うちの親父はドラゴンボールが嫌いらしい

日本のみならず、海外でも人気があるドラゴンボール。

未だにゲームソフトは出るし、今年は春に映画もやったし、アニマックスじゃ毎年放送するくらい需要があるわけですが、うちの親父はドラゴンボールが嫌いらしいのです。

うちの親父が漫画に対し、興味もないとか知らないとかならわかりますが、明確に嫌いと言うのは非常に珍しく他に聞いたことがないんですよね。

それで、なぜ嫌いなのか尋ねてみたんですね。

父「だいたいキリがない。次から次へと強い敵が出てきて、それじゃピッコロとかなんだったんだ？ってなるじゃないか。あとな･･･」

俺「ん？」

父「大体人間が空飛べるわけないだろ！」

俺「そこかよ！？」

たしかに次から次へと○○よりヤバイ敵が～というインフレ展開は諸刃の剣でもあるんですよね。
最初からボスが決まっていてその過程で強敵を倒して最後にそのボスを･･･というのならそういうインフレも感じず、単に成長という感じで見られるのですが、たしかにドラゴンボールなどは世界の命運がみたいな展開を三、四度繰り返し、しかも前シリーズのボスですら次シリーズの敵からすれば虫ケラくらいのレベルになってしまうからそういう風に見えてしまうのかもしれませんね。

普通のバトルものだったら前のボスよりちょっと強いとかたまにやや弱いとかあるけど、ドラゴンボールはどんどん強くなっていきますからね。

しかし、そんな親父でも聖闘士星矢は気にならない様子で、むしろフェニックス一輝がお気に入りだったようでした。
そういえば聖闘士星矢は最初に青銅、白銀、黄金と強さのランクが決まっていて、例外として神は強いけど、人間だったら黄金聖闘士以上の敵ってほとんどいなかったんですよね。
海闘士の七将軍はカノンとソレントが強いくらいで、冥闘士もせいぜい黄金と互角か相性によっては黄金に勝てるのもいるというくらいで。
星矢たちの聖衣はどんどん強くなるけど星矢たちは安定して黄金級の力を発揮できるわけじゃないので、ある意味インフレが少なかった作品な気がしますね。

そういえば、昔友達にゴーマニズム宣言というのを借りたんですよ。
そこでも小林よしのりさんが強さのインフレがあるやつは～みたいなこと書いていた記憶がありますね。

少年時代はインフレバトル最高！とかでも年取るとなんじゃこりゃ？って感じになるのかもしれない。