満智子教信者とは?
漫画家 里中満智子さんの漫画のファンのことです。
里中さんの描くマンガの『教え』に、感銘し心酔する人々のこと。
テーマはなにか?もちろん『愛』です。
おおむね、男女の愛からはじまって、親子、友愛、人類愛、愛とは何か?
つきつめて、さまよい、傷つき、考え続けることこそが、テーマ?みたいな漫画です。
作品ごとに、里中さんは、考え、その時々の某かの『答え』を読者に語ってくるのです。
これ、まさに、宗教。『満智子教』です。
主人公が苦しみつつも、どこか冷静なのが、かっこいい。子ども心にそう感じてました。
「ちょっとまって、この苦しさの原因は何?どうして苦しいの?つらいの?』いつも物事を疑い、考えるヒロイン。
そういう冷静さは、生きて行く上でけっこう、大事な姿勢なんじゃないか?と思うわけです。
小学生のとき、洗礼を受た作品。
前にも挙げた、これ!↓
異母姉妹、離婚、未婚の母、レズピアン、肉体関係………
親に聞いたら、「どこでそんなこと聞いた!?」と
怒られそうな、ワードがぎっしり。
当時の少女マンガにしちゃ、けっこうディープワールドだったんじゃないでしょか?
これまで、自分の人生にもそれなりに、いろいろあったし、影響を受けたものって、
なにもマンガばかりじゃ、けしてないけど、それでも、
満智子教の教えは、こころの奥底のどこかに、潜在意識レベルで、重く重く、沈み込んでいるのでした。
里中さんの作品は、現実的で重いものが多いからでしょうか?
終戦記念日だからって、わけじゃないですが_____戦争ものとか
これも、読んだのは小学生のとき。
平和な小学生だった私も、人生におこりうる、どうにもならない宿命の厳しさ、理不尽さを
子どもにも、それなりに理解できるように、教えてもらってたんですねえ。マンガで。