まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

受験を振り返って

2012年02月07日 | 中学受験
 東京での受験もほぼ終了し、2012年受験も終わりに近づいてきました。たくさんのブログで悲喜交々の様子か綴られています。わが地域の受験もほぼ全日程を終了しました。それほど時間が経っていないにもかかわらず、遠い昔のような気がします。直前の緊張感は言葉で表しようがありませんでしたが、終わってしまえば祭りの後の静けさという感じです。

 試験翌日からは事前に決めていたとおり中学入学後に向けた勉強しています。集中しているとは言えませんが、2年以上生活の中心になっていた一大イベントが終わったばかりですので、やむを得ないことだろうと思います。

 まず結果から。無事特待生合格することができました。親としては金銭的に非常に助かります。本人はプレッシャーでしょうが、それをバネに頑張ってほしいものです。

 さて、途中1年ほど休みましたが、長々と続けてきた当ブログも、あと少しだけ受験を振り返って終わりとしたいと思います。合格が決まってから何を言っても単なる自慢話に過ぎませんが、何か役に立つことが含まれているかもしれません。

 受験をしてよかったのか?については、受験をしてよかったと思います。この期に及んでしなければよかったとはなかなか言えませんが、実際中学受験のメリットはたくさんあります。教育に対して真面目に考えることもできましたし、親子の仲もよくなりました。思春期真っ只中の娘と共通の話題を持っているというのは男親にとって非常に大きな意味を持ちます。

 その引き替えに所謂小学生らしい生活は送れませんが、saraから笑顔がなくなることもなく、試験翌日もいつも通りの生活を送れており、受験してよかったぁとしみじみ思います。

 例え不合格でも、長い人生で将来の成長に役立つ経験ができたのであれば、問題ないと思います。合格して言っても嫌みのような感じですが、2年間の成果はこれから徐々に分かってくるはずです。

 時には感情的になってしまうこともありましたが、最後は達観していました。勉強も普段の生活の一部に過ぎませんので、勉強だけ形を繕っても意味がありませんし、人間は感情の生き物ですから、感情を押し殺しすぎてもダメでしょう。一方通行過ぎてはいけませんが、「普通に」すれば気持ちは通じます。一時は誉めて伸ばすという夢をみましたが、今では価値観の違いだと思っています。しっかり叱って、一緒に悩むというのもすばらしいやり方です。

 4月からはsaraは新たな生活をスタートします。人生のおいて大切な6年間となることでしょう。ここまでは私の思い描くどおりの成長過程ですが、これからは今までのように親の言うことを聞いてはくれません。幼少期から中学受験までの刷り込みが上手くっていることを願うばかりです。

 週末、久しぶりに外食に出かけたときに、saraが何気ない感じで「うちの家って幸せだよね」と言いました。高級店でも何でもない普通のお店でしたので、「これぐらいの料理で大げさな」と笑いましたが、よく考えてみると料理だけでなく家族が健康で楽しく会話をしながら食事ができていることを幸せだと言ったのだと思います。日々の生活の中でささやかな喜びを自然と幸せに感じることができているようです。このままの調子でいけば、(私にとっての)最終目標である平凡な人生を手に入れることができるのではと思っています。