天外魔境2で初舞台を踏み、一躍にして人気を博す。
後に主演を張る。
ゲームそのものよりも、キャラクターの人気が先行したゲームは、これ以前にもありましたが、カブキ団十郎はそれらのキャラクターの中でも、一頭を抜きん出た存在感を世間に知らしめました。
キャラクターの造形もさることながら、声を当てた山口勝平の怪演も、その強烈な印象をプレーヤーに与えるのに重大な役割を果たしたのです。
彼ら声優のゲーム業界進出によって、ゲームキャラクターは決定的市民権を得るに至りました。
天外魔境シリーズの成功によって、PCエンジンCDロム2の普及も進み、キャラクター先行の潮流はゲーム制作における主流となり、それは今もなお日本におけるゲーム制作の根幹を成す最重要要素となっているのです。
しかし、天外魔境2に関して言えば、登場キャラクターの魅力によってのみゲームが支えられているのではなく、抜群に計算され尽くされたゲームシステムが天外2を天外2たらしめているのです(ゲームの難易度は極めて高いですが)。
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