
ニット羽織…で、2009年に編み図あります、という記事を出しましたら、
今でも「送ってほしい」というお客様が来られます。
ほんとに、これの載っている本は、なかなかないんですよね。
今回また見つけまして、3冊入手しました。この種の古本は、価格が安定しません。
こちらは良心的で、おかげさまでとてもお安く入りました。昭和30年代と40年代の本です。
写真のものは昭和39年のもの。表紙に和装コートが載っていたので、きっとカラーでたくさん…と思ったら、
この本では、モノクロページで3ページ…でした。
こんな感じ。右上の白っぽいのは、ピンクのモヘア2本取りだそうです。
モヘアのあの毛足の長いのは、間違えて解くときにえらい大変な思いをすることを思い出しました。
でも、こんなのいいなぁ。
別の本のカラーページ
ワインレッドのがいいなと、拡大。
茶羽織は、ほんとに「普段用の羽織」ということで、規定された大きさも作り方もありません。
要するに、前に紐がついた羽織みたいなカッコ、もしくはそれに近い形(引っ張りなど)、アタマからかぶるものもOK。
ラフなつくりですから、普通の羽織のようにマチもありませんし、「乳」をつけて羽織紐をとおすより、
共布でつくったり、ニットも細編みで編んだ紐などがつけてあったりです。
上のワインレッドは金ボタンに紐をかけるタイプ。
袖は働き着にいいように、丈は短く、大体は船底か筒袖タイプで、身八つ口もあいていません。
気楽に着るおうち着物では、いろんな自由が楽しめますね。
ニット羽織は編む面積が広いですが、あまりカーブがありませんので編むのは難しくはありません。
なんちゃって、私も、ちっともやってないのはいつものことですが。
こういう本では「機械編み」のものが半分くらい出てきます。
あの「編み機」も、一時期編み物好きな人は、ミシンなどと同じように月賦で購入することが多かったみたいで、
母も、持っていました。でも母は、編み物は面倒でも手で一針一針編まないと、編んだ気がしない…と言って、
さして作品も作らないうちに、しまいこんでいました。
和装の編み物は、編み方はそれほどでなくても、面積が広い分、機械の方が早かったと思いますし、
スレッド編みなどを使うと地厚でしっかり編みあがりますから、人気があったのかもしれません。
事実、セーターなどより重さがかかるので「伸び」を考えて編まないと、長羽織になっちゃったりして…。
こんなモチーフ編みもいっときはやりました。
編んでつなげるだけなので、私もひざ掛けとか座布団カバーとか編みましたわ。
編み図をほしい方にはお送りしているのですが、一つの作品で複数になりますので、枚数が多いと、
最近は画像が多くてはじかれたり、圧縮で送っても解凍できなかったりと、トラブルが多いのです。
それで、ご希望のものを(もちろん全部でも)プリントアウトしてメール便で送らせていただいてます。
それでよろしければ、おたより欄から、ご連絡ください。
今回入手のものについては、まだスキャンしてまとめていませんので、そのうちまたできましたらアップします。
<2015.11.1追記>いろいろ雑事ございまして、すぐにお送りできない状態にありますこと、ご了承ください。
おまけです。この本の1ページに、ものすごい書き込みがありました。鉛筆なのですが、全部計算式。
つまり、ゲージを合わせたり、寸法に合わせたりするのに、細かく計算したらしいのです。
割り算の式が隙間に一杯…それは子供用カーディガンでした。
息子のために、一生懸命計算して編んだのでしょうね。
きっとちゃんと編みあがって、男の子はお母さんの愛情の詰まったカーディガンで暖かく過ごしたと思います。
ちなみのその作品が、下の写真の左。ところで…真ん中のコ「江木俊夫クン」ですよね。
茶羽織やおでんちを機械編みで
編んでもらいました。
懐かしいです。
最近電車で毛糸の茶羽織を着て
おられる方を見かけ、いいものだなぁ
と改めて思いました。
ニットの羽織りもの、今は『あむあむふわわ』というブランドが、ケープとか羽織とかいろいろ出しているようです。
確かに、そもそもきものが直線縫いでできているので、詳しい編み図がなくても、カーディガンや羽織くらいなら編めそうです。
私は今年、洋服と兼用で使えるような形(大きなマーガレットのような)で編んでみました。
なかなか重宝しております。
木綿の着物、素敵ですね!
