《7/22読了 新潮文庫 2010年刊(2007年に新潮社から刊行された単行本を文庫化) 【日本のエッセイ】 かつら・ぶんちん》
とにかくおもしろくて、明るくて、精力的で、頭がよくて、実は結構ものの見方がピリッと厳しかったりして、
なんて素敵なおじさん。
こういう人とつきあったら毎日楽しいだろうなあ。
…夢想はさておき。
昨年、桂文珍全国独演会ツアーに行きまして、
これがもう、大袈裟じゃなく終始笑いっぱなし。
スピード感と安定感を兼ね備えるという驚異的なその高座で、
わたくし、笑い疲れてヘトヘトになるという貴重な経験をいたしました。
十数年前に読んだ大学での講義録「落語的学問のすすめ」は、
その高座のようなライブ感・疾走感がビシビシ伝わり、
パッと目が覚めるおもしろさ。
一方、自身の手で書かれているこの本は、
慎重で的確かつ巧みな言葉選び、話の焦点の鮮やかさ、キラキラした好奇心、思考の足腰の強さなどが際立ち、
読んでると胸の奥からフツフツと何か(例えば活力)が湧いて来るような楽しさと刺激が味わえます。
とにかくおもしろくて、明るくて、精力的で、頭がよくて、実は結構ものの見方がピリッと厳しかったりして、
なんて素敵なおじさん。
こういう人とつきあったら毎日楽しいだろうなあ。
…夢想はさておき。
昨年、桂文珍全国独演会ツアーに行きまして、
これがもう、大袈裟じゃなく終始笑いっぱなし。
スピード感と安定感を兼ね備えるという驚異的なその高座で、
わたくし、笑い疲れてヘトヘトになるという貴重な経験をいたしました。
十数年前に読んだ大学での講義録「落語的学問のすすめ」は、
その高座のようなライブ感・疾走感がビシビシ伝わり、
パッと目が覚めるおもしろさ。
一方、自身の手で書かれているこの本は、
慎重で的確かつ巧みな言葉選び、話の焦点の鮮やかさ、キラキラした好奇心、思考の足腰の強さなどが際立ち、
読んでると胸の奥からフツフツと何か(例えば活力)が湧いて来るような楽しさと刺激が味わえます。