十勝の活性化を考える会

     
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スーダンの内戦

2023-05-01 05:00:00 | 投稿

 

ニュースによると、“スーダンの内戦”が激しくなっている。スーダンは人口が約5千万人、面積が日本の約5倍でエジプトの下にあり、右側の国にマラソン選手のアベベがいたエチオピアがある。

アフリカのセネガルのダカールに勤めていた友人の支店もスーダンにあったが、治安が悪かったので早々と撤退したらしい。内戦の理由は、民族間の争いではなく、軍と民間組織の権力争いらしい。

内戦で多くの民間人が命を落としているので、日本は何と安全な国だと感じている。なお、世界地図を見るとスーダンとセネガルの距離は、日本とベトナムの距離と同じくらいであった。

スーダンでは、2004年6月3日の国連事務総長の公式見解によれば、1956年の独立以来、1972年から1983年の11年間を除く期間に200万人の死者、400万人の家を追われた者、60万人の難民が発生しているとされる 。

今回の内戦では、約60人の日本人が避難すべく自衛隊機が、ジプチへ救出に向かった。現地では戦闘激化により首都の空港の滑走路が使えない状態に陥っており、スーダンに近くの自衛隊の拠点があるジブチへ向かったのだ。海外で生命の危険にさらされている邦人を守り抜くことは、国家としての責務であろう。

スーダンの内戦を見ると、首都ハルツームの病院や施設が爆弾投下で次々と破壊されている。ロシアとウクライナとの戦争は、国同士の戦争だから納得できるが、同じ民族同士の内戦は納得できないのである。日本人同士が、ふたつに分かれて殺し合うことと同じで、全く考えられないのである。

「十勝の活性化を考える会」会員