希望とは、実現をのぞみ願うこと、また、その願いである。ウクライナ戦争で生き残った子どもたちには、希望が奪われている。病院のベッドに横たわるウクライナに住んでいる11歳のヤナさんも、ロシア軍の攻撃を受け両足を失い希望を失っているのである。
このように戦争は、子供たちの希望も奪っているので何とむごいことだろう。この戦争映像をユーチューブで見ていたが、あまりにむごいので途中で見るのをやめた。人間は高等動物であるが、何と愚かな動物であろう。世の中には、偶発的な事件や事故は枚挙にいとまがないが、戦争は計算しつくされたものであり偶発的なものではない。 岸洋子さんが歌った希望の歌の歌詞は、次のとおりである。
希望という名の あなたをたずねて
遠い国へと また汽車にのる
あなたは昔の 私の思い出
ふるさとの夢 はじめての恋
けれど私が おとなになった日に
だまってどこかへ 立ち去ったあなた
いつかあなたに またあうまでは
私の旅は 終りのない旅
希望という名の あなたをたずねて
今日もあてなく また汽車にのる
ヤナさんに、“希望”という言葉はないという。我々の希望とヤナさんの希望とは、まったく違うのである。ロシア軍のウクライナへの軍事侵攻のニュースを見ながら、ヤナさんにも希望を持って生きていってほしいと願っている。
「十勝の活性化を考える会」会員