まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

市販の教材はどうか

2012年02月27日 | 中学受験
 塾のテキストは、無料模試として受けた入塾テストで日能研のものを見ましたが、フィーリングはあいませんでした。他塾は知りませんが、市販の教材でも十分に対応できると思います。

 理科と社会でいえば、市販の参考書はカラフルで見やすく、データも豊富なので、全く遜色ないと思います。「基礎から発展」、「これで分かる」のいずれか気に入った方を読み込めば、中堅校まで問題ないと思います。下手に自由自在などに手を出すと泥沼にはまりますので注意が必要です。あの難易度は自己満足ぐらいしか役に立ちません。

 算数は、「学ぼう算数」で先取りし、「ハイクラステスト」で受験の基礎を固め、中堅未満校の過去問で仕上げれば、なんとかなるのではないでしょうか。高難易度の問題集はいくらでもありますし。ポイントは、問題集をできるだけ早めに卒業(ハイクラステストでは応用編は必要ないかもしれません)し、実際の試験問題を解くということです。

 国語は残念ながらなかなかよいものがありません。もっとも国語を教えるのは難しいというのが定番で、仕方がないことかもしれません。「出口式トレーニングの初級」は中学受験の初歩としてはすばらしいものだと思います。ワンツーマンでじっくり解けば、論理的に解答するという意味が理解できることと思います。あとは普段の会話の中で論理的な質問をして受け答えを練習する感じでしょうか。このあたりがしっかりできていれば、勉強していない(=問題集を解いていない)のに、国語ができるということになるのだと思います。母国語ですから問題集でなくとも勉強はできるはずです。また、国語はワンツーマンでじっくり教えることが大切なので、塾より家庭学習の方が有利とも思います。

 いずれにしても、問題集による基礎固めは6年生のGWぐらいまでに終えて、GW明けからは実際の試験問題にチャレンジすることが重要です。もちろん難易度は基礎中の基礎でなければいけません。また虫食いではなく1回の試験問題を全問解くことがポイントになりますので、過去問を詰め込んだ問題集では意味がありません。

 論理的な理由は説明できませんが、saraの場合は実際の試験問題を繰り返し解くことで、応用力がどんどん身についてきました。インターネットを利用し基礎レベルの過去問を見つけて、どんどんチャレンジすれば、かなりいい感じだと思います。

 試験が終わり、開放感から集中力がきれたような状態でしたが、ようやく生活のリズムが身についてきました。わが家では継続して勉強することが何より大切だと思っていますので、中学はあくまでスタートラインです。入試の最中の待ち時間に書店で購入した中学校の問題集を使って、数学と英語の先取りを中心に、平日1時間、土日は2~3時間程度の勉強をしています。これからが本当の勝負ですので、今までしっかりと身につけた勉強習慣を錆び付かせることがないよう、中学校入学まで上手く子どもをコントロールしていくつもりです。

 合格者説明会では早速春休みの宿題が出されたそうです。驚きました。やる気満々ですね。

 さて、長々と続けてきたこのブログも最終エントリーとなりました。何かの縁でこのブログを訪問された方に、少しでも役立つ情報があればよいのですが。また、来年以降中学受験をされる方、大変ですが子どものためにしっかりとサポートしてあげてください。

 では、皆様によい親子の絆が生まれることをお祈りしつつ終わりとさせていただきます。ありがとうございました。

家庭学習での中学受験はオススメか

2012年02月18日 | 中学受験
 2年と少し取り組んできましたが、未だによく分かりません。いいと言えばいいし、悪いと言えば悪い。価値観のようなもので優劣は付けがたいように感じます。

 結局、自分たちの受験は世界にただ一つだけのものなので、塾、家庭学習、家庭教師、どの方法で勉強してもいいだろうし、志望校も大学までのエスカレーター校を選んで、入学後は青春を謳歌というのも、逆に中学は中学として高校受験もするというのもいいでしょう。もちろん熟慮の上、中学受験をしないというのもいいと思います。

