
海外旅行に持っていくものなどのお話です。
また写真がないので、とりあえず「私が持っていくもの」のひとつです。
これ、バンドエイドの「魚の目パッド」のケースです。
一時期続けて使ったので、このケースがいくつも残りまして…薄くて小さいので便利なんです。
安全ピンとか、ちょっとした頭痛薬とか、「切手」は旅先からハガキや手紙を出すことが多いので。
それでは今日は、衣装のほかに持っていくものなど、旅の「お知恵拝借コーナー」??です。
まず、頂いたメールで「鏡」のことを教えていただきました。ホテルの部屋の鏡について。
着慣れるということは、鏡がなくても着られるレベルです。
私も鏡を見なくても着られますが、私程度だと「着られてりゃいい」レベルですから、
やはり「途中経過」「仕上げ」という意味では、鏡はあったほうがいいですね。
鏡は身長の半分あれば全身が写りますが、かなり離れなければなりません。
私が京都に行くと泊まるホテルでは、クローゼットの扉が一枚鏡なので、実に助かります。
外国などでは、事前にホテルの部屋の鏡などの情報を調べておくとよいと教えていただきました。
持って行くならお勧めはスタンド式の四角い鏡、壁にできるだけ垂直に立てて、裾線を見ます。
私もこれは持って行きまして、洗面所の鏡と「合わせ鏡」にして、後ろ衿の確認などに使います。
それと、忘れやすいのが「敷き紙」。着物は家であってもこれを広げて着付けるのが一番です。
ただ、和紙もので、裏にビニール引きしてあると、しっかりしている分、かさばります。
部屋の中でいつも使うものを、ホテルの床に広げるのも、ちとヤダなという気分もあります。
かわりになるものとして、お一人さま用ピクニックシートがお勧めです。
これなら小さく畳めてポリ袋に入れられます。これはサイズが違うのですが、こんなの。
着物や帯が床につくのを防ぐ目的ですから、着るときはベッドの上やデスクに小物などを置き、
着るだけのために広げるもの、畳一畳分かそれより小さいくらいで十分です。
風呂敷でも代用できますが、ピクニックシートはある程度ハリがあるので、
足で引っ掛けたりしても、布のように丸まったりしませんし、汚れたらぬれタオルでふけるし、すぐ乾くし、
畳むとペッタンコになるし…で、私はいつもこれです。
風呂敷は、別目的で必ず持参。ジャパニーズ・マジック・アイテムですから。できれば大中小…と。
旅行の時は当たり前ですが、特に着物の時は「裁縫セット」と安全ピン、お忘れなく。
このときの「糸」なんですが、だいたい携帯用裁縫セットというと、黒糸と白糸、とまぁ赤…。
これでなんとかなればいいのですが、どうしても色が合わない…なんて時のためには、
「透明糸」というのがあります。ミシン用も手縫い用もあります。元々は手芸用。
要するに釣りのときのテグスと同じですから、普通の糸よりはピンピンしてちょっと縫いにくいのと、
止め玉をいくらきゅっと引っ張っても緩むことがあるので、おしまいのところを半返しにしておくと安心です。
それと、手芸用なので、じかに肌につくことを想定していません。
糸の切り口が出ていたりすると、チクチクすることがあります。
とりあえずこれひとつあれば、出先でどんな色のものにも使えるというメリットはあります。
「透明縫い糸」「透明ミシン糸」などで検索すると出てきます。
例えばこんなの。クリアとスモークとあります。濃い色にはスモークがいいです。
どちらにしても、少しテカリがあります。
安全ピンは、もう使い道などは想像つきますよね。着物は手縫いの場合、ミシンで縫ったものより、
どこかに引っ掛けると…というのがあります。また、よくやりませんか、ドアノブにちょうど袖が引っかかって…とか。
そんなときのための「お助けグッズ」でもあります。
それと、半衿は、皆さんそれぞれ自分の付け方、というのがありますから、
これはもう個別に考えていただくわけです。先日は二枚重ねてつける方法もある、と書きましたが、
私自身は首が短いので、首周りをすっきりさせたいのと、白半衿はめったに使わないので、
柄物二枚を重ね付けすると下が透けて見えたりするのでできません。
なので、半衿を替えたいときは、ホテルで深夜にシコシコと、つけたりするわけです。
いつも半衿をつけるのは「しつけ糸」(ちゃんとつけるときは、後ろ衿の外から見える部分だけは普通の糸です)なので、
しつけ糸も持って行きますが、見えないところは安全ピンで留めちゃうという暴挙もやります。
両面テープ、ということも聞いたのですが、生地が毛羽立ちそうで、やっていません。
もし、着物でヨーロッパ6日間、なんてことになったら、私は着物などの荷物より、
お助けグッズの方が多くなるかもしれません??
