでいたのを強引に上がらされたので「何すんのよ」ばりに声を上げたがそれどころじゃない。
プールサイドに上がると、中にいたよりもはっきりと大きく揺れているのを感じたんですもの!
こんなに大きく揺れているのにむやみやらたらと動いちゃいけない・・・と思った私は、プールサイドでぶーちゃんを抱えて座わりこんだ。
が、そんな私達を襲ったのはなんとプールの水。
地震で大きく揺られたプールの水が、大きくうねりをあげてプールサイドにあふれ出してきたのだ

ひえぇぇぇぇ

その時、コーチが「壁際に寄りなさい!」と声をかけてくれたので慌てて移動。
時間にしたらおそらく数分だろう。
大きな横揺れにきしむ建物の音。
プールの水が大きく波立ちプールサイドにあふれ出て、そのうねりに耐えきれなくなったコースロープがついに外れてしまいプール内を縦横無尽に動いている。
妙な光景に興奮したぶーちゃんはぎゃーぎゃ騒ぎ、私はぶーちゃんをぎゅーっと抱きしめ地震が静まるのを待った。

その後、プールを始めとした体育館の施設は全館閉館。
その時点で携帯もほとんど繋がらなかったが、体育館に設置されている震度計は震度6を表示していたらしく、館内も騒然。
とにかく家に帰らなきゃ・・・と思い、ぶーちゃんを車に乗せて家に向かったが、何度も揺れるのを運転していても感じる。

とても恐ろしかった。
この大きな揺れは、私にとっても生まれて初めての経験だった。

家に帰ってみたところ、本や破魔矢、CDみたいな軽い物で、ちょっと上に乗せておいた・・・と言うような物は全部落下していたが、ガラスが割れたり・・・と言うような事も無くほっと一安心。
一番心配していたテレビは幸い落ちていなかったが、下の台ごと動いていたらしく若干場所が変わっていたのには、地震の強さを目で改めて見たような感じがしてドキリとした。

携帯もつながらず、家の電話もほとんど普通。
元々徹夜の仕事で不在だったパパとも夜何とか連絡がついてお互い無事を確認。
そして神奈川に住む私の実家と電話が通じたのは夜遅くになってからだった。
その時に連絡が取れていなかった横浜に住む兄家族の無事を確認したが、停電で暖を取る事すらままならないため、なんと車で待機している・・・という話を聞いて二度びっくり。
そう、実は兄の家はオール電化に近い家なので、停電だとほとんど何も出来ないらしいんですよね~
うぅ、それはそれで大変。

ちなみに病院勤めの兄は当然のごとく緊急体制という事で病院に泊まり込みになったらしい。
ま、電車も動かず、歩いて帰るにもどこも大渋滞らしくとても大変だった都内なので、パパも兄も下手に動かなくてすんだのは良かったのかもしれない。

でも、心配なのは茨城に住んでいるパパの実家や弟家族の事。
震源地も近く、大丈夫なのかどうか本当にはらはらしたんですが・・・もーね、本当に連絡が取れないんですよ
ツイッターやフェイスブックなんかやるような人たちじゃないし、171で連絡をとるって言ったってバタバタしていたらそんな状況じゃないかもしれないし~

うぅ、もどかしい。
普段どれだけ「情報」に満ちあふれ「便利な世の中」に慣らされていたのか痛感しますね。

そしてようやく茨城に住む両親に連絡が取れたのは今朝の事。
予想通り地震の影響で道路が陥没し、家もちょっと被害があったとの事。
電気も水も出ないので公民館に避難したらしいが、一晩ほとんど眠れなかったとぼやいていた。
そこから車で30分ほどの所に住んでいる弟家族とも連絡がついたが、家の被害は少ないがやはりライフラインが寸断しているので、被害の少ない義妹の実家に身を寄せていると言っていた。

みんな無事で何よりだが、本当に大変な事になっている・・・
遠く離れた私達でもこれなのだから、被災地の方達の心痛を思うとたまらない・・・。
正直一日たってもまだ何となく気分が落ち着かないし、実際今この記事を書いている間にも2回も緊急地震速報が流れていて、実際揺れを感じている。

自然の恐ろしさを痛感する今日この頃。
早く落ち着くのを祈るばかりです。

で、ここからはぶーちゃんの話。
さっきも書いたが、ぶーちゃんは地震が来ても怖がる事もなく、いつもの様に遊んでいる。
それはそれでいいのだが、もしこれが本当に避難しなくてはいけないような大災害に巻き込まれた時に、大丈夫なのだろうかと思わず考え込んでしまった。
もちろん、そんな事ならないのが一番いい。
でも、今回この地震に遭って、「もしもの時にどう対応するべきか」というのを改めて考えさせられました。

連絡の取り方や持ち物などもそうだけれど、やっぱりぶーちゃん様に色々準備しないといけないものもあるしね。
心はざわめくけれど、ちょっと腰を据えて考えなきゃな・・・。



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