深夜プリン

深夜のプリンは至福のお味❤︎
♪うしなあっても〜うしなあっても〜人生は死ぬまで続く。

秋の夜長に櫛愛、再燃!?

2016-11-02 | 櫛フェチ部

  

喜多川歌麿「櫛を持つ女」/シカゴ美術館蔵

絵画の見方はいろいろだけど、わたしはダンゼン、この大きなべっ甲の櫛に目がいきます!

この時代の流行の髪型、大きな髷。

横にピーンと張り出した鬢(びん・横髪のこと)

この髪型に合わせて、このような大型の櫛を一枚、二枚とさすのが、当時の流行なのでした。

 

着物を着る訳でもないし、ましてや日本髪など結う訳でもないのに、

30代の頃だったか、NIPPONのいにしえのヘアアクセサリー、「櫛」にハマったんです。

 

 

所持品ーーーーーー(の一部)

 

上は幕末期のもの、下は大正〜昭和初め頃のもの。

棟のところに、向日葵らしき螺鈿細工がびっしり・・・・

予算の許す範囲で、骨董市などで、よく物色していた。

ノドから手がでるほど、欲っしーーーーいっっっっ!!!!と思う物は高額・・

そおいうのは、目の保養にとどめておく。

 

日本髪にしか使えない、今は姿を消してしまった髪飾り。

櫛(くし)、笄(こうがい)、簪(かんざし) 

 ←(私物)
 
簪(かんざし)は、今のヘアアレンジでも、もちろん和装のときでも使われてますが、
 
この写真のような櫛、笄(こうがい)は、
 
日本髪の発達に合わせて、あつらえ生まれてきたものなので、
 
今ではすっかり出番を失ってしまった・・・
 
こんなに可愛いのに・・・・
 
 
笄(こうがい)は簪(かんざし)と似ていますが、簪より
もう少ししっかりとした、髪をまとめるための棒状のもの。
 
写真のものは、2つに別れて、できあがった髷に、左右から差し込めるようになってます。
 
 
裏面までしっかり意匠が施されているのがいい❤️
 
この櫛は買ったお店の人によると、昭和の初め頃のもの。
 
その頃までは、まだけっこう日本髪を結う人、いたんですね。
 
 
 

↓ 下は幕末〜明治期のもの。らしい、多分。

細工もですが、歯の細かさに驚きます。

木地に金蒔絵。珊瑚が象嵌されていたりして、可愛い。

江戸中期には豪華絢爛、かなり大型の物が流行していたのに、

『櫛かんざし美術館』http://kushikanzashi.jp ↓↓↓↓↓↓          

 

明治時代になると、

文明開化だ!やがて富国強兵だ!もう浮かれちゃいられない!といった世相を反映してか、

小ぶりのものが多いです。 

 

大正時代はまた少し華やかに。大戦特需・バブル大正?

写真下の黄色い櫛は昭和初期くらい。お正月とか、特別な時に

若いムスメさんが使っていたのかな?という感じです。

 

 

好きなものの話ってのは、とりとめない・・・・

なんか、まとまらないけど、

機会があったら、またぜひ、足を運びたい!・・・・お宝の山・・・・

『櫛かんざし美術館』http://kushikanzashi.jp

 
 
コメント (4)
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