萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚45

2014-03-28 12:47:01 | 雑談寓話
こんにちわ、
今日はかなり温かいです、薄靄かかったような空の青も春っぽいカンジ。
で、この雑談もバナー押して下さる方いらっしゃるので続きまた載せます、楽しんでもらえたら嬉しいです、笑



雑談寓話:或るフィクション×ノンフィクション@御曹司譚45

明けて日曜は高校時代の友達とドライブだった。
そいつは運転好き×こっちはカメラ使いたいから一緒に出掛けるには都合良い相手同士なんだけど、
その日は天気も良くて道路コンディションも良かったから、ヤビツ峠から宮ヶ瀬→道志みちコースに結果なった。

ヤビツ峠→宮ヶ瀬湖→道志みち って言われて解かる人は走るの好きなタイプだと思うんだけど、笑
ヤビツ峠はカーブ+急坂+狭隘でいわゆる走り屋も割と多いルート、道志みちは神奈川から山梨県に抜ける山道ルート。
どっちも一遍に走るのは好きじゃないと疲れるだろってルートだけど、その日もいつも通り友達はテンション上げ↑でハンドルさばき笑ってた。

「予定外だけど道志まで入っちゃった笑 山中湖とか行っちゃう?チェーン積んでるし、」
「だったらあの店寄って、巨峰ジェラート食べたい、笑」

そんなノリで予定未定のまま県境超えて、富士山撮って、
まだ湖は凍っていなかったけど指冷えきるくらい寒くてさ、
それでも好きな店のアイス食べ行こうとしたら冬期休業だった、笑

「うわ肩透かし、冬ダメって忘れてたなー笑」
「じいさん三人でやってるぽいから仕方ないよね、笑」

なんて笑いながら諦めて、
ぐるっと山中湖一周しながら撮影ポイント寄り道しつつ道志まで戻ってさ、
道の駅に寄って寒いとき寒いモン食べるとかって馬鹿だなー言いあいながらアイス食べて、冷え切って、笑
頭冴えたとかナントカ言いながら宮ヶ瀬湖まで戻って車停めたら「熊鍋」なんて品書き見つけてイキオイ食べることになった、

「うわ脂身にクセある、俺ちょっと無理だーきりたんぽ担当する、笑」
「じゃ遠慮なく肉もらうね、笑」

ってカンジで遅い昼に食べた熊肉はお初だったけど体やけに温まるのが面白かった、
クマは精がつくとかいうけどホントなんだなーなんて感心してたら友達が言ってきた、

「俺さ、今年のクリスマスたぶんまた独りか野郎で集まるカンジ、凹」

ホント相変わらずモテないんだ?笑
こんな相変わらずが面白くて笑いながら訊いてみた、

「ホント相変わらず完全オヒトリサマなワケ?社会人の男がさ、笑」
「うーまあ何も無い訳でもないんだけどさー悶々苦笑」

なんて煮え切らない顔で言って来てさ、
そういう反応お初だから面白くてツッコんでみた、

「誘えるっぽい相手はいるけど好み違うってカンジ?笑」
「そんなカンジ、あ、ナニ言いたいか解かるからソレ以上言うなよ?」

もうソレ以上言わなくても解かるって貌で言われてさ、
でも面白いから言ってやった、笑

「選り好み出来るほどオマエってモテるんだ?ふうん、春が来たんだねオメデトウ、笑」

そいつ喩えるならムーミンっぽい貌なんだよね、いわゆる愛嬌あるけど美男とは言えない。
しかも趣味&思考がドウ考えても女の子に好まれない、そんなヤツだけど気の好い困り顔が笑った。

「あーほんとオマエ相変わらずSだよなあ、やっぱ俺ってソンナに非モテ?笑」
「歴史と経済と車の話しか出来ないヤツのこと、女の子は好きだと思う?笑」
「おもわねー笑 でもモテたいよーどうしたら良いか教えてくれー笑」