次にこれもお便りから「ハンガーかけ」のことを伺いました。外国のホテルのクローゼットを知らないのですが、
ハンガーをかけるところがない場合がある…そうです。そんなときのためならドア用フックがありますね。
こういうの…ドアの厚みに対応できるかどうかがありますから、できるだけ厚みのあるものがいいのでしょうね。
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LILLANGEN ハンガー 扉 /ドア用 2個セット [イケア]IKEA(90197672) |
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私が利用する京都のホテルにはクローゼットがあるのですが、ハンガーをかけるためのパイプが、
洋服用ですから低いのです。着物をそのままかけると下にちょっとズリます。
それと袖をひろげた形だと、扉が閉まらなくて横向きにかけたり…。
このお話をちょっとしましょう。
着物をハンガーにかける理由は、大きく分けてふたつ。
ひとつはスーツケースから出して、シワにならないように下げるとか、
明日着るコーデを出しておく…など、畳んだ状態のものをかける場合。
もうひとつは、外出から戻ったあと、湿気飛ばしやシワ取りのために、袖もひろげてかける場合。
つまり、二つのかけ方があるわけです。
畳んでかけるほう、これは、私は旅行ではなく、最初はブログアップ用にコーデなどを考えるのに
何枚か用意するとき、あれこれぶら下げるために考えたものなのですが、旅先でもこれやってるもんで…。
これは市販品です。「滑らないハンガー」として売られています。
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すべり落ちない MAWAハンガー スカート・ズボン用 2本セット 1301 |
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MAWA |
着物は畳んだ状態だと半分にしてかけたばあい、袖がだらんと広がって落ちてしまいます。
こんなふうに…
それでこれを使うわけですが、まずこんなカタチでして…
上の部分を下げると開きます。
ここに着物の袖山部分と衿をキレイにたたんでのせます。
フック部分を戻すと、挟まります。
これは元々が黒い部分が柔らかい素材ですので、このままはさんでも跡もつかないしシワになりません。
別のもので、挟み込むためのものが2個ついているタイプなどもあります。
そういうものでシワや跡がつくのが気になるときは、タオルで着物をはさめばいいかなと思います。
かけるとこんな感じ。すみません帯かけにつるしたので、後ろに黒い余計なパーツが写ってます。
そのままでは長いので下にひきずってしまいます。
そこで我が家ではこんなものを作っています。モノはカレンダーの白い紙。
長さは30センチくらい。ラップの芯などでも代用できますが、細くしたかったのでこれで作りました。
長いものをクルクル巻いて厚手にしっかりめに。おしまいのところを両面テープでとめます。
中に通っているのは二本取りの毛糸。これは紐なら何でもかまいません。
これをフックのところに、後ろからひっかけてぶら下げます。紐の長さはお好みで。
ここに着物の下部分をかけます。
これは帯かけなので、いつもはこの上にあわせた帯を乗せるわけですが、
ホテルのクローゼットなどでは、こうしてパイプなどにかければ、いいわけです。
湿気をとるために広げて下げる場合は、着物ハンガーに袖を広げてかけるわけですが、
これになんとかこの方法が応用できないかなぁと…。
広げて下げると裾はこんな幅、この紙パイプ、2本分で幅は足りそうですね。
でも、そのまま2本で紐を通してやると、単純なことですが、真ん中が折れてV字になりますねぇ。
なので、この場合は太目のもの2本と、そこにはいる少し細いもの1本の3本セットにして、
