雑談寓話：或るフィクション＆ノンフィクション＠御曹司譚299

「電話３時間より会って30分のほうが早いでしょ？っていうか今も私ひとりツマンナイじゃない、早くケリつけて？」

なんて花サンに言われた７月土曜夜＠自宅飲み、クダンの電話相手＝御曹司クンに言った、

「明日、15時に横浜でいい？笑」

ってワケで日曜日、花サンと朝食＋駅まで送ってから家事して昼寝して、
昼ゴハン簡単に摂りながらパソコンやらテキストやら開いてやることやって、
それから出掛けて、本屋でアレコレ見ていたら電話が来た、

「今着いたけど、どこ？」

そういえば待ち合わせ場所ちゃんと決めていなかったな？
ソンナ今更なコト想いだして笑った、

「行動パターンで当てたら？笑」
「っ、またそれかよもー…ほんとおまえ弩Ｓだ、イジワル、拗」

とか拗ねながらも電話むこう歩いている音がして、
たぶん今回は当てるんだろなって思いながら勝手に通話切ってみた、

これで見つからなかったら普通に買物して帰るかな？

なんて考えながら本の会計を済ませて、
そのまま雑誌を眺めてたら御曹司クンが登場した、

「やっぱここだったかー、今度は早かったろ？」

ってカンジに笑顔×ドヤ顔してくれる、
こういうとこ憎めない？なんてつい想いながら軽くＳった、

「明日は仕事だからね、制限時間１時間だけど用件なに？笑」

自分から呼びだしておいてコンナこと言うのは意地悪だろう？
そんなこと解かりきってるから言って、けれど御曹司クンは笑った、

「あのさ、公園いこ？缶コーヒーおごる、」

どこの公園なのかってなんとなくわかる、だけど敢えて訊いてやった、

「公園ってドコの？職場の広場のトコとか？笑」
「あ、おまえ絶対わかってるクセに訊いてるだろ？行くぞ、」

なんて言って歩きだして、その行先に訊いてみた、

「もしかして車で来たワケ？」
「その方が楽だし、」

即答されて、
で、駅の地下駐車場に行って久しぶりな車に乗ったら御曹司クンが笑った、

「なんか助手席におまえがいるっていいな、」

こういう時なんて言ってやったらいいんだろね？笑
って思いながらトリアエズ言ってやった、

「安全運転ちゃんとしろよ、日曜も混んでるから、」
「当り前だろ、」

返事しながらカーステレオ掛けてくれて、その曲なんとなく聞き覚えあるから訊いた、

「これなんの曲だっけ？」

どっかで訊いたよな？
そう想ったから訊いただけ、でも御曹司クンはちょっと幸せそうに笑った、

「クリスマスイヴの時にかけた曲だよ、一昨年の。憶えてくれてたんだな？」

クリスマスイヴの夕方、一緒に出掛けたことがあった。
あれはもう一昨年なんだな？そんな時間の流れがなんとなく可笑しくて笑った、

「じき２年前だね、おまえも年とるワケだ？笑」
「っ、なんだよそれー齢違うわけじゃないクセに何その上から目線？」

なんてたちまち拗ねて、こんな相変わらずの反応に笑った、

「中身はガキンチョのままだね、顔だけ老けるってヤツ？笑」
「そんな老けてねーよ、童顔だって言われるもんね、拗」
「童顔とガキンチョは違うよ？笑」
「どーせガキだって言いたいんだろ、ほんとイジワル弩Ｓ、」

そんな会話しながら街中を走る車窓は相変わらずで、
けれど一昨年の冬と今の夏は全く違うような気がした、
だって多分、サシで会って話すのは今が最後になるんだろう？

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また悪天候の予報が出ています、読んで下さってる方の地域は大丈夫ですか？

Aesculapius「Dryad11」UPしました、読み直したら校了です、
不定期連載Lost article「天津風 act.28」校了しました、
Favonius「少年時譚77」＋第81話「凍結１」校了、校正ほか終わったら短篇かなんかの続き予定です、

コレや小説ほか楽しんでもらえてたらコメント＆バナーお願いします、笑

取り急ぎ、

智

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