とか熊鍋の向こうで言ってくる。で、思ったまんま言ってやった、

「その茶髪まず安っぽいよね、服も自分に合うヤツちゃんと把握しな?髪も服も流行りモンやブランドで固めりゃ似合うってモンじゃない。
それから自分の話したいコト話すばっかじゃ無くて女の子の話ちゃんと聴け、人って頷いて聴いてもらえたら喜ぶし好きになったりするよ?」

ウチの高校、茶髪率が高かったんだよね。
金髪、オレンジ、赤、緑、青、銀髪にしてたヤツもいてさ、全く加工してないヤツ多分半分いなかった。
そういう流れで茶色っぽくしてるんだろうけど社会人男の茶髪ってトーン次第で微妙なカンジに思われる、だから指摘したら凹まれた。

「ソレって見た目から中身までダメだしされてんじゃん俺、凹」
「だね、でも努力次第なコトばかりだろ?笑」
「そうだけどさーこのままアウトレット行って服選んでもらいたくなるマジで、凹×笑」
「今の時間からってメンドクサクない?笑 っていうか見た目より会話をちゃんとしな、」

なんて会話で笑ってさ、そしたら友達が言ってきた、

「俺さー海外赴任になりそうなんだよね、それで一緒に暮そうって言ってくれるヒトがいるんだよ、」

なんか急展開だな?笑
そんな感想とサッキの発言+空気から訊いてみた。

「海外で同棲って結婚前提っぽいね、相手は気に入ってくれてんじゃない?同僚で一緒に赴任とかなんだろ、笑」
「そう、3つ上とかの先輩なんだけどさーなんでソコまで俺のコト気に入ってんのか解らないし逆に怖いっていうか、凹」

溜息まじりに言ってくる、
そんな貌がソイツらしくなくて高校時代が遠くなったなあ思いながら訊いてみた。

「あんまり美人じゃないカンジの先輩だね、付合いも未だ浅いんだろ?笑」
「単なる同僚ってカンジだよ、残業するモン同士だから飯一緒とか多いけど職場の話ばかりだしさー凹」

テンション下げながら話してくれるトーンは楽しさ0%ってカンジ、
恋愛相談にある浮ついたような幸せ空気があまりになくてさ、職場恋愛のメンドクサイ部分だけ出まくってた。
こんな相談事は数年前まで異世界だったけど、それが今は現実に友達の声で悩まれてるのが面白いな思いながら訊いてみた。

「おまえ、他に好きな人いるんだろ?だからセッカクの据え膳に迷ってんだろ、まあ食った後っぽいけどさ、笑」

こんな煮え切らないのは既成事実VSプラトニックがあるんだろな?
そんな予想に笑ったらムーミンは白状した、笑

「その通りだよお、ごめんなさいヤっちゃいましたよケダモノですよお、出来心で仕事差し支えてるよ悩んでるよ馬鹿だよ笑えよ、あははっ凹」

山の湖畔の飯屋でナニ叫んでんだろね?笑

なんて感想と周り見たら客あと一組だけいてさ、遠い席からナンダロって貌でコッチ見てた。
これ以上はご迷惑だろなって思ったから熊鍋さっさと空けてさ、会計割り勘で済ませて外に出てから笑ってやった。

「職場恋愛は地雷だって前に言ったろが?それも好み違うのにヤったってさ、単に童貞卒業を焦ったんだろ?ばかだなー笑」 

こいつ割と純情っていうか不器用なんだよね、笑
だからマトモに恋人いたことが無かった、で、友達は凹み笑いで白状した。

「うーその通りですよ馬鹿ですよお、あーもう海外までツいて来られたら俺完全に詰んでるよなあ、凹」

完全に詰んでる=先輩と同棲→結婚
って流れがあるんだろな思ってさ、だからヒント出してみた。

「ついて来られなきゃイイじゃん?そしたら解決だろ、笑」

あっさり答えたら友達の目が大きくなってコッチ見てさ、
その貌がまた面白いなあ思いながら笑ってカメラ準備し始めたら、友達に手を合された。

「おまえナンか良い案があるんだろ?お願い教えて!」
「それくらい自分で考えろ。甲斐性すこしは見せてみな、ドーテー卒業でオトナになったんだろ?がんばれ、笑」

ナンテ感じに軽くSって撮り始めて、放置された友達はボンヤリ遠く視ながら考え始めた。
よく晴れた冬の午後は光線が斜めに強く射して枯尾花が綺麗でさ、水面の漣も佳かった。
で、好きなだけ撮り終ってカメラ仕舞ったら友達また拝みこんだ。

