まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

家庭学習での中学受験はオススメか

2012年02月18日 | 中学受験
 2年と少し取り組んできましたが、未だによく分かりません。いいと言えばいいし、悪いと言えば悪い。価値観のようなもので優劣は付けがたいように感じます。

 結局、自分たちの受験は世界にただ一つだけのものなので、塾、家庭学習、家庭教師、どの方法で勉強してもいいだろうし、志望校も大学までのエスカレーター校を選んで、入学後は青春を謳歌というのも、逆に中学は中学として高校受験もするというのもいいでしょう。もちろん熟慮の上、中学受験をしないというのもいいと思います。

 わが家の受験では、①負荷をかけ過ぎないこと、②一度決めたら最後までやり通すこと、追加で③しっかり叱っていっしょに考えることに注意しました。

 最も大切な受験は大学だということは間違いありませんので、大学受験を見据えれば、少しでも偏差値の高いところいう視点はなくなります。限界まで負荷をかけて、少しでも偏差値の高いところへという中学受験の風潮には今でも違和感があります。その後6年間同じ負荷をかけ続けるつもりならよいのですが、子どもがこわれてしまいそうです。8割程度の負荷で、上位2割で入学できる学校が、その後の中高6年間で学力を伸ばすためには一番よいと思うのですが。

 また、中途半端がいけないというのも当たり前で、そのためには、事前の情報収集、準備を入念に行いました。終わってみれば改善点もありますが、大人が考えたスケジュールは小学生にとっては十分効率的ですので、スケジュール通りにコツコツ努力することが大切です。

 最後に、よく感情的になってはいけませんということが言われますが、方法論ですので誉めて伸ばすと優劣はつけがたいものだと思います。ただし、家庭学習を選択するなら、誉めて伸ばすはよい方法とはいえません。感情的になりたくないのなら、塾任せが一番です。最も効率的な方法で、効果的な学習を、決して感情的になる(演技として感情的になることはあるでしょうけど)ことなく指導してくれます。同じことをやっては、家庭学習は塾に勝てません。家庭学習を選んだのであれば、しっかり叱って、一緒に考えて、勉強以外の部分も一緒に成長するというのが理想だと思います。効率だけが重要視される風潮で、あえて試行錯誤することの大切さを大事にするということです。私はこのことに気づくのが遅くいろいろ悩みましたが、このポイントを早くから押さえることができれば、きっと有意義な家庭学習となると思います。

 ただ、難関中となれば効率を追い求めなければとても間に合うものではありません。わが家のような平日1時間、土日4時間、長期休暇4時間程度(6年秋以降は6時間)の家庭学習では、所謂中学受験レベルの問題集に到達することすらできませんでした。振り返ってみても、こうすれば中学受験レベルに到達できただろうなという手応えが全くありません。難関中以上を希望する場合は、家庭学習は止めておくのが無難です。

 費用という点では、どちらも変わりません。塾は現金ですので、費用がかかるようなイメージがありますが、サラリーマンの時給は結構高いので、それほどの違いではないでしょう。
 
 情報収集という点では、家庭学習にはインターネットは欠かせません。でも、初心者が情報収集しようとすると、必要な情報にたどり着くことが非常に難しかったというのが実感です。掲示板やコメントでは、どこからそんな情熱が湧いてくるのか理解できないほど、熱心に非難を繰り返したり、特定校の悪い噂を流し続けたりで、ある程度はだれでも文句や悪口、批判をいうものですが、度を超えている気がします。その情熱を世の中に役立てればさぞ・・・と残念な気持ちになります。

 経験的には、中学受験(本人・親)人気ランキングで上位50ぐらいのサイトをチェックし、なんとなくフィーリングが合いそうなブログを見つけ情報収集するというのが、あまり労力がかからずよかったように思います。最初は合格体験談から情報を集め、その後は現役組のサイトで、同じく悩みながら頑張っておられる親御さんを見ながら自分に活を入れるという感じがオススメです。

 こうしてもまとめてみると家庭学習は大変ですが、楽しいものだったなと思います。できるだけたくさんの人にトライして欲しいという気持ちです。