萬文習作帖

山の青年医師の物語+警視庁山岳救助隊員ミステリー(陽はまた昇る宮田と湯原その後)ほか小説×写真×文学閑話

雑談寓話:或るフィクション&ノンフィクション@御曹司譚268

2014-11-14 00:30:04 | 雑談寓話
「ソレ助かるわあ、店決まったらメールで教えてもろたら行くわ、」

なんてカンジに大学友達ハルも一緒に花サンと夕食することが決まって、
ハルとの電話を切ってコーヒー飲み干したら花サンが言った、

「ね、御曹司サンからメール来たんだけど今ここにいるの見てたっぽいよ?」

またメンドクサイことになりそうだ?
こんな事態に笑って席を立った、

「とりあえず店移ろっか、笑」
「うん、」

で、外に出ていつもの店に着いて、いつもの個室席に通されて、
肴ちょっと+最初の一杯を頼んでから訊いてみた、

「返事はした?笑」
「うーん、返事する必要ってあるかな?」

ドウ思う?そんな顔で携帯の画面を見せてくれた。

From:御曹司サン
本文:おつかれ、さっきコーヒー屋にいるの見たけど嫉妬する。どっちに嫉妬してるのか自分でも解んない。

こんなこと花サンに送ってどうしたいんだろう?笑
ちょっと可笑しくて笑ったら花サンも笑いだした、

「ね、返信不要って気もするでしょ?」

これはどっちもだろう?そう想ったまま言った、

「あっちは欲しそうだけどね、でも無視で良いんじゃない?笑」
「だよね、っていうか私からの返信は要らないのかなって思うけど、」

なんだか意味ありげに言って笑ってくる、
その言いたいこと解かるから言ってやった、

「花サンから聴いた自分から連絡こないかなってコト?笑」
「それがイチバン喜ぶでしょ、彼は、笑」

なんて言いながら笑ってくる、その貌なんだか複雑に見えて訊いてみた、

「花サン、ちょっと自虐はいってる?」
「正直ちょっとそう、」

素直に頷きながら綺麗な色のカクテル呑んで、それから言った、

「正直言ってね、イイカゲン疲れて来ちゃった。ライバルが友達なだけでもあーあって思うじゃない、それが脈ゼロって解りきってるのに往生際が悪いトコずーっと見せつけられるとか、どうよ?」

どうよ?って言われても正直ちょっと困る、笑
だからそのまま訊いてみた、

「花サンとしては、自分にどうしてほしい?笑」
「そのリクエストも難しいよね、トモさんが断りまくってるの知ってるし、友達づきあいは仕方ないし、」

ほんと困ったな?
そんな貌で考えこみ始めて、そしたら扉からり開いた、

「おつかれさん席ありがとなあ、お、キレイな子と一緒やん、私オジャマやない?」

良いタイミングで来てくれた、笑

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Aesculapius「Chiron41」校了、第80話「極月2」草稿まだ加筆します、宮田@御嶽神社の大晦日2。
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取り急ぎ、



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