組み立てるときは、真ん中に細いものを置いてそれを芯に、
左右から太い方をきっちり真ん中でつき合わせになるところまで、はめ込む…これでどうでしょうねぇ。
いやいや、これは実践していませんので、あくまでアタマの中だけのものですが…。
私ですか?すみません、今はもんぺなので着物も袴下で短いんです。普通のハンガーで事足ります。
昔、着物で旅行したときは、普通の着物ハンガーで、バスルームの扉の上など高い位置にかけて下げてました。
最近の旅行の時は、長い着物はないのですが、それでも着物ハンガーを持っていきます。折りたたみ式のもの。
帯は普通のハンガーでも、ズボンかけのついているタイプならかけられますが、着物はねぇ・・・。
私が持っていくのはこれです。これ、広げると140センチになるので、袖の先もちゃんとはいります。
まぁ私は裄みじかいですけどね。
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それと履物で、やはり石畳は草履では歩きにくい…というようなことを、他のサイトでもみました。
確かに、石の文化のない日本では、歩くのは土の道でしたからねぇ…と考えて…
いやまて、箱根の旧道など山越えの道や、道がわかりにくいところは、日本だって石を敷き詰めていたんだわ。
箱根旧道では今でも残っています。それで思い出したことがありました。「わらじ」です。
日本人は長旅や山道などは「わらじ」を履いたわけです。パリやローマでわらじかい…ですが、
そうではありませんで、何で見たんだったか、だいぶ前のことで、すっかり忘れたのですが、
草履の鼻緒にキレイな縮緬の紐をつけて、わらじのように足首に巻きつけて結んだ…という記事。
写真もウロおぼえなのですが、確か着物と同じような色目の細い紐を、
まず草履を履く前に鼻緒の中を横に通し、かかとに近いほうに左右に広げて、
草履を履いて、紐をそのまま足首の後ろにもって行きアキレス腱で交差し、そのまま足首に一周させて
前で結ぶ…だったかしら。これ実践してみないとわかりませんねぇ。
違うかもしれませんが、とりあえず紐をまわして、草履をできるだけ足に固定するカタチです。
子供の草履で、かかとに紐を回すのありましたね。
草履と、わらじや靴との大きな違いは、履物の中もしくは上で、足が固定されるかされないか、です。
不安定なところに足を出すと、草履だと台から足が横滑りするわけですね。
だから、「台と足」がちゃんと離れないようにすればいい、つまりわらじです。
それで、鼻緒の後ろの方に紐をかけて、わらじのように台が足につくようにしたら…です。
そうまでして…と思うかどうかは、石畳を歩いたことのない私にはなんとも言えません。
神社の参道などの石畳は、平らで滑りませんしねぇ。
うまこ様お勧めの「地下足袋草履」、どこでも評判のいい「カレンブロッソ」、
いろいろ手立てはあると思いますが、とにかく「異文化圏」であることは、思わぬことも起こります。
それもこれもが楽しい思い出になるように、いろいろ準備を考えてください。
というわけで、一応コメントやメールで頂いたことなどもいろいろお知らせしながら書いてみました。
実際に海外に行っていないので、受け売りばかりですが、最後に知人からのエピソードを。
知人からの又聞きですが、おばぁちゃんとアメリカに行ったら「マイ箸」持参で、どこへ行っても箸を出す…。
まぁ一流ホテルのディナーなどは、行く前から嫌がったので、気取らないところばかりだったようですが、
はてはハンバーガーの中身まで箸で切ろうとしたり、あのパラソルの下などのカフェっぽい席でも
靴を脱いでイスの上にお座りしたり(着物ではなかったようです)、
ウェイターにしっかり日本語で「おにーさん、おひや!」と言ったり…。
でも、私いいなぁと思いました。どこへ行ってもマイ・ペース!お箸は…持参してもいいもんですかねぇ。
最近はスシ店なども増えているそうですから、いいかな?
