まったり中学受験

とある地方都市でまったり中学受験にトライします

志望校

2011年09月20日 | 中学受験
 先週末の3連休は、初めて本命校の過去問に取り組みました。saraにとっては全くの初見ということで、試験形式も時間配分も手探りという条件でのチャレンジです。結果は、4教科で合格最低点まであと40点、合格平均点まであと60点でした。本番まであと60点積み上げる必要があります。

 この4教科計で60点、各教科15点の積み上げというのは、どれぐらい大変なのでしょうか。夏休み前までは新しい単元をどんどん学習していたので、学力の向上を実感しやすかったのですが、現在は実践問題を繰り返すだけですので、正直学力が向上しているのどうか分かりません。そのため、各教科15点ずつ上積みをする具体的なイメージが全く湧きません。

 今までどおり本命校や同じぐらいの難易度の学校の過去問を繰り返せばたどり着けるものなのでしょうか。夏休みをしっかり過ごせたので、秋は余裕を持って過ごせるかなという甘い考えは、一蹴されてしまいました。まあ、信じてやるしかないのですが。

 さて、今更ながら志望校の選択について少し考えてみます。地方は都市部ほど選択肢が豊富ではありません。また、通学時間を増やしてまで偏差値の高い学校を行っても仕方がないというのが私の持論ですので、家から一番近い中堅未満校を最初から志望し続けています。授業料免除制度、地元国立大学合格実績があり、エアコン完備と私が考える全ての要素を兼ね備えていますので、わが家はとても運が良かったと思います。

 最終目標を地元国立大学合格としている場合に、東大合格者を出すような難関中学へ入学すると、とても非効率な大学受験となってしまいます。

 大学は偏差値が高ければ高いほどよいのですが、中高は偏差値が高ければよいわけではありません。憧れの中学に入学するため、これ以上ないモチベーションの中で限界まで勉強し、ギリギリで合格。わが子にあと6年間、中学受験以上の勉強を強いる根性は私にはありません。

 少なくとも周りで東大に合格した人は、最初からぶっちぎりで優秀でした。高校でぐんぐん伸びて合格したなんて感じではありません。もちろん現実にはあるのでしょうが、かなりのレアケースだと思われます。わが子に期待するのは不確実すぎて厳しいです。

 難関校に受かりさえすれば、高いレベルでの切磋琢磨と本人の努力でどんどん学力が向上すると考えるのは、やはり現実的ではありません。中学受験での3年間、必死に努力した結果が現状の差です。中高の6年間で、差は縮まるどころか更に広がると考える方が自然です。

 憧れを持ち必死に勉強するためのモチベーションとするという意見もありましょうが、中学校はあくまで通過点ですから、中学合格を目標にすることなく、さらに大切な中高6年間を走り続けることができる環境なのかどうかが大切だと思います。