「お願いだから教えてくれよ、俺いまホント解らねえんだって、お願い!」
「別の恋愛させればいいじゃん?笑」

さらっと答えて歩きだしたら友達びっくりした貌になった。
どういうことなんだろう?そんな貌がコッチ見るから思ったまんま言ってみた。

「前におまえ、後輩でカッコいいヤツ入って来たとか言ってたろ?そいつと彼女と3人で飲み行きな、で、何度か中座して2人きりにすればイイよ。
帰りも後輩に彼女送らせな、おまえは用事入ったとか適当言えばイイ。そうやって彼女と後輩の二人時間つくれば彼女そのうちソッチいくと思うよ?
彼女も男日照り寂しくてオマエの童貞ロスト希望と合致した感じじゃん?だったらイケメンとの未来期待させればソッチ執着して海外赴任も断るだろ、」

いわゆる当て馬を後輩クンにさせろって提案、
こんなアドバイス自分でドウなんだろ思いながら笑ったら少し焦ったみたいに聞いてきた。

「でもソレじゃ後輩に悪くないか?自分が嫌だからってメンドウ押しつけるみたいだろ、」
「その後輩モテるタイプなんだろ?だったら適当に躱すくらい出来るよ、もし逆セクハラやパワハラになりかけたら助けてやればイイだけ、笑」

その後輩の方がオマエより甲斐性あるんじゃない?
そんなトーン笑ったら溜息まじり言われた。

「ホントおまえって敵に回したくないなー相変わらず怖いヤツ、笑」

褒め言葉なのか貶されているのか?そんなセリフ高校時代も彼よく言ってくれてたんだよね、笑
コウイウのもナンカ懐かしいなって思いながら笑って訊いてみた。

「ソンナコト言うってコトは、コレ当たりそうなんだ?笑」
「おまえの言った通りなると思う、よく俺の話だけでソコまで想定できるよなあ、ホント怖いヤツ、笑」

感心×クサしながら笑ってくれる、その貌が少し安心した空気になってた。
ほんと悩んでたんだろなって感じが解かってさ、そういうのも高校時代から遠くなったなって思ってたら訊かれた。

「おまえの方は最近ドウなんだよ?秋に別れたとか言ってたよな、ソッチも年上だったろ?」

この質問なんか最近多いな?笑
そんな感想可笑しくて笑いながら正直にまた訊いてみた。

「バイセクシャルのひとに告白されたら、おまえドウ反応する?笑」

質問に気の好い顔が考えこんだ。
そのまま5歩くらい歩いて、それでコッチ向いて感心気に言ってきた。

「おまえが男にも女にも惚れられるってナンカ納得だなーこのまま高校に遊び行こ?センセイにソレ話してみろよ、笑」

ちょっと面白い先生がいるんだよね、笑
その先生の意見を聴いてみたいって発想は解かるなって思った、で、訊いてみた。

「日曜だけど先生ガッコに居んの?笑」
「部活で来てるはずだよ、大会近いからって俺も昨日はコーチやらされたんだ。今から行けばちょうど部活終わる頃だしさ、笑」

なんてカンジで急に母校へ行くことになった、予想外だけど、笑



とりあえずココで一旦切りますけどまだ続きます、
おもしろかったらコメントorバナー押すなど頂けたら嬉しいです、気が向いたら続篇載せます、笑

このあと第74話の続きか短篇連載かナンカの予定です。
小説ほか面白かったらバナーorコメントして続き急かして下さい、笑

取り急ぎ、



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