 わが家の受験では、①負荷をかけ過ぎないこと、②一度決めたら最後までやり通すこと、追加で③しっかり叱っていっしょに考えることに注意しました。

 最も大切な受験は大学だということは間違いありませんので、大学受験を見据えれば、少しでも偏差値の高いところいう視点はなくなります。限界まで負荷をかけて、少しでも偏差値の高いところへという中学受験の風潮には今でも違和感があります。その後6年間同じ負荷をかけ続けるつもりならよいのですが、子どもがこわれてしまいそうです。8割程度の負荷で、上位2割で入学できる学校が、その後の中高6年間で学力を伸ばすためには一番よいと思うのですが。

 また、中途半端がいけないというのも当たり前で、そのためには、事前の情報収集、準備を入念に行いました。終わってみれば改善点もありますが、大人が考えたスケジュールは小学生にとっては十分効率的ですので、スケジュール通りにコツコツ努力することが大切です。

 最後に、よく感情的になってはいけませんということが言われますが、方法論ですので誉めて伸ばすと優劣はつけがたいものだと思います。ただし、家庭学習を選択するなら、誉めて伸ばすはよい方法とはいえません。感情的になりたくないのなら、塾任せが一番です。最も効率的な方法で、効果的な学習を、決して感情的になる(演技として感情的になることはあるでしょうけど)ことなく指導してくれます。同じことをやっては、家庭学習は塾に勝てません。家庭学習を選んだのであれば、しっかり叱って、一緒に考えて、勉強以外の部分も一緒に成長するというのが理想だと思います。効率だけが重要視される風潮で、あえて試行錯誤することの大切さを大事にするということです。私はこのことに気づくのが遅くいろいろ悩みましたが、このポイントを早くから押さえることができれば、きっと有意義な家庭学習となると思います。

 ただ、難関中となれば効率を追い求めなければとても間に合うものではありません。わが家のような平日1時間、土日4時間、長期休暇4時間程度(6年秋以降は6時間)の家庭学習では、所謂中学受験レベルの問題集に到達することすらできませんでした。振り返ってみても、こうすれば中学受験レベルに到達できただろうなという手応えが全くありません。難関中以上を希望する場合は、家庭学習は止めておくのが無難です。

 費用という点では、どちらも変わりません。塾は現金ですので、費用がかかるようなイメージがありますが、サラリーマンの時給は結構高いので、それほどの違いではないでしょう。
 
 情報収集という点では、家庭学習にはインターネットは欠かせません。でも、初心者が情報収集しようとすると、必要な情報にたどり着くことが非常に難しかったというのが実感です。掲示板やコメントでは、どこからそんな情熱が湧いてくるのか理解できないほど、熱心に非難を繰り返したり、特定校の悪い噂を流し続けたりで、ある程度はだれでも文句や悪口、批判をいうものですが、度を超えている気がします。その情熱を世の中に役立てればさぞ・・・と残念な気持ちになります。

 経験的には、中学受験(本人・親)人気ランキングで上位50ぐらいのサイトをチェックし、なんとなくフィーリングが合いそうなブログを見つけ情報収集するというのが、あまり労力がかからずよかったように思います。最初は合格体験談から情報を集め、その後は現役組のサイトで、同じく悩みながら頑張っておられる親御さんを見ながら自分に活を入れるという感じがオススメです。

 こうしてもまとめてみると家庭学習は大変ですが、楽しいものだったなと思います。できるだけたくさんの人にトライして欲しいという気持ちです。

学力

2012年02月11日 | 中学受験
 中堅未満校といえども、中学受験を経験したsaraと、学校の授業だけで公立中へ進む子どもとは、かなりの学力差がついていると思われます。勉強時間が違いますので当たり前と言えば当たり前です。余計なお世話ながら、宿題しかしていない小学生は大丈夫だろうかと心配になります。

 勉強は積み重ねですから、感覚的には普通の小学生が中高の6年間で中学受験組に追いつけるとは思えません。それほどまでに大きな差がついていると思います。私が地方で一般的な「勉強は高校から」という考えでsaraと中学受験をしていなかったら、「そういう大事なことはしっかりアナウンスしてくれよ」と愚痴を言ってしまうと思います。

