まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

ケアレスミス

2011年05月31日 | 中学受験
 中学受験を頑張っている子どもたちは、学校レベルのテストではどれくらい100点を取るのでしょうか。ウチは100点が半分より少し多いぐらいです。十分立派な数値だと思います。

 失点の原因は所謂ケアレスミスです。ケアレスミス対策は算数を中心によく話題になります。そりゃそうです。必死に努力しているのにたし算を間違えて不合格では悲しすぎます。

 でもですね、人間である以上ケアレスミスをゼロにすることはできないわけですよ。それを言っちゃあおしまいで、何の解決にもなっていませんけど、一つの真実なのです。

 もちろん5回、10回と長い長い時間をかけて繰り返し確認すれば、ケアレスミスは防げます。でも、時間が限られている試験では、どうしてもケアレスミスをしてしまいます(最難関を目指す子どもはこんな甘いことを言ってはいけませんよ、念のため)。

 常に自分に言い聞かせるのは、ケアレスミスを限りなくゼロにするために血の滲むような努力が必要なのは一部の秀才児だけだと言うことです。saraを含め中堅未満校を目指す子どもは、本番でもキッチリとケアレスミスをしますよ、きっと。ミスをなくすことより、みんなケアレスミスをするという前提で、動揺せずどう合格ラインに乗せていくかを考える方が精神衛生上よろしいです。

 95%を100%にするためには膨大な労力が必要です。大人になれば自然とケアレスミスは少なくなります。小学生の時点で必要以上に焦っても仕方がないです。あまりに神経質になると、泥沼に陥りかねません。

 問題への印付けや膨大な演習の繰り返しを強制して、小学生にしてはケアレスミスが少なくなったとしても、将来笑って振り返ることができて中学以降につながる勉強方法だとは思えないのです。逆に、こんなことを強制しなくていいのも中堅未満校ならではのメリットだと言えましょう(負け惜しみとも言いますが)。

 最近では、多少の問題文の読み違えや計算ミスがあっても文句は言わなくなりました。今日も円柱を円すいと勘違いし、しかも勘違いした円すいの表面積の計算も間違えるというダブルミスをやってくれましたが、笑顔で「OKOK大丈夫大丈夫」と言ってあげました。1年半でだいぶ堪忍袋の緒も丈夫になったようです。