今回のリース公子で、シノン騎士団の古参組が勢揃いした事になります。
お目付役のウォードを除けば、若武者揃いの何とも勇ましいいでたちじゃ~ないですか。
初陣マップは、そんな彼らを率いて、野盗化したナルヴィアの逃亡兵と戦う事になります。
しかし、このゲーム・・・、序盤から難しいのなんのって、
ほとんど、初心者に対する配慮がされていないんじゃないだろうか? と、思わず疑いたくなります。
武器の射程とか、反撃の条件とか、騎馬のHPとか、装備の耐久力とか、スキルとか、ベンハーが異様に固いとか、イゼルナがすぐに死んじゃうとか、シロックの命中率が実質30%とか、「死闘」で返り討ちに遭うとか、騎馬の「再移動」が何故か出来ないとか、アデルとレオンの命中率の振幅が大きすぎるとか、
「も~訳が分らんッ!!」ッてなる人も多いかと思います。
「ティアリングサーガ」の経験者も、このベルウィックサーガの複雑さと、異常な難易度に一度は泣かされるでしょう。
しかし、ベルサガの魅力は、そうした複雑なシステムの一端を理解したその先にあるんです。
一つ一つ極限まで吟味し尽くされたゲーム的要素は、芸術的戦略性の可能性を多くのゲームファンに知らしめるはずです。
例えば、4章任務の「援護撤退」や、5章任務の「城砦防衛」といったマップに見られる、次第に押されていく戦況を如何にしのいでいくか? といったシチュエーションは、ベルサガのシステムを理解していない人には、ただ辛いだけでしょうが、コツをつかんだ人にとっては、何とも言えない楽しさがあります。
でも、どんなにシステムを理解しても、場数を踏んでいても、ベルサガ特有の偶然性の要素は、如何なるプレーヤーにも、安穏たる進軍を許さないんですね~。
完璧な先読みが出来ないからこそ、柔軟な戦略が求められるのであり、それこそが戦略的シミュレーションゲームの真髄を体現しているとも言えるんです。
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