 私が高校の頃の理想的な学習イメージは、中学まではしっかりと遊びながらも県立普通科へ合格、高校2年ぐらいからグングンと学力をあげ、部活を引退後、部活への情熱をそのまま勉強に移して、難関国公立へ合格といった感じだと思います。でも、中学受験が一般化しつつある今では、上記なような形は間違いなく厳しくなります。中学受験組はこれからも加速度的にペースを上げていきますので、大多数の子どもたちはその背中を一生見ることはないはずです。

 個人的には子どもの学力平均値は昔より低下していると想像しています。ゆとり教育ではテスト問題を解くことはできません。ただその中身は両極端となっていて、できる子は昔より遙かに優秀で、できない子は目も当てられないという感じだろうと思います。

 地方に住む私にとって、高校は公立が一番で私立は公立の滑り止めという感覚でした。未だにこう思っている方も多いかもしれません。そのため、私立の変貌を知っている一部の家庭だけがオイシイ思いをしているように思います。実際には本当に私立が変貌しているのかどうか分かるのはこれからですが、子どものことを思うなら検討だけでもしてみるべきだと思います。

 来年度からはゆとり教育ではなくなります。でも、きちんとした教育環境が整うにはゆとり教育に費やしたのと同じ10年は必要だと思います。これではわが子に間に合いません。一方で、就職難、不景気といった世相を考えれば、勉強ぐらいできなくては話になりません。

 私立では、少人数学級、1日7時間授業、土曜、長期休暇時の補習、勉強以外の平和学習・体験学習、エアコン完備、図書室充実といったことが当たり前のように行われており、学習環境は確実に公立中学校を上回っています。その上、特待生なら費用的にも公立とあまり変わりません。

 地元の公立中学校は想像以上にひどいようです。一部の問題児への対応に学校全体が追われており、真面目に通学する子どもたちはほったらかしです。本末転倒。問題児なんか学校に入れなければいいのに、人権が邪魔をしてそうもいきません。親が公立だからと安易に考えない方がいいと思います。

 未来は分かりませんし、公立に行ったほうがよい場合もありましょうが、確率的に言えば断然私立がよいと思います。子どもの将来から少しでも運の要素を排除するために中学受験はとても効果的だと思います。

当日まで

2012年02月11日 | 中学受験
 ラスト1週間は、早く終わって欲しいという気持ちから、少々気がゆるんでしまいました。体調を整えるため勉強の負荷も落としますし、どうやって程良い緊張感を保つのか、とても難しかったというか、どうすればいいのか今でも分かりません。いろいろ考えを巡らせて冷静に対応できるつもりだったんですけどね。現実はなかなか・・・。

 学校は前日まで行かせました。インフルエンザは怖いのですが、家庭だけで生活のリズムを保つのも難しく究極の選択でした。幸い体調を崩すことなく受験できましたが、思った以上に大変な決断だと思います。来年受験される方は事前に十分検討してください。

 「ペースを守って体調を崩さないように」というのは誰でもそう思っているのですが、やり通すにはそれなりの覚悟が必要です。不安ですしね。新しい問題集なんかがよく見えたりする訳です。迷いが生じるたびに学力を伸ばすのは夏休みまでで、10月以降は実践力を磨く期間だと自分に言い聞かせじっと耐えていました。

 秋、冬休み、本番1ヶ月前、1週間前、前日とどのように過ごすのか、夏休み頃には何度も何度もイメージトレーニングする必要性があるのでしょう。やってはいたのですが、足りなかったようです。ここは親の仕事で、やってやり過ぎと言うことはありませんので頑張りましょう。既に冷静さを失いつつある秋以降に最後の1ヶ月の過ごし方を考えてもいいことはありませんので、事前の準備が大切です。

 前年に、あと一年だねということでイメージトレーニングしたり、邪魔にならないように受験当日の会場を下見しておくのもよいと思います。実際には役に立つものでもないのですが、こんなことにでもすがりたくなるぐらい不安だと言うことです。

