
久しぶりに「着物話題」です。
それとても、義父のアルバムの同じ収納ケースに、私のアルバムも入っていて…。
分け分けするのに、またつい広げて眺めたりして…みつけたものです。
たぶん私は結婚直後、28か29か…です。
友人の結婚披露宴、私の方もまだ新婚気分抜けてない時期でしたが、振袖着るわけにもいかず訪問着。
あったりまえですが、嫁入りにもたせてもらった訪問着、なんかちょっとオトナ気分でした。
で、「お題」の話ですが、この時私は実家に着物が置いてあったし、披露宴が横浜だったので、
実家に泊まって出席しました。母のウールを借りて、すぐそばの美容院でアタマをこしらえてもらい…、
そう、そういう言い方もしましたね。そして家に戻って自分で着付け、
二重太鼓だけは慣れていなかったので、母に手伝ってもらいました。
さて、それでどうだったか…ミスだらけです。
帯を締めて、例の「帯どめ具」で止めるところまでは自分でやって「おたいこ作ってぇ」と頼んだのですが、
確か…母は何も言わなかった、つまりチェックするようなことは言わなかったと思います。
気が付かなかったのでも、私を信用していたのでもなく、どっかでずっこけるようなことあらば、
それはそれで勉強じゃい…という感じだったのでしょう。
締め終わった時はきれいにできていたはず…なのに…披露宴直前のこの記念写真では…
すでに、帯が…よれてるし、帯締めは下すぎだし、なんか帯締めの端、垂れ下がってません?
伊達衿も引っ込んでるし、しかーも、なんと末広を右に挿してるし…。
はい、これは左に挿すのが正解ですね。「懐剣と同じ意味」とも言われるくらいですから。
なんで右に挿していたのか、とんと記憶がありません。実際に使うものではありませんから、
なんかしゃべりながら挿して、そのまますーっかり忘れていたという感じです。情けない…。
こうして恥もドジもちゃんと証拠に残ってしまいました。
たぶん、披露宴直前には、帯締めだけはちゃんともう一度調べたと思うのですが、
こちらはその「披露宴のスピーチ中」の私。
この披露宴では、司会を承ってましたが、新婦の高校時代5人グループの一員でもありましたので、
スピーチもするという変則的司会者…。ウケねらいで、なんかジョークを言ってます。
さて、この写真では、帯締めはなんとか上がってますが、キレイじゃないし…。
あ、帯揚げがこてっと出ているのは、このころはあまり言われませんでした。
お祝いだから若いから、と、少し余分に出しても普通…でした。
私の後ろの彼女、小顔でとてもかわいい印象の人ですが、このときすでにベテラン主婦、私と同級…。
トップ写真のカオナシですが、右端の人、薄いピンクに菊の訪問着でした。
彼女の帯揚げも、大目に出ていますね。こんなもんでした。
とてもすなおななで肩で…うらやましい体型です。
私のような普通の主婦の暮らしでは、留袖や訪問着などは、年に一回着るか着ないか…
そんなもんです。おまけに紬がほとんどの私は、柔らか物の着方はあまり上手ではありません。
幸いこの時は、ひどく着崩れて困った…という記憶はありませんでしたが、帯の締め方だけは、失敗しました。
それと、前板の大きいのを自宅から持っていくのを忘れたんだったか、確か母のを借りた気がします。
小さかったんですよね。で、帯が緩めだったものだから、なんだかポイントにきちっとはまってなくて、
ズレてよれてる…。
この時で、自分で着るようになって15年目くらいですが、ほとんど普段着物でしたから、
やっぱり「数こなせてない」んですね。
最初にきちんと教室などで習うということは、そういう訓練にはなるのかもしれません。
後年、訪問着も喪服も自分で何度か着ていますが、「帯は大事」…と気を付けるようにしています。
だれだって、最初から完璧に着られるわけではありません。
こんな恥はかかないほうがいいに決まっていますが、まぁ何事も勉強…ですねぇ。
しかし、この訪問着、呉服屋さんは、まだいける…と言います。
イケるっていわれたってねぇ…着ていくとこがないんだってば…。
のが見てとれる写真ですね。
青海波柄のすてきな訪問着ですね。
訪問着の着て行くところがないのは私も同じです。
ういういしいさが感じられるとても良いお写真。お美しいですね。
着物はやはりいいなあと改めて感じました。
華やいだ席のお若い方の着物姿はとてもよいですね。機会をとらえてお召しになってほしいなあと思いました。
スピーチはあなたね、と、最初から言われてました。
みんな、ずるいよー、でした。
訪問着、ほんとに着る回数は少ないですよね。
それなのに「何枚でもほしい」ですー。
お褒めいただいてうれしいです。
最近は母親が洋服…もめずらしくないそうで。
年代的に行って、着物離れした時期の人…でしょうけれど、
なんだかさみしいですよね。
このときの「新婦」さんは、実は着物で挙式したかったけれど…
ご本人が、当時としては背の高い人で、165近くかな?
