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007 慰めの報酬
監督
マークフォスター
主演
ダニエルクレイグ
オルガキュリレンコ
ジュディデンチ
マチューアマルリック
ホアキンコシオ
GW前後を体調不良で何も出来なかったので久しぶりの映画カテゴリーの更新となってしまいました
今回紹介する慰めの報酬はカジノロワイヤルの続編なので前回更新からすぐに載せる予定でしたが出来なかった為随分時間が開いてしまいましたがやっと更新!
注意 前作カジノロワイヤルのネタバレを含みます
カジノロワイヤルの結末にある決め台詞『ボンド、ジェームスボンド』がシリーズ冒頭での名台詞であり
慰めの報酬の物語はその直後から始まります
まさに続編
愛する者を失ったボンドは彼女が遺した手掛かりから謎の組織を追う
映画冒頭から怒涛のアクションが連続するスピード感はシリーズ屈指
ボーンシリーズのスタッフを多く雇い アクションシーンに起用したことからも分かるように今作の一連のシーンはまさにボーンのように激しくスピーディー
シリーズお馴染みのガンバレルシーンも冒頭に無く、決め台詞も前作ラストに使った為無し
今作でボンドガールを演じたオルガキュリレンコ(カミーユ)もこれまでとは全く違い
セクシーなシーンやボンドとのベッドシーンも無し
ボンドと同じ心に傷を負った仲間といった感じ
このカミーユの立ち位置からもいかにヴェスパーが重要なのかが分かるかと思います
今作ではドミニクグリーンが組織側の主役としてボンドの敵として登場
適役だったかと言えば人物的に小物的な部分もあり役不足感は否めない所ですが
このドミニクグリーンを通し組織と組もうとした将軍や、CIA、果てはMI6
敵は組織であり、さらには世界の国家達だ
と言いたかったのではないでしょうか
組織が手に入れようとしている物も現代らしいですが劇中では重要性があまり語られず見る側が脳内補完しなければいけません
この部分は物語的にあからさまに説明不足、残念
そして今作はボンドの復讐を描く物語でもあります
それを語る上で外せない存在はヴェスパー
カジノロワイヤル、慰めの報酬を通しもっとも重要な登場人物は誰かと聞かれたらヴェスパーと答えます
ヴェスパーが何を考え、どう行動し、何を選び、何をボンドに託したのか
ボンドが物語を引っ張りヴェスパーが深みを与える
この点を理解する事によりカジノロワイヤルはさらに素晴らしい作品へと昇華します
そしてそれらを理解しつつ慰めの報酬を見ればボンドが何に苦悩し何に怒りをぶつけているのかを察する事がより簡単に出来るかと
物語的には時間も短く、アクションを全面に押し出した作品の為どうしても物語が弱くなってしまう感は否定出来ませんし
それによって見る側に伝わり難いテーマ等の部分が多々出て来てしまい凡作な印象を与えてしまいがちかもしれません
組織が狙う物やヴェスパーの存在によるカジノロワイヤルからの流れ等をしっかり整理し自身の脳内で補完するしないといけない
この映画の最大のマイナス部分だと個人的には思っています
それを差し引いても飽きることなく一気に見れる娯楽作品なのは間違いありません
続編なのでカジノロワイヤルを先に見ないと駄目だけど
復讐か 任務か 愛する者を失ったジェームスボンドが悲しみの末に手にする報酬は何か?
新生ボンド演じるダニエルクレイグの魅力たっぷりな007慰めの報酬 見ていない方は二作続けてオススメ!!
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