受験を振り返って

2012年02月07日 | 中学受験
 東京での受験もほぼ終了し、2012年受験も終わりに近づいてきました。たくさんのブログで悲喜交々の様子か綴られています。わが地域の受験もほぼ全日程を終了しました。それほど時間が経っていないにもかかわらず、遠い昔のような気がします。直前の緊張感は言葉で表しようがありませんでしたが、終わってしまえば祭りの後の静けさという感じです。

 試験翌日からは事前に決めていたとおり中学入学後に向けた勉強しています。集中しているとは言えませんが、2年以上生活の中心になっていた一大イベントが終わったばかりですので、やむを得ないことだろうと思います。

 まず結果から。無事特待生合格することができました。親としては金銭的に非常に助かります。本人はプレッシャーでしょうが、それをバネに頑張ってほしいものです。

 さて、途中1年ほど休みましたが、長々と続けてきた当ブログも、あと少しだけ受験を振り返って終わりとしたいと思います。合格が決まってから何を言っても単なる自慢話に過ぎませんが、何か役に立つことが含まれているかもしれません。

 受験をしてよかったのか?については、受験をしてよかったと思います。この期に及んでしなければよかったとはなかなか言えませんが、実際中学受験のメリットはたくさんあります。教育に対して真面目に考えることもできましたし、親子の仲もよくなりました。思春期真っ只中の娘と共通の話題を持っているというのは男親にとって非常に大きな意味を持ちます。

 その引き替えに所謂小学生らしい生活は送れませんが、saraから笑顔がなくなることもなく、試験翌日もいつも通りの生活を送れており、受験してよかったぁとしみじみ思います。

 例え不合格でも、長い人生で将来の成長に役立つ経験ができたのであれば、問題ないと思います。合格して言っても嫌みのような感じですが、2年間の成果はこれから徐々に分かってくるはずです。

 時には感情的になってしまうこともありましたが、最後は達観していました。勉強も普段の生活の一部に過ぎませんので、勉強だけ形を繕っても意味がありませんし、人間は感情の生き物ですから、感情を押し殺しすぎてもダメでしょう。一方通行過ぎてはいけませんが、「普通に」すれば気持ちは通じます。一時は誉めて伸ばすという夢をみましたが、今では価値観の違いだと思っています。しっかり叱って、一緒に悩むというのもすばらしいやり方です。

 4月からはsaraは新たな生活をスタートします。人生のおいて大切な6年間となることでしょう。ここまでは私の思い描くどおりの成長過程ですが、これからは今までのように親の言うことを聞いてはくれません。幼少期から中学受験までの刷り込みが上手くっていることを願うばかりです。

 週末、久しぶりに外食に出かけたときに、saraが何気ない感じで「うちの家って幸せだよね」と言いました。高級店でも何でもない普通のお店でしたので、「これぐらいの料理で大げさな」と笑いましたが、よく考えてみると料理だけでなく家族が健康で楽しく会話をしながら食事ができていることを幸せだと言ったのだと思います。日々の生活の中でささやかな喜びを自然と幸せに感じることができているようです。このままの調子でいけば、(私にとっての)最終目標である平凡な人生を手に入れることができるのではと思っています。

いったん終了です

2011年12月22日 | 中学受験
 もうすぐ冬休みです。クリスマス、お正月とイベントが立て続けにありますし、日本全体がお祭り気分の中で、受験生としてどのように過ごすのか。小学生には難しいところです。

 さて、途中長期にわたってさぼったものの、なんだかんだで2年ほど続けてきた当ブログもそろそろ終了時期が近づいてきました。これからの時期に何を書いても愚痴・不安ばかりになりそうですので、合格発表までしばしお休みです。

 よい中学受験生活を送れましたし、その結果不合格でも仕方がない思っているので、結果報告と反省・感想だけは最後にアップしようと思っていますが、このままで終了となった場合には結果をお察しください。

