快読日記

日々の読書記録

「松岡正剛の書棚-松丸本舗の挑戦」松岡正剛

2012年09月20日 | 総記・書評・人生訓・哲学・宗教など
《9/20読了 中央公論新社 2010年刊 【総記 書評】 まつおか・せいごう(1944~)》

最低2度は読める本。
まず次から次へと千本ノックのように飛んでくる本の紹介記事を読んだら、
始めに戻って5万冊の書棚(の、ほんの一部)を読む。



これは2009年秋に松岡正剛が丸善とコラボした企画「松丸本舗」の書棚で、その65坪のマップを眺めるだけでもうっとりです。
エリア毎にキーとなる本があって、そこからぼよよんとテーマが広がっていく配置。
書店というより、個人の書棚みたいなこのレイアウトには引きつけられます。
一度行ってみたい。
本に対する押しコメントも殺し文句ぞろいでやられっぱなしです。
読書欲増進剤みたいな本。
こういう本を読むと、自分はまだ本を読んだことがないんじゃないか、って気分になります。
読める間にもっとガッツンガッツン読みたいなあ、という。

そういえば去年、美輪明宏「毛皮のマリー」の開演前のロビーで松岡正剛を見たんです。
なんか、生活感のない、重量感のない、霞を食って生きてるみたいな雰囲気がありました。
(松岡正剛に対する勝手なイメージでそう見えただけなんですが)
で、そのとき一緒にいた友達に「何してる人?」と聞かれたんだけど、うまく答えられなかった。
作家じゃないし、評論家じゃないし、書評家? 思想家? ん~。どれも違う気がする。
こういう人、他に思いつかないです。

→「多読術」松岡正剛


→「松丸本舗でブックハンティング」(私が知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる)

/「松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦」松岡正剛
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