同級生が描いた漫画

アジアカップ優勝から長友のインテル移籍などホットな話題が続いているサッカー界。

僕は小学生の頃からサッカーが好きでその頃はサッカー漫画を描いていました。

すると、同じクラスに同じようにサッカー漫画を描いている人がいまして、その繋がりで友人になり、よく遊ぶようになりました。

しかし！彼の漫画は色々と凄まじい内容のものでした。

始まりのコマには万里の長城が描かれていて「ここは中国─」という説明から話が始まります。

へえ、中国が舞台のサッカー漫画か最初はどきどきわくわくしたものでしたね。

そして2ページ目から早速地区大会なるものが開催されます。

主人公のチームはタイガースなるなぜか迷彩服のようなユニフォームを来たチームと試合をすることに（中国なのにタイガース？というツッコミはこの際なしでｗ）

試合開始直後、タイガースからボールを奪った主人公チームは鮮やかなパスワークから主人公がマグナムシュートだかショットだかいうので先制点を奪います。

そして前半の攻防がざっと描かれて1対0のままハーフタイムになります。

するとタイガースのエースが「このままでは負ける･･･こうなったら俺たちのあの技を出すかしかない！」とパートナーとともに後半の巻き返しを図るような場面が入り、このまますんあり試合が終わらないことを予感させます。

そして後半開始のホイッスルとともに主人公チームがキックオフ。

すると･･･見開きで主人公がまたもマグナムシュートだかショットをぶちかまします。

読んでる側からすれば、タイガースのエースの含みある台詞からこのシュートが入らないんだろうなあと思いました。

ところがですよ･･･これがあっさりと決まってしまいます。

まあ、10歩譲ってこれはいいとしましょう。僕が驚いたのはその次のコマで「試合終了！」と描かれていたことです。

その時の気持ちを表しますと･･･

あ…ありのまま 今　起こった事を話すぜ！

『おれはタイガースのエースが必殺技を出して食い下がるのかと思ったら
主人公のシュート１本だけでいつのまにか後半が終わっていた』

な…　何を言ってるのか　わからねーと思うが
おれも何をされたのかわからなかった

頭がどうにかなりそうだった…

超スピード展開だとかダイジェストだとか
そんなチャチなもんじゃあ　断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

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当然ここはつっこまなければいけないですよね？

勿論聞きましたよ
俺「なあ、なんで後半キックオフしてシュート１本打って試合終了なんだよ？」
友「あ、ああ。あれは一応後半色々あって最後に主人公がシュートを打ってそれが決まって終わったってことなんだ」
俺「はあ？キックオフしてすぐにシュート打ってるようにしか見えないぞ！っていうか、あの技を出すしかない！とか言っておいて出てねえじゃん！！」
友「うーん、まああの技ってのはコンビプレイみたいな技だったと思ってくれ」

いやー、驚きましたね。
本人は場面を端折ったと言い張るんですが、結局その技は出したけど不発だったのか出せずじまいだったのか最後まで謎でした。

しかし、この漫画の恐るべき部分はこれだけじゃありませんでした。

最後に主人公のチームが優勝するんですけど、その主人公のシュートがゴールを突き破って空に舞い上がったところで、実況の吹き出しで「日本優勝ーーーーーーー！！」って出たんですよ。

え？舞台は中国で大会は国際大会じゃなくて地区大会だったよな？な、なんで日本優勝？？？



そして僕は大分たって気付きました

これはサッカー漫画ではなくギャグ漫画だったのだと！