 ではもう一頑張りしてきます。

地方の中学受験状況

2011年12月16日 | 中学受験
 お試し受験ということになるのでしょうか。公立は受験料が安いので、取りあえず受けてみようというご家庭が毎年あります。まぐれでも受からないだろうし、万が一受かっても授業についていけなくて困まるので、いいことは何もないような気がしますがどうなんでしょうか。

 普通は無事?不合格ですが、そこでも、学校でいつも100点、学級委員までしているのに合格しなかったとか、先生との折り合いが悪くて内申がよくなかったからとか、よく分からない言い訳をします。いや、本人は真面目に言っているのでしょうが、このように地方だと学校で100点をとっていれば、県立中高一貫校
や国立大付属中に合格すると思っている親や、今時内申が悪くて不合格になると思っている親がいるんです。

 こうやって都市伝説が生まれるんだろうなとしみじみ思うわけですが、実際のところ内申の影響なんてほとんどゼロだと思います。ひどい教員も中にはいるかもしれませんが、実際に恣意的に内申を下げるようなケースを見たことがありません。先生もプロですから、思春期特有の性格なんかは熟知しているでしょし、少々生意気だっていいところをしっかり見てくれるのではと。教員を疑いすぎだと思いますし、そんな暇があるなら努力不足という現実を直視しましょうとアドバイスしたいところです。

 たしかに机に座っての勉強をしなくても、テストの点数がいい子はいます。これは頭がいいわけでもなく、日々の生活の中で机に座っての勉強に変わる学習をしているだけのことです。1を聞いて10を知るというやつでしょうか。一言聞いて、自分の課にあるバラバラの知識がどんどん繋がっていくんですよね。要領がいいと言われることもありそうです。でも本人は四六時中勉強しているようなものでなかなか大変だろうと思います。

 偉そうに言ってますが、私も子どもが中学受験したいと言わなければ、そう思っていたかもしれません。多くの方にとっては中学受験はまだまだ特殊な世界だということなのでしょうね。

学校を休む

2011年12月09日 | 中学受験
 急に寒くなりました。子どもは風の子というのは、受験生には当てはまりません。どう考えても私の子どもの頃とは別次元の負荷がかかっています。これから本番まで精神的にも体力的にもきつくなりますから、体調を崩しやすくなます。インフルエンザの予防接種やうがいなど、当たり前のことしかできませんが、勉強と同じぐらい大切だと思います。ここまできたらどの家庭でも無事本番を迎えることが一番の目標でしょう。

 東京でも本番まで2ヶ月を切りました。過去2年様々なサイトで拾い集めた本番での注意事項を改めて見ています。平常心とはいかないでしょうが、努力してきた分だけ平常心近づくことができると思います。いずれにしても小学生には酷な話ですが。

 さて、都市部では直前には学校を休む方も多いそうです。休むことになれば若干の後ろめたさを感じるでしょうが、自分たちにとってベストな選択であれば仕方がありません。わが家は前日まで学校に行きます。そこまで受験が一般的ではない地方で何日も休もうものなら、たちまち噂になって返って体調を崩しかねません。

 逆に数人程度休むような環境であれば、思い切って休んでしまえばいいと思います。勉強させるのではなくインフルエンザ対策として効果的だろうと。個人的には、直前になって伝えることで子どもが混乱しないように事前にしっかり相談しないといけないなと思います。いつもは学校を休んじゃいけないと言っているのに、受験は特別で休むメリットが大きいから休もうと言ったところで、子どもは大人ほど素早く切り換えることはできないでしょうからね。

 すでに学力が伸びるという時期は終わり、今まで積み上げたものをどこまで志望校に特化できるかという時期になってきました。ひたすら過去問と類題ですね。

学校の環境

2011年11月30日 | 中学受験
 良い意味で変化のない毎日です。そして家族全員笑顔をなくしていません。よい緊張感で過ごせているのでないかと思います。合格するかどうかは分かりませんが(当たり前)、やるべきことは全部やったと言えます。これだけで満足ですし、結果はどうあれ受験が終わればしっかりsaraを誉めてあげたいと今は思っています。不合格でもこの精神状態を保てるかは保証の限りではありませんが。