テニスしていたので体もガッチリ。それに比べて旦那様が、
170以上はあるけれど、痩せていて華奢な感じの方だったのです。
「アタシが文金高島田で打掛着たら、ダンナが付き人みたいに
みえちゃうから」…で、ドレスにしたんですよ。
お色直しもドレスでした。
いやまあなんとかカタチになってますかね。
若さって、ごまかしききますねぇ化粧で?!
昔は、春と秋の日曜日って、よく駅などで
振袖姿のお嬢さんや留袖、訪問着の女性を見かけました。
あぁいい季節だから、結婚式多いよね、なんて言ってましたが、
最近は、洋服が多いし、着物の人も「現地で着付け」…が増えているのでしょう。
とんと見かけなくなりました。
もっと着てほしいなぁ…です。
すっきりきれいなお着物で、確かに帯を変えれば相当年配になっても着られそうですね。
この帯、ちょっとふかっとして、締めても締まりきらない感じのものじゃないでしょうか。
着付の練習をしていたときの帯の中にこういう感じのがあったのですが、きっちり締めても結んでる間に緩んできて…締め直して、クリップで上下留めてから結びましたよ。
私も紬が好きで普段紬やお召しばっかり着てるので、柔らかものが上手になりません。
たま~にいいお店にランチに誘われて、きれいな小紋でもと思うと、衿とか裾とかあちこち決まらない感じです。
数こなさないとうまくならないなあと思いつつ、ついつい好きなもの着てしまいますね。
借りたのは「前板」だけです。
この着物は、今でも手元にありますが、
さすがに袖のチラリと見える色などが、
赤いかなと思っています。
帯は、ふっくらとは逆で、実は嫁入りに持たせてもらったものの中で、
「ピン」の帯、24金で鳳凰など織りだしたものです。
柔らかくて薄手で締めやすく、別の結婚式に呼ばれたときは、
紫の振袖に、これを締めました。
当時はふくらスズメが当たり前でしたが、
実に形の取りやすい、いい帯なんです。
その帯にてこずったわけですから、
どこまでいっても、自分の締め方のまずさです。
やわらかものは、着る前に「これは小紋だからね」と、
自分で気合を入れるのですが、
ポイントポイントが、一回で決まらないことが多いです。
たぶん、苦手意識がよけいに手を狂わせるのでしょうね。
着たときの感覚は、柔らか物、好きなんですけどねぇ。
訪問着も八掛が赤いんですね。
これは、着る機会がありそうなら替えられたら…でも40過ぎると訪問着って案外着る機会がないですねぇ。
この先、結婚式も甥姪くらいかなと思うと、留袖ですし。
柔らかもの、着たときの腕に当たる袖の感じとか、裾捌きとか、気持ちいいですねぇ。
着姿のイメージはあるんですが、どうもそうはいかない、時間を多めにとっても、いつも最後はやっつけ仕事になってしまいます。
たびたびすみませんが、訪問着なので
共八掛です。
袖口って、ほとんど見えないはずなのに、
ちらっとみえるだけで、着物の雰囲気変えてしまうんですよね。
着物の柄の感じで行くと、沈んだからしか、
抹茶色がいいかなと思っていますが、
着ていくところが…です。
もう身内でも留袖は用がない続柄しか残っていないし、
喪服と色喪…ですねぇ。いまだに色喪で迷っています。
母の7回忌に間に合えば…なんてのんきなことです。