神憑書紀 原文
ミミテ ミヨセテ イイテミナ
カレテモ アレシ ソニアラズ
ミミテ ミヨシト ヨキキザシ
サレバ ヨイシラセ モシト
キテ ネシ モシト キテ ネシ
サエ シエシ テ ソレ シモ
シテ ケ ミ ソ
イイヤ イミヤシ
カモシトシ
神憑書紀 現代語翻訳
ミミテ ミヨセテ イイテミナ
各人で、身を寄せて、ことごとく言って
カレテモ アレシ ソニアラズ
「枯れても(枯れるにもかかわらず)、生まれる」と、そうじゃない
(推測:この文は、「一度日本が崩壊して、その後再生が始まる」というようなことを人々が噂しているが、そうじゃない、ということを意味するのだろうか)
ミミテ ミヨシト ヨキキザシ
各人で(事の)次第と良き兆しを見る
各人で 三世((みよ、過去・現在・未来の三世)「為」すの連用形「し」)をある状態にする 良き兆し
サレバ ヨイシラセ モシト
それゆえ、良い知らせを模すと
キテ ネシ モシト キテ ネシ
来て 音ね(「音」聞く人の耳にしみじみと訴える音)を示し、来ていないことを模す
(※これより下の文は、おそらく自動書記者へ向けたもの)
サエ シエシ テ ソレ シモ
冴えて、それを選んだ、手を逸れても
シテ ケ ミ ソ
お召し物が、普通と違っている様
イイヤ イミヤシ
「あっ!」と言って、忌いみ・斎いみを
「や」感動詞 あっ、おい、やい、これ、もしなど
忌いみ・斎いみ
①神事にかかわる者が、けがれを避けて慎むこと
②はばかりがあること、遠慮があること
③けがれや不浄に触れて慎むこと
④忌み避けるべき方角、日どり
「やし」間助(上代語)語調を整え、詠嘆の意を表す
カモシトシ
醸し、神が成したとして
「醸かもす」近世から近代でつかっている、上代では、「かみなす」醸成を使っていた
醸すは、「神が成した」わけだから、神からの忠告・警告とせよとのこと
要約すると
例えば、衣服に、コップの水がひっくり返って濡れたり、虫が飛んで止まったり、普段と違った事象が現れた場合は、「自分がへました」や「ちょっとついてない」と思ったりせず、逆にそれは直観が冴えている証拠で、自動筆記中にそういう事が起こった場合は、それは神が「その自動筆記を中止せよ」との合図を発したと思いなさい
ということと推測する
これは、私に対しての業務連絡だと思われる
次回に続く