 さて、注目の地方選挙は大阪維新の圧勝でしたね。大阪府民は変化を望んだということでしょうか。事前の報道では接戦のような印象を与えるものが多かったように思いましたが、よくある情報操作だったようです。このご時世にいつまで旧態依然な方法が通用すると思っているのでしょうかねぇ。

 以前、国語の問題解説を聞いていたときに、講師の方が国語の勉強には新聞を読むのがオススメですよと言っていました。わが家は新聞をとっていませんが、中学受験をするぐらいなら新聞ぐらいはとって当然ということなのでしょうね。

 過去には新聞のコラム欄を使った勉強も挑戦しましたし(失敗しましたが)、私が学生の頃には新聞は貴重な情報源でしたが、リアルタイムで更新されるインターネットに日本のどこからでも接続できる現状では、少なくとも月4,000円の価値はないと思います。その証拠に発行部数も減少傾向です。

 その上内容も公平と言えないようであれば、寧ろ子どもに悪影響だと言えます。同じ4,000円なら文庫本を8冊買ったほうが遙かに有意義です。20年後には新聞もテレビも今とは全く違う姿になっているように思います。やはり安心した就職先は公務員ということなのでしょうか。そうであれば尚更勉強しなくてはいけませんね。

ラストスパート

2011年11月17日 | 中学受験
 時間を全く同じにして、初見の過去問に挑戦しました。点数は前回より着実にアップしており、日々の積み重ねが確実に実力になっているようです。親から見ても本当によく頑張ってますから、ホッとしています。私の方は相変わらず帰宅時間が遅いですが、もう少しで仕事はひと段落しそうです。そうすれば平日も一緒に勉強することができます。一緒にラストスパートです。

 さて、今日帰宅中に、法定速度+10キロの軽四、代行運転業者、私の順でしばらく走っていたところ、先頭の軽四がコンビニ入りました。邪魔者?がいなくなった代行運転業者は、ぐんぐんとスピードを上げ、あっという間に見えなくなりました。

 あまり珍しくない光景ですけど、運転を生業にしているにもかかわらず、数分の時間短縮のために平然と法令違反をするというモラルの低い行動によって、どれだけの顧客を失う結果になるかというのは、少し考えれば分かりそうなものなのにといつも不思議に思います。シートベルトをしていないのもよく見ますし、実際問題、怖くて代行運転なんか頼めません。

 saraには、自分自身がルールを守る、人に迷惑をかけないといった人間としての基本的な要素をしっかり身につけて、平凡な人生を送って欲しいところです。モラルが低い→就職先がない→お金がない→モラルが下がるという負のスパイラルには陥ってほしくありません。

 生き馬の目を抜くような世界で巨万の富を狙うのならモラルなんて言っていられないでしょうが、平凡な人生においては、モラルが低いのは困りものです。もちろんお金だけが人生ではありませんが、ある程度お金がないと人生がおもしろくありません。現実的には清貧の思想のというのはなかなか難しいものです。

 モラルは知識から生まれると思っています。2次方程式が、元素記号が、親鸞が・・・・人生のどこで役にたつの?と勉強ができない人ほど言うわけですが、その小さな積み重ねが知識となりモラルを生み、そして潤いのある人生を生むのではないでしょうか。

 中学受験生みなは、私の時代では考えられないほどの知識を吸収しながら頑張っています。詰め込み教育などという意味不明の批判もありましたが、しっかり知識を詰め込んで実りある人生を歩んでくれるものと思います。

算数

2011年11月08日 | 中学受験
 過去問漬けの毎日です。教科で言えば算数の点数がよくありません。限られた勉強時間を有効に活用するため算数の勉強時間を減らす決断をしたわけで、仕方がないですけど、過去中学受験を経験した方々が、口を揃えて算数が最重要だいうだけことはあるなぁと感じています。少しでもテコ入れと思い、算数の比重を少し増やしましたが焼け石に水でしょうね。算数だけは合格最低点で御の字です。