明日ももうちょっとおまけ話程度に綴ります。
少なくと思いながら、こうなったら
あーなったらと便利グッズを思い切り
私も持って行きそうです。
旅慣れるという事が大事なんでしょうね。
あ、でも汗を飛ばすには、衿を押さえてしまうとちょっと不安かも。
二つ折りタイプの着物ハンガー(伸ばしても少し短めのやつです)を持っていってますが、長いので大きめのカバンになってしまいます。
ドア用フックもあるとよいかも。洋服用のポールだと低くて、洗面所のドアを半開きにして掛けたりしてましたから。
半襟付けは、一番略式では襟肩開きのちょっと先くらいまで縫って、衿芯の端っこが来る辺を安全ピンで留めるだけ、というやり方をしてます。
私も重ねて付けるのは、何かもこもこする感じで、苦手なので様子を見て付け替えてます。
安全ピンとか糸針とか、ちまちまと持っていって、肝心のものを忘れるって、着物でなくてもやってしまいます。
ピクニックシート、うちは糸くずが多いので家でも重宝しそうです。最近は100円ショップで売ってますし、いいですね。
私は海外に行くときには
必ず5円玉をたくさん持っていきます。
海外には穴が開いているお金は少ないので、
あげるとみんなとっても喜びます。
ちなみに、その時に
「5円とご縁がね~」と説明も入れると、
なお喜びます。
それと、折り紙を持参して、
ツルしか折れないので、ツルを教えても、
喜びますよ♪
米国のホテルで、どこに着物ハンガーを掛けるか・・・はいつも問題になるんです。
靴を履いたままで使われる床はどんなにお掃除しても相当汚れていると思います。(クロゼット内も同じです。)
床には付けないように!ですね。
私は大抵TVクロゼット(ほとんどのホテルで上辺が私が手を伸ばしてやっとくらいの高さがあります)の横を使っています。
着物ハンガーの袖部分を伸ばせないこともありますが、大抵はOKです。
着る時などには、敷き紙を持っていくようにしています。
海外のホテルの場合、ベッドが高いことが多いので着物をたたむ時にはとても便利です。
ただし、ベッドカヴァーは捲り上げて使った方が良さそうです。
やっぱり「慣れ」なんでしょうねぇ。
昔よくいっしょに旅行した友人が、何もかも持参するひとで、
国内2泊なのに、海外旅行みたいな大きいのを、
毎度がらがら曳いてくるんです。
なんとか減らせないの?といっても「ないと不安だから」…。
心配性も、考え物ですね。
私は、忘れ物がないかと心配するほうですが。
袖を広げるときは、ハンガーは広がるタイプです。
記事に載せた「折りたたみ」は、週刊誌くらいの大きさなので、
バッグにも入りやすいですよ。
半衿付けは、これも「慣れ」ですよね。
私も、ごまかしは得意??です。
ピクニックシート、便利ですよ。
私はよく解きものをするので、倍のサイズのを、
玄関先に広げてやっています。
昔は「アウトドアなんとか」でたかかったのに、
最近は100円ショップでありますものねぇ。便利です。
5円玉とか50円玉が喜ばれるというのは、
聞いたことがあります。
穴あきのコインって、珍しいですもんね。
「折り紙」は、友人が「ホームステイ」した外国の人の
お土産にしたいと、小物入れを頼まれておりましたが…
つぶさないで持って帰れたかしら…です。
今、外国でも折り紙がはやっているとか、
器用な日本人の、誇るべき技ですね。
あと、ビュッフェ式の食事の時は「たもと留め」を使います。きもの用のおしゃれな物だとやわらか物にも使えますが、私は木綿やウールきものが多いので、100円ショップの「タオルハンカチをヨダレかけにできるクリップハンド」で充分です(笑)
はいー、盛り上げていただいてますー。
外国のホテルって全然わからないのですが、
とりあえず、着物は下げると丈が伸びる…ということが
問題ですよね。
私も、ホテルでは、いくら掃除がしてあっても、
「床は床」と思っています。
ベッドカバーは捲くるのですね。これもメモメモ!
下に何か敷く、というのはいいアイデアですね。
何しろ洋風の暮らしにあわせるのは、いろいろたいへんです。
ピクニックシートは、手芸や縫い物をするにも、糸くずなんかの始末に便利です。
袂クリップ、私も「安いの」使ってますよー。
しまいにゃ自分で作ってる・・・でも100円より高くなったぁ!