まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

学力

2012年02月11日 | 中学受験
 中堅未満校といえども、中学受験を経験したsaraと、学校の授業だけで公立中へ進む子どもとは、かなりの学力差がついていると思われます。勉強時間が違いますので当たり前と言えば当たり前です。余計なお世話ながら、宿題しかしていない小学生は大丈夫だろうかと心配になります。

 勉強は積み重ねですから、感覚的には普通の小学生が中高の6年間で中学受験組に追いつけるとは思えません。それほどまでに大きな差がついていると思います。私が地方で一般的な「勉強は高校から」という考えでsaraと中学受験をしていなかったら、「そういう大事なことはしっかりアナウンスしてくれよ」と愚痴を言ってしまうと思います。

 私が高校の頃の理想的な学習イメージは、中学まではしっかりと遊びながらも県立普通科へ合格、高校2年ぐらいからグングンと学力をあげ、部活を引退後、部活への情熱をそのまま勉強に移して、難関国公立へ合格といった感じだと思います。でも、中学受験が一般化しつつある今では、上記なような形は間違いなく厳しくなります。中学受験組はこれからも加速度的にペースを上げていきますので、大多数の子どもたちはその背中を一生見ることはないはずです。

 個人的には子どもの学力平均値は昔より低下していると想像しています。ゆとり教育ではテスト問題を解くことはできません。ただその中身は両極端となっていて、できる子は昔より遙かに優秀で、できない子は目も当てられないという感じだろうと思います。

 地方に住む私にとって、高校は公立が一番で私立は公立の滑り止めという感覚でした。未だにこう思っている方も多いかもしれません。そのため、私立の変貌を知っている一部の家庭だけがオイシイ思いをしているように思います。実際には本当に私立が変貌しているのかどうか分かるのはこれからですが、子どものことを思うなら検討だけでもしてみるべきだと思います。

 来年度からはゆとり教育ではなくなります。でも、きちんとした教育環境が整うにはゆとり教育に費やしたのと同じ10年は必要だと思います。これではわが子に間に合いません。一方で、就職難、不景気といった世相を考えれば、勉強ぐらいできなくては話になりません。

 私立では、少人数学級、1日7時間授業、土曜、長期休暇時の補習、勉強以外の平和学習・体験学習、エアコン完備、図書室充実といったことが当たり前のように行われており、学習環境は確実に公立中学校を上回っています。その上、特待生なら費用的にも公立とあまり変わりません。

 地元の公立中学校は想像以上にひどいようです。一部の問題児への対応に学校全体が追われており、真面目に通学する子どもたちはほったらかしです。本末転倒。問題児なんか学校に入れなければいいのに、人権が邪魔をしてそうもいきません。親が公立だからと安易に考えない方がいいと思います。

 未来は分かりませんし、公立に行ったほうがよい場合もありましょうが、確率的に言えば断然私立がよいと思います。子どもの将来から少しでも運の要素を排除するために中学受験はとても効果的だと思います。