 さて、わが家のように4教科受験で、将来国公立への進学を目指す場合は、一般に言われるほど算数を重視する必要はないのではないか?と思います。センターでは5教科が必須ですし、そもそも地方では理系の就職先があまりありませんので、文系に進む可能性が非常に高いです。そうなれば数学の比重は社会理科と同じ5分の1以下になります。医者になれるならいいのですが、現実的に難しいとなれば、数学理科社会は軽めで、国語英語を頑張るというのが王道ではないかと。

 個人的には、中学・高校と難易度が上がっていくだけの国語、理科、社会は、例え日本史、生物選択となっても、あまりムダな感じがしないのですが、図形以外の算数の知識は数学ではあまり役にたたないように思います。高度な算数はセンター数学には必要ありません。

 とは言え、直近の問題である中学受験においては、算数が確実にこけるとなると成績に安定感がなくなりますので、精神的にはなかなかきついものがあります。ただ、算数は少し頑張ったぐらいで身につくほど甘くはなく、少なくとも勉強時間の半分、下手をすれば7割はかけなくては、得意科目にはならないような気もします。正に堂々巡り。正しい結論はありませんね。

 幸い今考えてみても、わが家の場合は算数に肩入れするのは効率的とは言えないなぁという感じなので、後悔はありません。無意識に強がっているだけかもしれませんが。算数最重要説ばかりを見聞きしますので、こんな考え方もないだろうかと思い書いてみました。

秋が深まり

2011年10月28日 | 中学受験
 saraが一生懸命学校の宿題をする中更新です。わが家では学校の宿題を金曜日に終わらせて、土日は中学受験に集中します。私もお酒を飲みながら明日への英気を養っています。

 さて、最近日が暮れるのが早くなり、自動車を運転するものとしては、無灯火の自転車や反射材を身に着けていない歩行者におびえる季節になりました。いや、ホントに見えませんから、お互いのためにも、ライトをつけて夜行たすきをしたほうがいいと思うんですけどね。

 とはいえ思春期の子どもにとって、見た目が一番大事というのは経験から理解できないこともないのですが、誰も他人のことをじっくり見たりしないと思うんですけどね。そんなに暇じゃないです。見られてるなんていうのは単なる自意識過剰ではないかと。

 チュートリアルの残念な方の一件で一躍有名になったブレーキを外したピストバイクもそうなんですが、見た目がどうとかの前に、物理的にブレーキは両輪に必要だろうし、同じく車に轢かれないようにライトは必要だろうと思うわけです。そもそもブレーキがなくてかっこいいとは思いませんが、その自己満足と危険性を天秤にかけると小学生でも分かるだろうと。

 あまりに服装にこだわらないものどうかとは思いますが、父親としてはsaraには科学的に要所を抑えた損得計算を身に着けてほしいですね。


合格判定

2011年10月22日 | 中学受験
 土日には、一日中勉強漬けにしたいと思っている親御さんも多いのではないでしょうか。が、それはグッと堪えて、午前午後3時間で6時間までとしています。今思えば4時間の勉強でがんばるなんて、よく言えたものだったなあと・・・。現実はなかなか難しいです。

 とは言え、既に新たな分野を勉強することはないので、先生役の私としては非常に楽になっています。やっている問題は、過去のどこかで解いたものばかりですので、予習をしなくていいので助かります。その分心労が増えているような気がしますが・・・。

 さて、前回に志望校についてあれこれ書きましたが、その通り志望校を選べば合格判定はAになります。実際、模試の判定でもAなのですが、A判定が出るからその学校を志望校にしているわけで、自慢できるようなものではありません。ただ表面上はA判定ですから、このことをsara子どもが知ってしまうと、勉強をさぼり出す恐れがないとはいえません。

 わが家では、夏休み後半までは、saraには志望校の過去問を見せませんでしたし、合否判定の結果も伝えませんでした。その代わり、順調だけど少しでも気がゆるむと危ないよと、嫌みにならない程度にプレッシャーをかけ続けました。

