萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚321

2015-01-25 01:16:09 | 雑談寓話
「あー、なんか妬けるなあそれ?ちょっと詳しく訊いてもいい?」

なんて花サンに言われた7月たしか金曜、
その「妬ける」も「詳しく」も御曹司クンが泊ったことに対してなんだけど、

「話すと長くなるけどね、よかったら新居に来る?笑」
「あ、行きたい!このまま良いの?」

ってことで急だけど泊りご歓談コースになった、
っていうか質問されまくりコースなんだろうけどなって思いながら新居について、

「お、悪戯坊主くんもちゃんと引越だね、キスして頭こつんしてるカワイー、萌」
「お帰りなさいって挨拶だよ?自分にだけだけど、笑」

なんて会話と部屋にあがってもらって、
買ってきた飲むモンやら並べて今夜2度目の乾杯して、で、訊かれた。

「御曹司サンを泊めたって、一晩なにしてたの?」

ホント気にしてくれるんだな?笑
こんな彼女の言動に本音みつけて言ってみた、

「花サンは御曹司クンとデートしてる?笑」

もうそろそろ素直で良いと思うんだけど?
そんな促しに彼女はワインひとくち笑った、

「してたらコンナ質問しないでしょ?本人に訊けばいいだけだもん、」
「なるほどね、笑」

なんて答えながらやっぱり好きなんだろなって思った、
それでも意地張りたくなるのも無理ないんだろう、だって所謂前科が御曹司クンは多すぎる、
だから今も前科が増えてしまったかどうか気になるんだろう?そんなカンジするから言ってみた、

「御曹司クンとはエッチネタは何も無いよ?御曹司クンは座って本読んで号泣して、朝はコーヒー飲んで帰っただけ、笑」

これが事実だ、でも隠してる事ひとつある。
だけど言ったところで幸せになれないだろう、だから言わないまま花サンは訊いた、

「本ってどれ読んだの?」
「これだよ、」

本棚から出して見せながら多分そうするだろなって思った、
で、花サンは言った、

「これ前に純愛ものってトモさん言ってたね、私あまり読まないジャンルだな、」

読んでみたら良いのにね?

第63回 昔書いたブログも読んで欲しいブログトーナメント

眠いけど少し書いたんでUPします、ほんとちょっとですけど、

Favonius「少年時譚87」+Aesculapius「Dryad24+」読み直したら校了です、
コレや小説ほか楽しんでもらえたらコメント&バナーお願いします、笑

取り急ぎ、



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