私は普段着としてきものを着るので、木綿やウールばかりです。確かに少し足捌きはよくないですが、自分で洗えてジーンズ感覚で着られるきものでないと、本当に着て行くところがありませんので(笑)
かぎ針のとか、すごくかわいいです。
数年前、かぶりタイプのを着物友達が着ているのを見ていいなあと思い、着物用だからまっすぐだ!と適当に型紙を決め、ゲージを取って編みました。
短めの船底袖にして、前あき、丈は帯下程度の短さ、裄は長めに、衿廻りは引っ張りを測って適当に…。
が、面積が広いから糸は太いのがいい、と思って選んだら大層重く、一向に着る気になりません。
でも、細い糸であの面積を…と思うと気が遠くなるので、今回載っているような長い羽織を編むには編み機がほしくなりそうです。
でも、ハイゲージが編める編み機って、今あんまり安いのがないみたいで。
20~30年前、軽く安い編み機が出てきた頃は、針を足してハイゲージ(といっても3号くらいかな)も編めるのが結構あったので、買っておけばよかったと最近思っています。
とんぼさんから頂いた編み図、
興味深く拝見いたしました。
で、自分も触発されて昔の手芸本集めてます。
収拾がつかなくなりつつありますが、楽しいです(笑
機械編みで羽織を~と糸までは買ったんですが、
さて、着手はいつになるやら。
手編みの上っ張りもいいですね。毛糸は編み直しが利くからいいんだ・・・と母がせっせと編んでいたのを覚えています。
トシ坊・・・懐かしい。ジャニーズってすごいわ!と改めて思います。嵐以降はほとんど見分けがつきませんけど・・・・
半天代わりに、セーターの上から着たりもしてました。
今はほんとにありませんねぇ。
機械編みのが1枚、手元にのこっているだけです。
ほんと「懐かしいもの」になってしまいました。
そうそう「マグマ大使」懐かしいですね。
あむあむふわわ、の羽織は、今風でオシャレな羽織になっているのですね。
和服用の編み物は、長方形ばかりですから、自分でも製図できますね。
木綿着物は、母のものが残っていないので、自分で買ったのですが、
昔のような「かたさ」がなくて、頼りない気がしています。
色の濃いのもほしいなぁと思っていますが、いまや木綿も高いですね。
昔は糸が細いものが主流でしたから、機械網の方が早かったのでしょうね。
私は鈎針がすきなので、ついそればかりに眼がいきます。
今の毛糸は太くてすぐ編めますけれど、やはり大きいと重さかかりますし、
暖かいけど繊細さにかける?それでも早い分いいか…なんて思ったりして。
編み機はまったくやらなかったので、さっぱりわからないんですが、
最近逆に「子供でも編める」なんていうおもちゃがありますでしょう。
あれでちょっとやってみたい気もしているんです。なんでも「やりたがり」で…。
古本の魅力にハマリましたかー。
あぶないですよー
でも、楽しいんですよね、これが。
昔近所のおねぇさんが、こんなセーター着てたなぁとか、
自分の子供のころの帽子など思い出したりとか…。
一度、カンダの古本屋街を歩いて、手芸や和裁の本を
かたっぱしから探してみたいとおもっている私です。
それはそれは、お宝の山ですね。
何かお役に立つ記事があればいいなと思います。
母も、いろんなものを編みなおしてました。
毛糸の再生と、巻きなおしは、よく手伝わされましたわ。
私も少年隊、TOKIO、嵐…まで…。後は何にもわかりません。
しかも、どのコを見ても同じように見えるし・・・あぁぁぁ!