 家庭学習で、学校でも中学受験をする子どもが少ないので、本人は自分の立ち位置が分かっていません。何となくまだまだ努力しないと合格できないらしいということしか分かっておらず、モチベーションを保つことができています。

 情報が少ないことを逆に利用する。なかなか格好いいではありませんか。このまま無事に合格できればですが。

一夜漬け

2011年10月14日 | 中学受験
 季候の良い秋になると、だんだんと私の仕事が忙しくなります。既に新たに勉強する内容がないので、週末の勉強でなんとかフォローできそうなのが救いです。中学受験をスタートしてもうすぐ2年。その集大成が間近に迫ってきました。自分の受験の時はほとんど緊張したように思いませんが、子どもの場合はそうはいかないようです。

 これからの勉強は、いかに実践力を磨くかに主眼が置かれ、いままで本当の学力を伸ばすことにならないと敬遠していた単純暗記やテクニックもある程度やっていかなければなりません。一夜漬けのようなものです。この一夜漬け、一般には否定的な意見が多そうですが、どう思われますか。

 一夜漬けのみでなんとか大学までたどり着いた私から言わせてもらえば、非効率かどうかは分からないけど、一夜漬けでしか勉強する気がしないんだからしかたないじゃないかという感じです。

 中学受験をキッカケにいろいろな勉強方法を知った今では、特異な勉強方法だったんだなと思います。とは言え、自分で考え自分に相応しい勉強方法だと信じて頑張れたとも思いますので、やはり決めたことをやり続けることが一番大切といういうことなんでしょう。

 学生の頃は日々の勉強は英語の予習と宿題のみ、部活もせず塾も行きませんでしたので、定期テストの3日前までは、かなりゆったりと過ごしていました。

 テストの3日前から怒濤の一夜漬けがはじまります。まずは、前日だけでは間に合わない英語の暗記です。2日間で、試験範囲を総ざらいします。一夜漬け本番の前日は、帰宅後、一旦夜の11時ぐらいまで寝ます。その後徹夜で勉強して、試験を受けます。

 帰宅後、8時ぐらいまで寝る→徹夜で勉強の繰り返しです。長期休暇はあまり勉強した記憶がないですが、短期間に集中して暗記するという勉強方法が自分に合っていたので、そこそこの点数が取れていたのだと思います。

 科学的には暗記後睡眠中に記憶が整理されるそうですが、当時は寝たら忘れるような気がして、寝ないで試験を受けるためにはどうすればいいのかと考えた結果の勉強方法でした。

 これでもなんとか大学には合格できましたので、一夜漬けの是非を語る必要があるのは旧帝大レベル以上を狙う人だけかなと思います。その他大勢にとってはあまり気にする必要がないことではないでしょか。

焦燥感

2011年10月12日 | 中学受験
 秋が深まるにつれ、焦燥感が増しているように思います。これが諸先輩方も体験した受験生の親の心理でしょうか。家庭学習では自分の立ち位置が分かりくいこともあり、不安は消えません。そう感じているのは自分だけではないと言い聞かせ、ペースを崩さないようにはしていますが・・・。

 そんな中唯一の救いは、親の焦燥感をよそに、saraの勉強への集中力が高まってきていることです。口数が減り、黙々と勉強をこなしている感じです。これから親がどんどん頼りなくなっていきそうなので、これを機に独り立ちして頑張って!と自分勝手なことを考えています。

 さて、焦燥感から久しぶりにいろいろなブログを訪問していると、とある地域ではプレテストという名で、学校自ら本番そっくりの模試をしているとの情報が。その内の一校の問題が公開されており、参考までにと思い見てみると、なんと本番と同じ難易度??

 この時期に本番と同じ難易度の問題を解かして、何を試したいのか学校側の考えが正直よく分かりません。が、面白い取組だと思いますし、他校を考えていたが、タダで模試を受けられるならと、お試しで受ける家庭もありそうで、営業面でも効果がありそうです。

 何より模試に飢えている家庭学習組にとっては、本番さながらの雰囲気というのなは、とても有り難いことだと思います。全国的に広がりをみせてくれればよいのですが。