東京リサーチ日記

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「書き込み自体は、確かに推理としてはよくできてる」

2020-12-27 00:00:00 | 日記
 2020年12月27日、大阪府高槻市で殺害された少女の遺体が見つかった事件で、2ちゃんねるに犯行を告白するような書き込みがあったと真偽不明の情報がネット上で流れている。テレビのワイドショーでも、出演者がこの情報を持ち出して話題にしたほどである。この事件は、遺体発見5日後の2015年8月18日に、少女が寝屋川市立中学1年の少女(当時13)と身元が分かって急展開したのだ。少女とは、同級生の少年(当時12)が当時一緒にいて、行方不明になっていることもこのときに報じられたのだ。2ちゃんねるで書き込みがあったのは、この2日前の2015年8月16日21時3分ごろだ。快楽殺人の可能性を報じる産経新聞の記事で立てられたスレッド内で、それは次のような書き出しだったのだ。「怯えて身を寄せ合った二人組みを刺したから身体半分しか傷がつかなかった」当時は、少女のことだけしか報じられなかったが、書き込みでは、このように被害者は2人だとされていた。さらに、生々しい描写が続いていくのだ。「自家用車に乗せてた死体をトラックに詰め込もうとおもったが、死に顔がこわかったので、テープでぐるぐる巻きにしたらまだ動き初めてあせった。少女は芋虫のように動き、結果車の下にもぐりこんだまま動かなくなった。運び出そうと思ったら車が着たから焦って逃げ出したんだ」その結果、車には、もう1人の遺体が乗ったままだとして、「今日は大雨警報がでている。河にでも流そうか・・・」とつづった。遺体は、翌日か翌々日に大阪府内を流れる淀川や芥川辺りで見つかるだろうと予言していた。このときは、書き込みはほとんど話題にならなかった。しかし、2015年8月18日に2人のことが報じられると、ツイッターなどでこの書き込みが犯行告白ではないかと波紋を呼んだのだ。それは、被害者が2人だとされたことなどが、犯人しか知り得ない情報ではないかということからだ。情報サイトなども次々に取り上げるようになり、日本テレビ系「ミヤネ屋」では、2015年8月19日の放送で、嵩原安三郎弁護士がこの話題を持ち出した。嵩原弁護士は、2ちゃんねるの書き込みで、犯人あるいは犯人を装った人物が罪を告白するような書き込みがあったとして、その内容を説明した。キャスターの宮根誠司さんが「2ちゃんねるの書き込みは、本当かどうか分からないんですけどね」と指摘すると、嵩原弁護士は、それに同意したうえで、「書き込み自体は、確かに推理としてはよくできてる」として、内容通りの犯行の可能性があるのではないかとしたのだ。もっとも、2ちゃんの書き込みは、遺体発見後まもなくから報じられていた、体の半分側だけに多くの刺し傷がある、などのネット上の情報を元にした単なる推理に過ぎない可能性も否定できないのだ。2人くんの家族は、2015年8月14日夜には寝屋川署に行方不明届を出しており、ツイッターなどでは、それ以降に写真付きで一緒にいた2人の情報提供が呼びかけられている。被害者が殺害された少女に特徴が似ているとの指摘も出ており、書き込み主も、こうした情報を元に推理した可能性があるかもしれない。実際、同じIDによる2015年8月16日の書き込みでは、事件についての推理がいくつか書き込まれていたが、これが真の殺人犯が書き込んだとすれば、許せないことだ!1988年に起きた幼児殺害事件の犯人(2008年ごろ死刑執行)と同じように死刑にすべきだ・・・(井森隆)